ホンダ・NシリーズN-WGNの実燃費と詳細をまとめてみました。
2015/11/12
neko.shinohara
フェローと言えばダイハツ初の軽乗用車で、当時の軽自動車の中では上質感もあり評価も高かったとか。今では生産が終了してしまったフェローですが、その燃費はどのようなものなのでしょうか?実燃費と合わせて紹介していきたいと思います!
初代・ダイハツフェロー
角型のヘッドライトは日本で初採用だったそうです。
ダイハツフェローは1966年から発売された、ダイハツでは初となる軽乗用車です。
当時の軽自動車は排気量が360ccでしたが、その中では強い23馬力エンジンだったそうです。
その箱型のルックスは上質感があり、乗り心地も良かったのでと評価は高かったといえるでしょう。
今では旧車の区分に入る自動車ですが、1980年まで長年生産販売されていました。
そんなフェロー(スタンダート)の当時の価格は32万円です。
当時、大卒初任給の平均が2万4000円ほどだったそうなので、現在の値段に換算すると300万ほどでしょうか。
ちなみに、1970年にフルモデルチェンジしたフェローマックスは39.8万円です。
初代フェローはホンダのN360から主役の座を奪うことができませんでしたが、フェローマックスは最大出力40馬力のエンジンを積んでおり、軽自動車のパワー競争に勝利しました。
フェロー
それでは本題に入ります。
・・・と言いたいところですが、当時は燃費という考えが広まっておらず、公式にも燃費は発表されていないようです。
もちろん当時も燃費向上は課題だったと思いますが、現在のように燃費のテストなどは厳しく行われていなかったのでしょう。
ただ、当時の軽自動車は今より軽いこともあり、その燃費性能は当時からよかったようです。
分からないのは残念ですが、次で実燃費を詳しく見ていきたいと思います。
さて、ここから実燃費を見ていきましょう!
旧車とはいえども今でもオークションや中古販売では売買されているようなので、
ぜひ参考にしてください!
ダイハツフェロー バギー
1970年に100台限定で発売されたそうです。
所有者の方によると・・・
平均燃費は14.09km/L
という声がありました。
当時の軽自動車の燃費は大体平均すると15~20km/Lということなので、フェローもその例に違わずなかなか燃費はいいようです。
フェロー 内装
フェローの燃費、実燃費を見てきましたが、その評価はどのようになっているでしょうか?
フェローマックス
燃費に関しては、
「運転してみてとても扱いやすい車だと思いました。また、燃費もいいです。」
との声が。
旧車は燃費を気にするものではないという言葉があるそうですが、軽自動車に関しては燃費も期待できそうですね!
「古いクルマですがレトロな雰囲気で今見るととても可愛いですね。今にはない雰囲気を持っていて、昔の良さみたいなものを感じます。フォルムや、デザイン、ボディサイズなど可愛い要素が多いと思います。」
と、旧車ならではのデザインに惹かれる方も。
一方、走行性能では
「360ccなので、走りは期待出来ませんでした。坂道がとっても苦手でしたね。」
との声も。
やはり排気量によるパワー不足は否めないようです。
フェローマックスの方は馬力があるので大丈夫かもしれません。
見てみると、軽自動車の燃費の良さは今も昔も変わらないようですね。
しかし、やはり今の軽自動車に比べると少し燃費性能はよくないようです。
もっと燃費性能をよくするためにできることはあるのでしょうか?
次は燃費向上のためにできることを見ていきましょう!
ダイハツフェロー
旧車は自分でメンテナンスしたり部品を取り付けたりするのも楽しみですので、そういった面でもフェローの燃費をよくする方法もあるのでしょうか?
2つの面から燃費をよくするための方法を見ていきましょう!
1つ目は運転方法です。
フェローの燃費向上のために運転に関してできることは、今の軽自動車と変わらないといえるでしょう。
特に気を付けた方がいいことは、3つあります。
・発進時はアクセルをやさしく踏む
・暖機運転を欠かさない
・ストップ&ゴーを避ける
オイルが暖まってない状態での運転はエンジンを悪くしますので気を付けましょう。
最後に関しては町中では避けられないので、思い切って遠出するとき以外はほかの交通手段を使うというのも手かもしれません。
燃費をよくするというだけでなく、このように丁寧な運転することで車の寿命を伸ばすこともできそうですね。
フェローマックス カタログ
さて、フェローの燃費向上にあたって運転方法ともう1つ、忘れてはならないことがあります。
それは日常のメンテナンスを行うということです。
タイヤの空気圧やオイルの交換はもちろんのこと、エンジン内部も見てください。
エンジンなんか見れないよという方は、常日頃から状態を気にするよう心がけてください。
たとえば、いつもと違う音はしないのか、排気ガスが臭くなっていないか、燃費が悪くなっていないか・・・などです。
フェローには燃費計はついていないので、給油するときなどしっかりメモをとっておきましょう!
旧車を購入するということでメンテナンスをする覚悟の方も多いとは思いますが、
中古車販売店の店員さんなど、詳しい人にどんどん頼ってください!
ここまでダイハツフェローの燃費やその向上方法を見てきましたが、当時注目された軽自動車はどのようなものがあったのでしょうか?
全て実燃費表記ですが、フェローのライバル車の燃費がどれほどなのか見てみましょう!
ホンダN360
フェロー初代と同時期に発売された軽自動車です。
その価格のお手ごろさに人気がありました。
【実燃費】約14.31km/L
スバル360
スバルが1958年から販売した軽自動車で、「てんとう虫」の通称で親しまれました。
【実燃費】12.46km/L
いかがでしたか?
フェローのように何十年も前に発売された旧車といえども燃費がいいことが分かります。
ただ、今の軽自動車は当時のものよりも車体が重いので、それに加えて燃費も格段に向上していると考えると技術の発展は目覚ましいですね。
今から3、40年後の軽自動車界はどのようになっているのか、とても楽しみになってきます。
フェローも含め旧車購入検討の際には、維持費や価格のほかに燃費もぜひ比較して検討材料として下さい!
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