憧れのブリティッシュスポーツ！MGBの気になる維持費を検証！

MGBは、イギリスのスポーツカーブランドである「MG」の主要車種の一つで、MGAの後継車種として開発されました。

モノコックボディ、軽快なハンドリング、信頼性、整備性の高さから人気を博し、19年間の長きに渡りシリーズ全体で52万台以上も製造・販売される大ヒットとなりました。

MGBはクラシックカーの中では、比較的維持管理が容易と言われていますが、やはり維持費は気になりますね。
それでは、MGBの維持費と維持費を抑える方法をご紹介します！

MGBの燃費ですが、車体のコンディションによりバラつきがあるようですね。
平均すると10~15㎞/L程度のようですが、状態の良い個体では20㎞/L近い個体もあるようです。

一般的にはMGBというと、1.8Lのエンジンに1tを切る車体ですから、ノーマルの状態の燃費はなかなか良いようです。
しかし、現存するエンジンの大半は、オーバーホールの課程で何かしらの改造・改良が施されている物が多く、個体差の幅が広く、維持費も一概には言えません。

また、希少ですが、3.5LのV型8気筒を搭載したMGB GT V8というモデルも存在します。
こちらは燃費、維持費の面では不利になります。

維持費に直結する燃費ですから、状態の良い個体に出会いたいですね。

MGBの維持費としてかかるのは、
・毎年5月に納める自動車税（39,500円）
・ガソリン代
・自動車保険
・オイルやタイヤ交換などのメンテナンス代
・点検や車検に関する費用
＊人によっては駐車場代（約3,000～50,000円）

このような一般的な費用の他に、経年劣化した部品（シールやボディ、フレームの腐食など）
の交換費用や、トラブルの際にレッカー車を呼んだり、やむなく出先で一泊するなど、単純に車を持つ費用の他にも維持費、管理費としての出費も増えていきそうです。

このように箇条書きにして並べてみると、維持費としてたくさんの出費がありそうですね。

また突然のトラブルなどでも心強いクラシックカー専門の自動車保険を利用している方も多いようです。
維持費をケチって大きなトラブルに巻き込まれては大変ですからね。賢く維持費を節約していきましょう！

MGBには構造上のウィーク・ポイントがいくつかあります。
あくまでも一般的なものですが、維持費やトラブルの回避に非常に重要ですので、ご紹介します。

・水回り、オイル漏れ、ブレーキ、電装系、幌の割れや曇り、ボディの錆、マフラーの腐食等については、一般の旧車と同等かそれ以下とされています。

・ミッションのオーバードライブ装置の作動スイッチの電気的故障（ミッションオイルの選定ミスの可能性も高いようです）

・比較的多くの部位にゴム製ブッシュが使用されていて、特にフロント・サスペンション部分は劣化が早く、ハンドリング性能に影響が出るよです。

・後期北米仕様モデル（日本国内に多い）では規制装置やキャブレーターが比較的複雑な構造を持ち、調整が難しいとされています。

適切にメンテナンスが施されてきた個体であれば現在でも維持管理は比較的容易にできると言われています。
維持費を抑えるためにも、ウィーク・ポイントを理解し、定期的なメンテナンスを心掛け大きなトラブルを少しでも避けていきたいですね。

さて、そんなMGBの維持費を抑える方法はあるのでしょうか？

先ほど述べたように、一般的な車の維持費+劣化部品、トラブル時の対応など、多少の余裕がなければ維持していくのは難しいかもしれません。

それでも、少しでも維持費を抑えていきたいですね。そのためのポイントをいくつかご紹介します。

・出来るだけノーマルに近い個体を探す。
・車体価格だけでなく、なるべく程度の良い個体を探す。
・MGB特有のウィーク・ポイントを理解する。
・クラシックカー保険等、自分の乗り方に合った保険にする。

これらのポイントを押さえることで、賢くMGBの維持費を抑えることができると思います！

いかがでしたか？

MGBの維持費についてまとめてみました。
クラシックカーを購入する際は、維持費がどれくらいかかるのかは重要なポイントだと思います！

何かとトラブルの多いクラシックカーですが、賢く維持費を節約し、憧れの車に長く乗り続けてください！
維持費の面でMGBの購入を悩んでいる方は是非参考にしてみてください！