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未来のコンセプトカー 『メルセデスベンツF015』

ラスベガスで1月に開催されたショー「2015 International CES」では、メルセデスベンツが「F 015 Luxury in Motion」を発表した。自動運転車として紹介され、近い将来、人間が車を運転することがなくなる未来を想像させるものであった。

メルセデス・ベンツF015

馬車をイメージして作られ、燃料電池と走行用バッテリーのプラグインハイブリッド車である。バッテリーのみでは200km、燃料電池とでは1100kmの走行を実現した。

内装は、ラグジュアリーをイメージし、4隅には大きな26インチホイール、室内空間を最大にするゆっくりくつろげるようゆったりとしたシートを採用。ドアに窓はなく、ドアに大きく配置されたタッチスクリーンを操作してクルマの目的地を設定が可能となった。ステアリングホイールもあり、自ら運転することも可能だという。

出典:http://nge.jp

ハンドルやペダルはもちろん備えられているが、他にも音声コントロール 視線コントロール ジェスチャーコントロールシステムも備わっている。インフォメーション部にはアナログメータ類は取り付けられておらず、スマートフォンなどと同じように使用する機能によってディスプレイ全体のデザインが変わるシステムになっている。

メルセデス・ベンツは、2013年の時点で、ドイツ・マンハイムからプフォルツハイムまでの郊外や市街地を含む、全長約100kmのコースの自動運転実験に成功している。3Dデジタルマップやステレオカメラ、レーダーセンサーなど市販レベルのパーツを用いて、信号、路面、交通標識、他の車両、歩行者を車両そのものが認識して、ドライバーがハンドルから手を放しても安全に運転を行える技術をすでに手にしている。

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