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元祖スリーター!今でも大人気、ホンダジャイロXの実力に迫ります!

ホンダジャイロXといえば、その抜群の安定性から雪の降る地域では配達には欠かせないバイクです。ビジネスバイクとして名高いホンダジャイロXですが、3輪の運転の面白さはぜひ味わってもらいたいところです。30年以上にわたって愛され続けるその実力に迫りました!

誰もが一度は目にしたことのあるホンダジャイロX

ホンダ ジャイロX ベーシック

名前は知らなくとも、だれもが一度は見たことがあるであろうホンダジャイロX。
ジャイロという名前はGreat, Yours, Recreational, Originalの頭文字を取ったもので、「多目的に使える独特の乗り物」という意味なんだとか。

1982年から発売され、30年以上にわたってフルモデルチェンジされておらず、昔からあるおなじみのデザインとして認識されています。

ホンダ ジャイロキャノピー ルーフ付

ジャイロシリーズでルーフが標準装備となっているジャイロキャノピー。

こちらのルーフがついているものの方がなじみがあるかもしれません。
種類としては原動機付自転車になるホンダジャイロX、酒屋や米屋の配達にも多く使われています。

今回はこのホンダジャイロXについて詳しく見ていきましょう!

ホンダジャイロXの性能

まずはホンダジャイロXの性能について見ていきましょう!

ホンダジャイロX

ヤクルトの販売でも使われています。

ホンダジャイロXは1982年10月の発売以来、1983年、1989年、2008年の3回のモデルチェンジを経て現在のものとなっています。

原型となったホンダストリームよりも不整地や積雪路での踏破性を重視し、車体前後に広いデッキが作られ、積載量についてもより使いやすいものとなりました。

グレードはスタンダードとベーシックの2種類あります。
下の写真がスタンダードですが、こちらには前面シールド(風防)とリアキャリアが装備されていますね。(1枚目の写真と比べてみてください)


フロントキャリアに5kg、リアキャリア(装備車のみ)に10kg、インナーボックス(オプション)に1.5kgまで、また総合計で16.5kgまで荷物を載せることができます。

ホンダジャイロX スタンダード

2008年3月のモデルチェンジでは、近年の環境基準強化もあり、よりクリーンな水冷4ストローク単気筒・4バルブSOHCエンジンに変更、リアタイヤが6インチから8インチへ大型化、アルミホイール、チューブレスタイヤなどの変更がされました。


リアタイヤの変更によって走行の安定性がさらに向上しました。
またエンジンの変更によって、振動が少なく排気音も控えめになったため、2サイクルエンジンの頃より乗り心地が良くなっています。

そんなホンダジャイロXの燃費は、
公式サイト値で59.0km/Lとなっています。
一方、実燃費は30km/L前後との声が多いです。

かなりの開きがありますが、スリーターとしてはなかなかいい燃費でしょう。

ホンダ ジャイロX カスタム

こんな風にカスタムするとどんな道でも走れそうですね!

それでは実際のユーザーの声を聞いてみましょう。

・シートがフカフカで疲れない
・カーブでは3輪故の独特の安定性がある
・積載量については原付最高
・インジェクション式のエンジンの始動性は完璧

・冬場でもグリップヒーターがあるので快適
・ハンドブレーキが付いており、ハンドル下のレバーを引くことで車体が自立するので便利
・ナイトハルト機構でコーナリングがおもしろい

やはり目立つのは積載量のすごさを称する声でしょうか。
他には三輪独特の運転がおもしろいという声もあり、単なるビジネスユースのバイクという枠には収まらないようです。
また、登録すればミニカーとして乗れる点も魅力的です。

デメリットとしてはスピードが出ないという声が多くありましたが、全体的に見ればそれを補って余りあるといった様子で、総じて評価は高いようです。

ホンダジャイロXの乗り心地やデザインはどう?

次はホンダジャイロXの乗り心地やデザインについて見ていきます。
まずはデザインですが、ホンダジャイロシリーズはいくつかの種類があります。

ホンダジャイロUP

総合計30kgまでと積載量が大幅に増えた、ビジネス用途を前提としたものです。

ホンダ ジャイロジョイ

「取りまわしやパーキングが楽な軽量・コンパクト」をコンセプトとしているホンダジャイロジョイ。
ターゲットが女性ということでホンダジャイロXよりもかわいらしいデザインとなっています。

ホンダジャイロXのデザインや乗り心地について、ユーザーの声を聞いてみましょう。

デザインについてはやはりその昔ながらのデザインがいいという声が。
原型であるストリームのデザインも人気があるそうです。
もともとオフロード用のバイクとして出していたので、カスタムするとその重量感がいいですね。

そしてその乗り心地はどうでしょうか?

「ホンダジャイロXの乗り心地は優しく楽しいです。Vマチック機構とナイトハルト機構により、3輪スリーターの安定性とバイクの持つ軽快な操縦性を兼ね備えています。」

との声がありました。
ビジネスユースでは広く使われていますが、個人で購入するのは走りが面白いから、3輪に乗ってみたいからという理由が多いです。

個人での購入はカスタムすることを前提の人も多く、もともとのデザインや性能をいかに自分好みにするかというのもその楽しみの一つのようです。
乗り心地もカスタムによりだいぶ違ってくるようですので、ホンダジャイロXの購入を機にカスタムデビューというのも面白いかもしれませんね!

ホンダジャイロXの値段

それでは最後にホンダジャイロXの値段を見てみましょう!
新車価格と中古価格とを合わせて紹介します。

ホンダジャイロX

ホンダジャイロX
新車価格・・・ベーシック368,280円(税込み)
        スタンダード389,880円(税込み)
いずれも小売り希望価格


中古価格・・・約10万~30万円

新車で買うと他の原付バイクよりはだいぶ高くついてしまうようです。

ホンダジャイロXはビジネスユースが前提となっているので、その耐久性が求められるからでしょう。
実際、走行距離などから見てもかなりタフな作りになっています。
また、他に三輪のバイクがないということも原因の1つなのではないでしょうか。

ホンダジャイロXは配達以外でも大活躍!

ホンダジャイロX

いかがでしたか?

ジャイロXに聞き覚えのない方も、親近感がわいてきたのではないでしょうか?
いろんなものの宅配がありますので、今まで気づかなかったジャイロXが外を歩いていると目に入ってくるかもしれません。

ホンダジャイロXは業務用が主な販売となりますので価格は高めですが、その珍しさや走行性などからユーザーの満足度が高いバイクとなっています。
たくさんの荷物を積んでゆっくりしっかり走ることができますので、女性の方の買い物や、普段の通勤にも便利なのではないでしょうか。

もちろん、買ってレストアしたりカスタムしたりとホンダジャイロXはバイク好きの方だけでなく車好きの方も楽しめます。

次のバイクは二輪車だけでなく三輪車も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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