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フォルクスワーゲン パサート新型 欧州カーオブザイヤー2015を獲得したその車とは?

欧州カーオブザイヤーは「欧州カーオブザイヤー2015」を、新型フォルクスワーゲン パサートにに与えることを発表した。2014年にフルモデルチェンジしたその車の何が評価されているのか。

新型フォルクスワーゲンパサート

新型フォルクスワーゲンパサート

欧州カーオブザイヤー2015を受賞し、2015年半ばに日本で発売されると見られている。

2014年7月にフルモデルチェンジし、8代目となった新型フォルクスワーゲン パサート。Dセグメントセダンの中でも大人気の車。そんな車が2015年3月2日ジュネーブモーターショー15に先駆けて「欧州カーオブザイヤー2015」を受賞することになった。パサートはこの新型が8代目となる。1973年のデビュー当初、4気筒エンジンは縦に置かれていた。その1年後に誕生した「ゴルフ」との兼ね合いで3代目は横置きになり、5代目でまた縦に戻したりと、その時々の社内事情に翻弄(ほんろう)されてきたが、6代目以降は横のまま。新型も横置きである。

 8代目として大きく変わったのは、全長をそのままに、ホイールベースを80mm延ばして前後のオーバーハングを切り詰め、直線的でシャープな感覚のスッキリしたデザインをもって、ドイツ車らしい精緻な工業製品をアピールしている点である。水平基調の横幅を広く採った造形は、ボディーを実際の寸法以上に大きく立派に見せることにも成功している。

ナビ一体型のメーターパネル

ナビ一体型のメーターパネル

メーター部分に液晶モニターを搭載し、ナビゲーションが可能に。

メーターに液晶モニターを搭載することで、標準的なメーターの表示以外にもナビゲーションの画面を表示することができる。近未来的な新しい体験のメーター。欧州ではこのようなメーターを採用される流れになりそうだ。

スペック

全部で10種類のエンジンが設定されており、自分の用途や好みに合わせて選べるようになっている。

ガソリン直噴ターボユニット「TSI」には、最高出力が125psと150psの2種類の1.4Lエンジンを設定。後者のエンジンには気筒休止システムを採用しており、4.9L/100km(約20.4km/L)というハイパワーながらのかなり高い燃費性能を実現している。また、最高出力が180ps、220ps、280psの高出力エンジンも用意されている。

ディーゼルユニットの「TDI」には、150ps、190ps、240psの3種類のエンジンを設定。最高出力240ps、最大トルク51.0kgmを発生する新開発の2Lツインターボエンジンは、最高速度 セダンで240km/h、ワゴンで238km/hを記録しながら、5.3L/100km(約18.9km/L)と抜群の燃費性能だ。

さらに、プラグインハイブリッド車も設定されている。パワーユニットは115kW(156ps)のTSIエンジンと80kW(109ps)のモーターを組み合わせたもので、システム全体では155kW(211ps)の最高出力を発生。また最大で50kmの距離を電力のみで走ることが可能。

価格

25875ユーロ (約338万円〜 ) 日本での発売は2015年半ばになるとの見込み。

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