シトロエン　2CVはとても古い車だけど、燃費はどれぐらいですか？

シトロエン　2CVの燃費についてご紹介する前に、2CVという車についてちょっとおさらいしておきましょう。

２CVは1948年生まれで1990年の生産終了まで大きなモデルチェンジが無いことでも有名な車です。
シトロエン2CVは空冷水平対向2気筒OHVのガソリンエンジンを搭載し、排気量は9馬力の375cc～29馬力の602cc、4速ミッションのFF車です。

シトロエン　2CVの価格を見ておきましょうか。

1990年に販売終了しているので、中古車のみの販売なのかと思いきや、フランスの車屋さんがシトロエンから残ったパーツを買い占めて、今でも受注生産しているようです。

お値段は日本円にしてなんと340万円！

2CVは販売当初は「国民車」だったのに今ではすっかり「高級車」です。

さぁ、シトロエン　2CVの燃費について見ていきましょう。

ここでシトロエン　2CVのカタログに載っている燃費をお知らせしたかったのですが、残念ながら記載がありません。

実燃費に期待しましょう。

シトロエン　2CVは古い車なので、燃費が公開されていませんでした。
でも、大事なのは実燃費ですよね。

シトロエン　2CVの実燃費をオーナーの方からのデータを元に算出してみましょう。

【シトロエン２CVの実燃費】
1.40～24.70 km/L （平均　13.78 km/L）

シトロエン　2CVはとてもシンプルな構造をしていますし、大きさの割に車重がとても軽量です。
そのおかげで、60年近く前に設計されたものとは思えないほど燃費が良いです。

しかも、この数字未だ現役で走っている2CVのもの、ちょっと驚きました。

実燃費がなかなかの数字だったシトロエン　2CV。とても人気が高い車で、愛好家も大勢いらっしゃいます。
ここでは、そんなオーナーの方からのシトロエン　2CVへの燃費評価を伺ってみました。

「早い「自転車」に乗っている気分になる。」

「長いホイールベースのおかげで直進安定性も素晴らしい」

「100km/hで巡航できるので充分実用になる」

シトロエン　2CVの走行性能への評価です。
「早い「自転車」」というコメントが印象的です。でも、これ褒めてるんですよ。
悪い評価を見つけるのが難しいほどです。

「単なるゴムのハンモックシートの割には、乗り心地が良い。」

「１００ｋｍ巡航可能で、コーナーリングもヒョコヒョコとかわします。」

シトロエン　2CVの乗り心地への評価もなかなかのモノです。

「ハイオクだが、リッター10ｋｍは走ってくれる。」

「エコカー並みです。とても早く走ります。燃費も　驚くほど良いのです。」

そして、2CVの燃費への評価も良く、皆さん満足しておられる様子です。

シトロエン　2CVの実燃費の数字を見ると、かなり幅がありましたね。
これは、道路状況や運転の仕方によって、大きく影響を受けるということです。

ここでは、シトロエン　2CVをもっと低燃費にする運転方法をご紹介します。

車は低速ギアを使っている間が一番ガソリンを消費します。
なので、低速ギアをなるべく使わない方が燃費が伸びるということです。

具体的には、信号待ちからの発信や高速道路のランプウェイではやや強めに加速して、目標の速度までできるだけ短時間に到達するようにすればガソリンを節約できます。

車はエンジンブレーキを使うと一時的にガソリンの供給をストップします。
なので、ブレーキペダルだけで減速するのではなく、エンジンブレーキも併用して減速することで、ガソリンの節約になるのです。

車の維持費で一番コストが高いのは「事故」です。
燃費走行も良いのですが、安全を最優先にすることが一番の節約になります。

シトロエン　2CVと同時代には様々なライバル車が走っていました。
その中でも日本でも馴染みのある2車種をライバル車として、その燃費をご紹介しましょう。

【フォルクスワーゲン　ビートルの燃費】
残念ながら燃費は非公開

【フォルクスワーゲン　ビートルの実燃費】
7.02 km/L～ 14.69 km/L （平均10.03 km/L）

【フィアット500の燃費】
残念ながら燃費は非公開

【フィアット500の実燃費】
12.22km/L～14.82km/L（13.68 km/L）

いかがでしたか？

シトロエン　2CVやビートル、フィアット500はともに往年のヨーロッパの名車ですが、日本でも特に人気の高い車です。それぞれ未だに現役で走っていて、今回の実燃費の算出に当たってはここ半年ほどのデータを元に算出しています。

独特の雰囲気と世界観を持っている古き良き時代の車、なかなか良いですね。

皆さんも、お気に入りの一台をぜひ見つけてみてくださいね。