生産終了の現在も人気が衰えないホンダインテグラをまとめてみました

まずはホンダインテグラの歴史について紹介します。

ホンダインテグラは、1985年にクイントという車からのモデルチェンジで誕生した車です。
クイントで検索すれば分かるかと思いますが、クイントは５ドアハッチバック型の車でした。

しかしクイントは商業的に失敗してしまい、ホンダはスポーティーな面を押し出した乗用車としてこのインテグラをクイントからのモデルチェンジとして発売しました。スポーティーなイメージとして、当時の車としては珍しい「全車DOHC搭載」という徹底ぶり、そしてほぼ同年代に誕生した「ハチロク」でお馴染みのトレノと同じリトラクタブルライトを採用しました。

フルモデルチェンジがされ、２代目インテグラがホンダから誕生しました。このモデルからクイントの名前が外れてインテグラの単独名となりました。
また、91年式の５速MT車は、現在の天皇陛下が皇居内の移動をする際に、プライベートの愛車として使用されています。

1993年に更にフルモデルチェンジがされ、３代目が誕生しました。初期型は４つ目のヘッドライトでしたが、国内では人気が振るわず後期型は２代目と同じ様な形状のヘッドライトに戻されました。インテグラでは唯一デュアルタイム4WDを搭載し、FF/4WDの駆動方式が選べました。

2001年にまたフルモデルチェンジがされ、４代目が誕生しました。
この型はインテグラでは最初で最後の３ナンバー車となり、また３ドアクーペタイプの車のみが発売されました。
しかし、2006年にクーペタイプの車種が市場で低迷している事が影響し、日本での生産は終了してしまいました。

今回は、タイプRの発売や一昔前の走り屋達の憧れの車の一つであった、ホンダインテグラについて紹介していきます。

まずは、ホンダインテグラの性能について紹介します。基本スペックについては2001年以降に発売された４代目のものを参照します。

エンジン:ホンダK型エンジン[K20A型]DOHC i-VTEC[吸気２,排気２]、水冷直列４気筒DOHC16バルブ
エンジン排気量:1,998cc
全長:4,385mm、全幅:1,725mm、全高:1,400mm(1,385mm)
最大出力:160ps/6,500rpm(220ps/8,000rpm)
最大トルク:19.5kgm/4,000rpm(21.0kgm/7,000rpm)
※()内はタイプRのスペック

タンク容量:50L
駆動方式:FF
トランスミッション:５速AT/５速MT/(６速MT)
車両重量:1,170kg-1,200kg(1,170-1,180kg)
燃費:14.4km/L(12.4km/L)
※()内はタイプRのスペック
※燃費計算は10/15モード

次に、ホンダインテグラの乗り心地について紹介します。

・セダン並に荷物が積めるのが嬉しい(タイプＲ)
・スポーツカーなのに実燃費が10km/Lに達する
・後部座席を倒せば自転車も積める
といった声が見られました。

・後方視界が悪い
・アクセルペダルがやや奥にあるため、踏みにくい
・高回転エンジンなので下が無い
といった声が見られました。

次は、ホンダインテグラの価格について紹介します。

残念ながらホンダインテグラは、2006年をもって生産を終了しているため、現在では中古車を探すしかほぼ方法はありません。

258,000円〜1,051,000円

といった価格相場になっていました。基本的に100万円近辺の値段の中古車はカスタム車が多かったです。

580,000円〜2,340,000円

といった価格相場になっていました。年式の異なる車種が多かったため価格帯の変動も大きい印象でした。お目当ての車種がある場合は注意深く探すことをおすすめします。

いかがでしたでしょうか。今回は、ホンダインテグラについて紹介しました。
初代からの変遷と20年に及ぶ歴史、走行性能などが分かったと思います。
特に最終型のタイプRは「世界最速のFF」と呼ばれたほどの高性能を誇った車です。

残念ながら車自体は生産終了してしまいましたが、中古車の在庫は多く存在しているので探してみることをおすすめします。また、安心のサポートなどが充実しているホンダの公式中古車販売店のホンダオートテラスに足を運んでみても良いでしょう。

今回の記事を参考に、ホンダインテグラの中古車の購入を一考して頂ければ幸いです！