記事ID3871のサムネイル画像

巨匠も評したユーノス500!当時の人気新型としての詳細とまとめ!

車好きの方なら聞いたことのある「ユーノス」、ユーノスのシリーズ当時の新型として人気が出たのがユーノス500、当時短期販売でしたが、現代でも新型と言っても過言ではないほどの車体のデザイン性を持つユーノス500をご紹介します。

当時、新型美形デザイン!!ユーノス500基本情報!

ユーノスと聞いて知っている方は知っているブランド、その中でも美しいといえるユーノス500をご紹介します。

ユーノス500は、マツダが、日本、香港特別行政区、オーストラリアの販売店ブランドユーノスで、1992~1995年に販売されていた4ドアサルーン(4ドア高級セダン)。欧州では別名Xedos 6として1999年まで販売。

1992年に新型としてユーノスブランドから販売されたユーノス500は、ユーノスの「10年基準」(10年たってもボディーの造り、ペイントの艶が衰えないことを目標としたブランド理念)から生まれました。

ユーノス500、当時新型としてのスペックは?

さて、1992年~1995年当時の新型として高級セダンとして販売されていたユーノス500。まずはそのスペックを調べて現在のマツダ車とスペックを比べてみます。

1992年新型「ユーノス500」

マツダ・ユーノス500

ユーノス500、1992年当時の新型としてのスペックは、

デザイン: 荒川健 氏
定員乗車数: 5人
ボディータイプ: 4ドアセダン
エンジン: 直列4気筒1,8L 、V型6気筒1,8L、2,0L
最高出力:85KW(115PS)/5.500rpm・103KW(140PS)/7.000rpm・ 118KW(160PS)/6.500rpm
最大トルク:157N.m(16.0kgf.m)/5.500rpm・ 157N.m(16.0kgf.m)/4.500rpm・179N.m(18.3kgf.m)/5.500rpm
変速機  :5MT・4AT
駆動方式: FF
全長     :4,545mm
全幅     :1,695mm
全高     :1,350mm
車両重量  :1160~1260㎏
最小回転半径:5,2m
燃費      :約1L/10~11km

対象比較、2015年8月現在、新型「マツダ、アクセラ15C」

マツダアクセラ15c

対象車として今の新型セダン1,5Lのマツダアクセラ15Cのスペックは

定員乗車数:5
ボディータイプ:4ドアセダン(ハッチバック)
エンジン:SKYACTIV-G 1.5 /水冷直列4気筒DOHC16バルブ
最高出力:82KW(111PS)/6,000rpm
最大トルク:144KW(14.7PS)/3,500rpm
変速機:6MT・6EC-AT
駆動方式:FF(2WD)・4WD
全長:4,580mm
全幅:1,795mm
全高:1,455mm
車両重量:1,260㎏
最小回転半径:5,3m
燃費      :約1L/20.6km

数字上ではこのような状態となり新旧の新型比較としては、排気量は違うものの、出力、トルク共に当時の新型であったユーノス500は現代の車に劣ることはないのがわかります。

あえて言うならば、時代とともに新型としての目的が変化し、燃費、環境に優しくなり排気を抑えて力は変わらないなど、デメリット部分を向上させたこと。現代の新型へ向ける先端技術は素晴らしいことがわかります。

ユーノス500の最大の特徴:魅力

ユーノス500のスペックは当時新型として他に劣らないことはわかりました。しかし、現代と比べると、燃費や環境に対する配慮、エコに対してはどうしても劣ってしまいます。
そんな中で現代でも当時の新型でなく現代の新型として通用する最大の特徴は何か?!

私独自の考えになりますが、現代と過去両方の時代に通じるユーノス500の最大の魅力は、
 
 「車体のデザイン性とフォルムの美しさ」

これに限ると思います。

小型クラスで最も美しいサルーン

なぜかと言うと、
まずは写真をみて現代に走っていても恥ずかしくない程の綺麗な曲線のフォルムデザイン性。

そしてそれを裏付ける、新型販売されていた当時
荒川健 氏をチ-フデザイナーとしてデザインされたユーノス500を見て、
自動車デザイン界最大の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ 氏(*1)が
「小型クラスでは世界で最も美しいサルーン」と評した、

と言われているほどの完成度だからです。

(*1)

ユーノス500、新型当時の価格!そして今、、

当時新型のユーノス500、1992年~1995年時の新車販売価格

当時新型のユーノス500、1992年~1995年時の新車販売価格はグレードの違いも出ますが、

約167万~276,5万円

と現代の新型セダンと同じくらいの価格となることがわかります。

新車はもうない!ならば中古車は?

先ほどから「当時」、と言っているように、現在マツダではユーノス500の復刻の新型は出していないため幻の車となりつつあります、そこで中古車の実態をさがしてみます。

いずれも1社にユーノス500は1台しか残っておらず、生産当時も新型として欧州を入れると7年という歳月で約24,000台と少ない台数なので本当に幻の車となりつつあるかもしれません。

ユーノス500まとめ:総括

ユーノス500を記事として書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
なぜ今ユーノス500を?とお思いの方も居ますでしょうが、私の家では昔ユーノス100に乗っており、その頃にユーノス500のCMを見て「シリーズが違うのに何でカッコイイんだ!」と思った記憶があったためです。そして大人になって改めてユーノス500を拝見しましたが、やはりカッコイイ気持ちは変わりませんでした。もう一つ加えると、「落ち着いたカッコ良さ」を感じました。

幻に近くなりつつあるユーノス500、いつの日かマツダさんが新型として出されることを祈りたいと思います。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が皆様の車選びの楽しさの一つになれたら幸いです。

おまけ:ユーノス500以外ユーノスシリーズ紹介

ユーノス100

マツダファミリア・アスティナと同型ベース
新型販売期間:1989~1994年

ユーノス300

マツダペルソナと同型ベース
新型販売期間:1989~1992年

ユーノス800

マツダ店と併売。ブランド廃止後はマツダミレーニア
新型販売期間1993~2003年(ユーノス、マツダ両ブランド合計)

ユーノスコスモ

新型販売期間:1990~1996年

ユーノス・ロードスター

ユーノス・ロードスター
新型販売期間:1989~1998年
その後
マツダ・ロードスターとして現在もモデルチェンジしながら販売(近年モデル2015年5月発売)

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