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コンパクト・ミッドシップ!フィアットX1/9の魅力と中古車価格

イタリアのデザイナーである、マルチェロ・ガンディーがデザインしたニフィアットX1/9。旧車とは思えない斬新なデザインは今も色褪せない。そんなフィアットX1/9の魅力を大解剖してみました。現在の中古車なども併せてご紹介します。

魅惑のデザイン!フィアットX1/9とは

フィアットX1/9

まずフィアットX1/9について、どういった車なのかをご紹介します。

フィアットX1/9は、イタリアのフィアットが、1972年から78年にかけて生産したミドシップ2人乗りスポーツカーで、量産ミッドシップスポーツカーのパイオニア的存在。
フィアットX1/9という車名は、二つに分解することができる。X1はフィアットの新世代の新車開発計画を意味し、9はその9番目を表している。コンパクトで走りが楽しいスポーツカーということがフィアットX1/9のコンセプトだった。
カロッツェリア・ベルトーネのマルチェロ・ガンディーニが、フィアットX1/9のスタイリングを手掛けた。

発売時のフィアットX1/9の価格

●1300日本仕様1974 価格:189万円
●1300日本仕様1977(51年排ガス対策車) 価格:236.7万円
●1500日本仕様1979  価格:239.7万円/スタンダード  価格:253.7万円/デラックス
●ベルトーネ X1/9 1983~1987  価格:299.8万円

マルチェロ・ガンディーニって?

イタリアのデザイナー。主に自動車をデザインしている。
カロッツェリア・ベルトーネの元チーフデザイナーで、スーパーカー・ブームで有名になったランボルギーニ・カウンタックやWRCで大活躍したランチア・ストラトスなど多数のヒット作を持つデザイナーである。またスポーツカーだけでなく、いくつかの優れたファミリーカーや、トラック、バスなど商用車も手掛けており、構造など技術知識に長けたデザイナーとして知られる。現在もフリーランスとして多方面でその才能を発揮している。
ガンディーニのデザインには、リアホイールアーチ上部を斜めにカットしたものが多く見られ特徴となっている。
自動車以外にもオフィス家具や小型ヘリコプターなどのデザインも手がける。

出典:https://ja.wikipedia.org

フィアットX1/9の燃費

X1/9の燃費は、8.19 km/L~13.42 km/L   
平均で9.52 km/Lということでした。

X1/9の中古車価格を比較

それでは、気になるX1/9の現在の中古車価格を見てみましょう。

フィアットX1/9 正規輸入車の価格

フィアットX1/9 正規輸入車

本体価格248.0万円 支払総額267.6万円
年式1978(S53) 走行距離6.1万km 車検整備別

フィアットX1/9  1.5の価格

フィアットX1/9  1.5

本体価格248万円
年式1982(S57) 走行距離6.4万km 車検整備無

フィアットX1/9

フィアットX1/9

本体価格(消費税込)250万円
年式(初度登録)1981年 走行1.1万Km 排気1500cc  車検なし

フィアットX1/9の価格

フィアットX1/9

本体価格(消費税込)268万円
年式(初度登録)1976年 走行1.1万Km 排気1300cc 車検なし

フィアットX1/9 ダラーラ仕様 ブリスターフェンダー

X1/9 ダラーラ仕様 ブリスターフェンダー

車両価格:298.0万円(消費税込み)
年式:昭和63年(1988年) 走行距離:不明

フィアットX1/9の評価

フィアットX1/9の価格をみてきましたが、実際の運転性能や実用性などの評価もきになるところですね。
そんな評価を見ていきましょう。

フィアットX1/9

通常、ミッド・シップ・レイアウトのクルマのハンドリングは、過敏なものになりがちだ。
 いったん、リアがブレークすると、あっという間にスピンに陥る傾向になりやすい。
 ところが、フィアットX1/9 は、極めて、コントローラブルなのだ。
ペダルレイアウトも、非常に適切で、
 ヒール & トーも、極めて使いやすかった。
 試乗したフィアット X1/9 は、完全ノーマル状態。

