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加飾パネルなどを装備したトゥアレグハイブリッドのエントリー

2014年の北京モーターショー14ではハイブリッドトゥアレグ2014年モデルがワールドプレミア。現行型のデビューから4年を経て、初の大幅改良が施されたハイブリッドトゥアレグで、内外装の変更や安全面の充実などが図られた。オンロード向きで走行性抜群で有る。

ハイブリッドトゥアレグとはどんな車?

トゥアレグは2002年、フォルクスワーゲンブランドの最上級SUVとして誕生。
ポルシェのカイエンと兄弟車である。2010年のジュネーブモーターショー10では、

現行の2世代目モデルが登場。 2代目は環境性能の向上が図られている。従来のV8エンジンに代えて、フォルクスワーゲンでは初となる、ハイブリッドトゥアレグが投入された。

大型SUV「トゥアレグ」の2015年マイナーチェンジモデル。ラインナップとグレード名称を変更エントリーグレードの「V6」、レザーシートやウォールナット製の加飾パネルなどを装備した「V6アップグレードパッケージ」の2種類を設定

ハイブリッドトゥアレグは高速走行での燃費向上に役立つ「惰性走行」エコ技術も採用された。

これは、ドライバーがアクセルペダルを離した瞬間にエンジンとミッションの接続が断たれ、走行抵抗が減ったトゥアレグハイブリッドは、かなり長い間惰性で走行を続けることができるものだ。

ハイブリッドトゥアレグの内装がすごい

ハイブリッドトゥアレグの装備面では、8インチの大型ディスプレイや60GBの大容量HDDを採用した新開発のRNS850(HDD ナビゲーションシステム)と、周辺状況をうつしだすアラウンドビューカメラ「Area View」

ハイブリッドトゥアレグはメーターも基本的なレイアウトは、他のモデルと同一ながら、指針一つとっても作り込みの精巧さが、一線を画しています。

ハイブリッドトゥアレグの現行モデルでは、大型フルカラー液晶マルチファンクションインジケーターにとって代わり、4連のアナログ式となりました。

最高峰車両だけのことはありハイブリッドトゥアレグはスイッチ一つとっても“専用品”が装備されています。ぶ厚いドアを開けると、上質な本革シートの香りが漂います。ダッシュボードやセンターコンソールには、丹念に磨きこまれたウッドパネルが貼られ、上質ながら、スポーティな空間は至福そのもの。

ハイブリッドトゥアレグのエクステリアは、より筋肉質になったメリハリのあるボディサーフェスをもつことでスポーティさを強調。インテリアにかんしては、レザー調パネルに、クロームやアルミニウムが奢られたトリムを融合させ、優雅な仕上がりになっている。

トゥアレグハイブリッドは、V6スーパーチャージャー付3リッターガソリンエンジンとモーターが組み合わされている。

トゥアレグハイブリッドエンジンの出力は「245kW(333ps)」、トルクが「440Nm(44.9kg・m)」、モーターの容量は「38kW」だ。バッテリーは「ニッケル水素バッテリー」を、スペアタイヤが収まっていたリアラゲッジスペース下の空間へ搭載している。

ハイブリッドトゥアレグはガソリン車と比べて?

V6 TSIエンジンは作動を停止するだけでなく、駆動抵抗を減らすためにハイブリッドトゥアレグモジュール内のクラッチを作動させ、8速ATとの接続を断つ。さらにハイブリッドトゥアレグには「アイドリングストップ」も組み込まれている。

ハイブリッドトゥアレグの回生ブレーキはブレーキング中に電気モーターが発電機として働き、クルマの慣性エネルギーを電力に換えてニッケル水素電池に蓄える。

ハイブリッドトゥアレグの燃費性能

トゥアレグハイブリッドの燃費は「12.2km/L」。EV走行・アイドリングストップ・惰性走行といったエコ技術と、V6 TSIエンジンにより、同じV6 3リッターと比較して最大で25%、平均して17%程度の燃費向上になるという。

その一方で、0-100km/h加速が「6.5秒」、最高速は「240km/h」を達成している。

ハイブリッドトゥアレグの組み合わされているミッションは「8速AT」。これは既存のミッションからの転用だ

ハイブリッドトゥアレグの安全装置

ハイブリッドトゥアレグ全てのグレードに、ドライバー疲労検知システム「Fatigue Detection System」を装備し、ステアリング操作などをクルマ側が監視。

ハイブリッドトゥアレグフロント アシスト プラス

ハイブリッドトゥアレグは「フロント アシスト プラス」を装備。このシステムは、低速から高速まで先行する車両の速度をレーダー波でキャッチ。あらゆる速度域にて、追突を回避、軽減するものです。同社「up!」にも装備されている時速30㌔未満で追突を回避、軽減する機構も装備。

ハイブリッドトゥアレグニーエアバッグ(運転席)、サイドエアバッグ(後席)をふくむ9エアバッグがV6、ハイブリッドトゥアレグともに標準で装備されている。

ハイブリッドトゥアレグの様々なアシスト機能

ハイブリッドトゥアレグには、アダプティブ(車間距離自動制御)クルーズコントロール「ACC」、フロントモニタリング(先行車衝突危険警告)システム「Front Assist」、レーンキープアシスト(車線逸脱警告)システム、「Lane Assist」、レーンチェンジアシスト(車線変更時後方車両接近警告)システム「Side Assist」など最先端の運転支援機能が設定される。

全長:4,800mm
全幅:1,945mm
全高:1,740mm
ホイールベース:2,905mm

トゥアレグ ハイブリッドは、そこまで本格的なラフロード走行性能ではなく、エコ性能を重視。比較的軽量で、フォルクスワーゲン車おなじみのフルタイム4輪駆動システム「4MOTION」を採用した。

このモデルは、3Lエンジンとモーターを組み合わせたパラレル式のハイブリッドシステムにより、V8モデルと同等の走行性能を確保しながら、JC08モード燃費は13.5km/Lを実現した。

ハイブリッドトゥアレグのホイールベースがリアシートの快適性を大幅に向上させた。そのほか、安全装備を追加しながらも車両重量が大幅に軽減(V6モデルで70kg減)されている。

ハイブリッドトゥアレグのお値段

ハイブリッドトゥアレグの価格は、898万円、トゥアレグV6が623万円。また、両グレードともにエコカー減税対象となり、ハイブリッドトゥアレグモデルで約48万円(100パーセント)、V6 FSIモデルで約17万円(50パーセント)の減税となっている。

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