ホンダの個性的なコンパクトミニバン モビリオの最新中古車情報

中古車をいろいろ見ていく前にまずは、モビリオについてご説明させていただきます。
2001年にデビューしたモビリオの特徴として、ヨーロッパの路面電車のようなデザインと生活道具として使いこなしたいと考える顧客をターゲットにしており、全長約4mというコンパクトサイズでありながら、大人7人の乗車を可能にしたミニバンというところにあります。
数々の高評価を得ているフィットのプラットホームをベースに、低床型の2-3-2の3列シートの室内環境による乗り降りしやすさと居住性の良さを実現しました。

駆動方式はFFとリアルタイム4WDの2種類で、トランスミッションは無段変速CVTを基本にスポーティモードを備えたホンダ独自のものを採用しています。グレードは必要充分な装備でお買い得感の高い「A」に、両側イージードアクローザー等が備わる上級グレードの「W」など様々存在し、シートアレンジも多彩で、車本来の使い勝手として全く申し分のないコンパクトミニバンとして、モビリオは2008年まで生産されました。

ハイトールミニバンのスタイルが特徴なモビリオ。2004年のマイナーチェンジにより顔つきが変わり追加装備等も相まってより精悍な印象となりました。更にホンダの伝統であるVTECエンジンもラインナップに加わり、スポーティさを演出しています。

室内も低床化に合わせてダッシュボード等も低めに配置することにより、コンパクトカーにはないような開放感があります。インパネはセンターパネルにシフト含めた操作系統が集中レイアウトされています。運転席および助手席シートのサイズは比較的大きく、適度なホールド感もあり落ち着く室内を実現しています。

2列目シートは前席に近いサイズながらも前席よりもほんのわずかに高く、開放感があります。3列目シートもコンパクトカーとは思えぬほどの大きさと、シートバックとシートクッションが備わっています。
シートアレンジも 3列目の2列目下への床下収納を可能にしたりするなど、自由度が増しています。長尺物や背の高い荷物などの使い勝手に優れる。モビリオは素晴らしい車です。

走りのフィーリングは、VTECのパワフルな吹け上がりと相まって、ホンダらしいスポーティな味付けとなっています。俊敏なステアリング操作と引き締まった足まわりが、キビキビとした走りを実現しており、スポーティな印象を感じる事でしょう。
居住性と積載性の良さをありつつ、走りの良さを極めたモビリオを、ぜひ中古車でも確認してみてはいかがでしょうか。

ではモビリオの中古相場及び中古車情報を見てみましょう。新車時価格は156万円～216万円、2016年9月現在の中古相場は1万円～84万円となっております。
これだけの良さを兼ね備えつつ中古相場が低いのは、後継車種であるフリードの好調さに対する知名度の低さと、生産終了してから約10年という経年劣化が見られるからだと推測されます。逆を言えば、コンパクトミニバンのモビリオをより安く手に入れる条件がそろっているという事になります。中古状態も悪くないものも多いので、一度中古車ディーラーにて確かめてみてはいかがでしょうか。