良い1日が始まる予感!ホンダ ライフの魅力を徹底的に調査しました!
2015/11/14
ヒロメリー
1987年に到来したF1ブームの翌年、マクラーレンとタッグを組んだホンダエンジン搭載車は、その圧倒的な性能と共にF1界に現在でも輝く金字塔を打ち立てました。今回は、そのマクラーレン・ホンダに関する歴史やドライバー、マシンの紹介をまとめていこうと思います。
マクラーレン・ホンダとは、1988年に初めてF1コンストラクターであるマクラーレンチームと、エンジン供給元であるホンダがタッグを組んだチームの名前です。
マクラーレン・ホンダ(1988年)
圧倒的なエンジン戦闘力で、1988-1991年までの4年間を両タイトル獲得という華々しい成績を残した
ホンダエンジンのF1活動第2期に位置するこの年代は、マクラーレンチームにも、ホンダチームにも圧倒的な金字塔を打ち立てた時期となりました。
既に前年1987年にもホンダはウィリアムズとのタッグで両タイトルを獲得しましたが、その前年の戦績を上回る伝説をマクラーレン・ホンダは残していきます。
マクラーレン・ホンダの戦績を紹介する前に、まずはそのマシンをドライブしたドライバーの紹介をしようと思います。
圧倒的な戦績には、圧倒的なエンジン性能とマシン性能をドライブする実力のあるドライバーは当然つきものです。ドライバーの名前も、レジェンドドライバーと言われるビッグネームが名を連ねます。
アイルトン・セナ(ブラジル)
マクラーレン・ホンダの黄金期を支えた名ドライバー
まずは、マクラーレン・ホンダの黄金期を支えたと言っても過言では無いドライバーであるアイルトン・セナ選手。1988年、初のチャンピオン獲得から、1990年,1991年とチャンピオンを獲得し、通算で3度の世界選手権チャンピオンに輝きました。
アラン・プロスト(フランス)
1989年に3度目のF1世界選手権チャンピオンを決めたドライバー
次に、堅実な走りと速さを兼ね備え「プロフェッサー」の異名を取ったアラン・プロスト選手。通算で4度の世界選手権チャンピオン、歴代2位のF1通算勝利数51勝を誇る名ドライバーです。
ゲルハルト・ベルガー(オーストリア)
上記2人に対して勝利数は少ないが、マクラーレン・ホンダを駆って鈴鹿サーキットのコースレコードを10年も保持していたドライバー
最後に、オーストリア出身のゲルハルト・ベルガー選手。F1通算勝利数は10勝ですが、鈴鹿サーキットのコースレコードを10年も保持し続けた事や、F1レース外での活動でF1に貢献するなど、優れた人柄も併せ持つドライバーでした。
それでは、マクラーレン・ホンダのレース車を紹介してきます。
ここでは代表的なマシンを2台ピックアップし、その性能について紹介していきます。
マクラーレン・ホンダMP4/4
圧倒的な戦闘力で1988年シーズンを総なめにしたマシン
エンジン:Honda RA168E、80度V型6気筒ツインターボ
エンジン排気量:1,494cc
最大出力:685ps
最大回転数:12,300rpm
重量:146kg(車両重量は540kg)
マクラーレン・ホンダのタッグを組んで1年目のマシンであるMP4/4。ターボエンジン禁止となる1989年に対するマシン開発を行う他チームをよそに、1988年用へとしっかりマシンをセットアップし、圧倒的な性能差で年間16戦15勝の記録を打ち立てて両タイトルを獲得したマシンです。
マクラーレン・ホンダMP4/7
マクラーレンチームのシャシー開発と、ホンダのV12エンジンの重さによるトータルバランスが上手く合わず、ライバルチームに苦戦を強いられた
エンジン:Honda RA122E/B、水冷75度V型12気筒DOHC4バルブ
エンジン排気量:3,496cc
最大出力:784ps(774bhp)
最大回転数:14,400rpm
重量:154kg(車両重量は506kg)
1992年にマクラーレン・ホンダ、そしてホンダF1活動第2期最後となるシーズンのマシン。マクラーレンチームのシャシー開発の遅れによる空力バランスと、ホンダV12エンジンの重さでトータルバランスが噛み合わず、ライバルチームに苦戦を強いられました。
1992年モナコGP
レース終盤のアイルトン・セナ選手とナイジェル・マンセル選手の死闘は、伝説の名勝負として語り継がれている
しかし、この年のモナコGPは、伝説の名勝負と呼ばれるレース終盤のアイルトン・セナ選手の死闘、そしてアイルトン・セナ選手がモナコGP5勝目、また1992年のマクラーレン・ホンダにシーズン初勝利をもたらした印象深いマシンでもあります。
他にもマシン性能や歴史を紹介すると書ききれないので、下記にホンダの公式サイトを記載しておきます。
現在では、栃木県茂木市にあるサーキット「ツインリンクもてぎ」でマクラーレン・ホンダMP4/6のマシンが動態保存されています。下記の動画では、実際にエンジンを始動して走行テスト(デモラン)が行われている様子が分かります。
マクラーレン・ホンダMP4/6
このマクラーレン・ホンダのマシンをデモランさせて動作確認を行うイベントは不定期で開催されているため、訪れたときにこのイベントに出会えるとラッキーですね。
いかがだったでしょうか?今回は車の紹介とは少し違いましたが、マクラーレン・ホンダのレース車についての紹介をしました。
2015年に復活したマクラーレン・ホンダのタッグ
今後の活躍に期待がかかる
今年には、再びマクラーレン・ホンダのタッグがF1界に復活しました。
復帰1年目という事で今シーズンはあまり活躍が出来なかったですが、来年からの活躍にも期待したいところですね。
今回の記事を通して、普段見かける車やバイクだけでなく、レーシングカーやフォーミュラーカーをはじめモータースポーツにも興味を持って頂ければ幸いに思います。
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