出典:http://tabibito-j.blog.so-net.ne.jp

コーナリング性能はピカイチ。高速道は非常に楽(オーナーズマニュアルでは最高速度165km/h)で、全面投影面積が少ないのでロスなく走れます。

出典:http://minkara.carview.co.jp

この手の2シーターとしては大満足。フロントトランクにはビールケースを含め買い物荷物が余裕で入る。ベビーカーを入れたこともあります。リアトランクは熱がこもるので工具類しか入れていません。ドライバーの空間は身長の高い人176cm以上は窮屈に感じるでしょう。

出典:http://minkara.carview.co.jp

フィアットX1/9のライバル車とその価格

フィアットX1/9のライバル車ということで、設計のコンセプトが似ているポルシェ914をあげてみたいと思います。
それではポルシェ914の中古車価格を比較してみましょう。

ポルシェ914とフィアットX1/9

ポルシェとフォルクスワーゲンが共同で製造・販売していたスポーツカーで、フォルクスワーゲンのエンジンとドライブ・ユニットを、ミッドシップにマウントしたのが914である。ワーゲン・ポルシェというニックネームをもつ。タルガ・トップを外してオープン化できるところまで、 914 はX1/9 に似ている。

ポルシェ 914 2.0の価格

ポルシェ 914 2.0

本体価格348.0万円
年式1991(H3) 走行距離不明 車検2017(H29)年8月

ポルシェ 914  2.0の価格

ポルシェ 914  2.0

本体価格198.0万円
年式1976(S51) 走行距離不明 車検2016(H28)年6月

ポルシェ914 アンサーマフラー ウェーバーツインキャブの価格

ポルシェ914 アンサーマフラー ウェーバーツインキャブ

本体価格178万円 支払総額198万円
年式1973(S48) 走行距離11万km 車検整備無

ポルシェ 914 1.7 ツインキャブの価格

ポルシェ 914 1.7 ツインキャブ

本体価格228.0万円
年式1972(S47) 走行距離不明 車検2016(H28)年7月

ポルシェ 914 2.0 5MTの価格

ポルシェ 914 2.0 5MT

本体価格258.0万円
年式1971(S46) 走行距離不明 車検2016(H28)年4月

フィアットX1/9を検討した人の声

スタイリッシュなデザインが魅力のフィアットX1/9ですが、実際に旧車を購入する上で、どのような検討をしているのでしょう。
フィアットX1/9を検討した人の声を聞いてみましょう。

オーバーヒート、バッテリー上がり、ガス欠街中で突然の不動など、オーバーヒートは通年風物詩でして、トランクにはペットボトルの水がゴロゴロ、ガソリン以上に水分補給が必要でした。

いじってなんぼのクルマです。何十年も維持することを楽しみにするクルマです。

出典:http://minkara.carview.co.jp

ミッドシップらしいコーナリングフィール、旧イタ車ならではのプリミティブな快感!クルマはつくづく動力性能ではないと思える非日常的な音や操舵感とオープン時の爽快感。タルガなので風の巻き込みはほとんどなし、前トランクが広い、GT的なサスの味付けで乗り心地もよし、と実用性も意外とあります。

出典:http://minkara.carview.co.jp

圧倒的なパワー不足。峠はアクセル踏みっきりでも上らない上らない。あとはさまざまなパーツに寿命が来ています。25年前のクルマだから仕方ありませんが。

出典:http://minkara.carview.co.jp

クーラーなしでも暑ければ乗らなきゃヨシというオモチャ感覚で17年間所有しました。150km/h位まで普通に出ますし、回頭性がいい割に高速安定性も良く、遅いなりにバランスはいいクルマだと思います。なによりミッドシップのイタ車ながら気張らず(価格にしろ維持費にしろステイタス的な意味でも)乗れたところが良かった!オールドフェラーリの世界感をお気楽なんちゃってで表現できた希有な存在でした。現在、復活の目処たたずですが、思い出も多く手離しがたい!

出典:http://minkara.carview.co.jp

フィアットX1/9の概要と評価、中古車価格などをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
外観のデザインに惹かれる方は多いと思いますが、旧車を検討する際の注意点などご参考にエンスー生活を目指してください。

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