車検の期限迫っていませんか?知っていますか?車検の期限の見方!
2016/03/12
ゴンタ
車やバイクの車検をディーラーや整備工場にお任せすることも多いですよね。今回はその車検の項目についてまとめてみました。車検で点検される項目を車とバイクの両方でピックアップ。そもそも車検って何?という基本から、各項目を紹介していきます!
まずは車検の基本について簡単に紹介します!
車の車検
車検場での様子
日本の法律では道路を走る車は2年に1回車検を受けることを義務付けています。
(新車購入時は3年に1回となり、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります)
車検を受けていない車を運転していると『無車検車運行』となり、罰則の対象となります。
車検に合格するためには、車の点検・整備と、自賠責保険に加入する必要があります。
車検の時点で法律で定められた「保安基準」に適合しているかどうかを検査します。この際に不適合と判断されると、新しい車検証は発行されません。
まずは車の車検項目についてまとめてみました。かなり細かくチェックされるところもあります。
車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるかの確認を行います。
自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないかの確認を行います。
多少のへこみは問題がありませんが、フレームに影響を及ぼすほどのへこみは不適合と判断されてしまうので注意しましょう。また、社外品のパーツなどは走行中にはずれないかなど厳しくチェックされるようです。
灯火類
ヘッドライトやストップライトなど
灯火類はいつの間にか電球が切れていたりすることもありますね。灯火類は安全にかかわる重要なパーツとして、厳しいチェックが入ります。無灯火はもちろん、レンズの表面にキズやひびがあり、中の明かりが漏れてしまう場合も不適合と判断されます。
ヘッドライトやスモールランプは青色などは不適合といったように色や明るさなど厳しい基準が設けられています。灯火類をカスタムしている方は気を付けましょう。
前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認を行います。
横滑り量とは、ホイール・アライメントに関わる項目になります。調整が行われていないとタイヤの減りが偏ったり、直進安定性に支障をきたします。
前輪、後輪、及び駐車ブレーキの制動力の確認を行います。
ブレーキオイルの劣化や漏れがないかやブレーキ関係の部品が消耗していないかを事前に確認しておく必要があります。
実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認を行います。
実際の速度とメーターが表示される速度に誤差が生じている場合があります。
この誤差が基準値内であるかの検査を行います。
ヘッドライトの光量、光軸が、基準値内であるかの確認を行います。
細かい基準があるので、カスタムしている方は注意が必要です。
また、レンズが曇っていたり水滴がある場合には、視認性が悪いということで不適合と判断されやすいので注意が必要です。
排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の確認を行います。
車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認を行います。
雪国の場合は融雪剤などで下回りが錆びやすくなっています。下回りが錆びて穴が開いていないかを事前にチェックを行いましょう。
陸運局の窓口
手続きカウンター
各検査員から項目ごとの合格を全てもらったら窓口で手続きを行います。
その場で新しい車検証の発行となります。
ここではバイクの車検項目と検査の流れを簡単に紹介していきます!
バイクの車検
車検場での様子
バイクの車検項目はほぼ車と同じになります。
前後のブレーキ検査、スピード検査、ウインカーの確認、ホーンが鳴るか確認、光軸検査をテスターで行い、各箇所のバイクの状態を検査、排ガス検査、ハンドルロックがかかるかを検査員が目視で行います。
あまりカスタムしていないバイクなら検査はすぐに終わるようです。
ユーザー車検
バイクのユーザー車検の様子
自分で車検場で手続きを行い、検査を受けることをユーザー車検と呼びます。
バイクユーザーにはこのユーザー車検を受ける方が多いようです。
費用も抑えられるメリットもありますが、車検を良い機会に自分のバイクへの理解を深める意味合いもあるようです。
車検で不適合と判断された場合はどうなるのか?不適合と判断されないためにはどうしたらいいのか?を簡単に紹介していきます!
車検場
一度に複数の車が検査できるようになっています。
検査項目の中で不適合が出ても、一通り検査を行います。その後、不適合項目を整備してからもう一度車検場に来るように言われます。
車検は事前に予約して行われるため、不適合項目が出てしまうと後日になるほか、検査手数料がさらに発生してしまいます。
予備検査場
陸運局の近くにあることが多いです。
車検場の近くには民間の検査場があります。こちらは車検場で行われる検査を有料でしてくれる業者です。費用はだいたい1,000~5,000円程度かかるようです。(検査内容、車種により変動します)
ただし、一般の方は利用できない場合もあるので、ユーザー車検の方は事前に確認を行ったほうが良さそうです。
再度、車検に出す時間がない方や不安な方は利用を考えてみてはいかがでしょう。
24ヶ月点検
24ヶ月点検記録簿
業者に車検を依頼すると大体実施してくれるのが、この24ヶ月点検になります。車検前に必ずしなくてはならないという物ではありませんが、この点検内容は車検項目を全て含んでいるので、車検をスムーズに進めるポイントになります。
ユーザー車検を考えているが、整備はできないという方は業者にこの点検を依頼すると良いでしょう。
今回は車検の項目についてまとめてみました。安全に走行するために様々なチェックが行われていますが、2年間問題なく走り続けられる保障ではありません。点検は定期的に行って、安全な運転を心がけましょう。
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