車上荒らしの対策していますか?車上荒らしは対策しない車を狙います
2016/01/07
si171011
あなたの大切な愛車、防犯対策は万全でしょうか。人は誰しも自分だけは被害に遭わないと思いがちで、防犯対策はついつい後回しにしてしまいます。しかし車上荒らしは誰でも被害に遭う可能性のあるものです。そんな車上荒らしの手口と対策についてご紹介します。
車上荒らしについてどのぐらいご存じでしょうか。
現在の車は防犯対策のためセキュリティ機能が向上していますが、窃盗グループはそのようなセキュリティ機器を日々研究しており、時間と共に対策を取られてしまいます。
たしかに近年は、車上荒らしの発生件数自体は減少傾向にありますが、それでも件数だけでみると9万件以上と膨大な件数となっていますので、決して油断できるものではありません。
そこで今回は、車上荒らしの手口とその対策を紹介します。
車上荒らしの被害が多い主な車種はプリウス、ヴォクシー、ワゴンR、ウィッシュ、エスティマです。人気車種などは需要と供給の関係でターゲットにされやすいようです。これらの車種に乗っている人はもちろん車上荒らし対策をすべきですが、一方で高級車も狙われることが多いようですし、車種によって対策しなくてもいいなんてことはありません。
金になるなら何でも盗まれてしまいます。
高価なパーツがついていないからといって、油断できません。
車上荒らしによる実際の被害品は、車内にあるカーナビやオーディオなどのパーツやカバン、財布などの金品、車外だと外装部品、果てはタイヤ・ホイールなども盗難にあうことが多く、お金になりそうな物は根こそぎ持っていかれてしまいます。そのためしっかりと対策をして、少しでも狙われないようにしましょう。
統計上、車上荒らしは主に深夜から早朝にかけた時間帯に発生しています。これはつまり、人目に付きやすい日中の時間を避け、人通りの少ない深夜帯に犯行に及んでいることが予想できます。
車上荒らしの多くが自宅での被害となっており、その中でも特に屋外駐車場の場合がほとんどの割合を占めています。これは深夜以降駐車していることが多いことに加え、財布やカバンなど、金銭価値の高いものを放置していることが多いためです。
また、照明や防犯カメラなどの設備がなく、壁や看板など視界を遮るものの多い駐車場は狙われやすいようです。
カラスを割れば容易に侵入されてしまいます。
車上荒らしの主な手口は、車のガラスを割って開錠されるというものです。以前は鍵穴に特殊な工具を差し込んで開錠するピッキングや、とにかく無理やり壊して開けるなどという手口も多くみられましたが、近年は車の防犯性能向上などにより、これらの方法は減少してきています。
これは車上荒らしの極端な例ですが、所有者が車に乗り込むところを見計らって同乗してきて、金品を脅し取られることもあります。ここまでくると強盗ですが、人気のない駐車場所を使用するリスクは大きいということですね。
車上荒らしについてご理解いただけたでしょうか。
ここからは車上荒らしへの対策を見ていきます。基本的には手口に対する逆説的な方法が有効と言えそうです。
車上荒らしは外出者の少ない深夜帯、人目に付きにくい場所が狙われやすくなります。そのため対策としては人目につくところに駐車することが効果的です。これは同時に強盗の被害にあう可能性も下げてくれます。自宅でしたらセンサーライトや防犯カメラを設置するのも良い対策でしょう。
イモビライザーの普及により車両そのものの盗難は減りましたが、金品やパーツの盗難は依然としてあります。パーツの盗難対策は限界がありますが、財布やカバンなど、金品を車内に置かないだけでもターゲットの優先順位を下げられますし、最悪被害にあっても最小の被害に限定することができます。また、カバーをしてあるだけでも中の様子が見えにくくなりますので、効果が期待できます。
意外と多いのがカギのつけっぱなしや閉め忘れによる被害です。対策としては単純ですが、短時間でも車を離れるときは、必ず窓と鍵を閉めるようにしましょう。
きちんと対策しているガードの固い車はターゲット候補から外されやすいと考えられるため、しっかり対策をして車上荒らしに遭いかねない状況を作らないようにするのが大切です。
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