トヨタの高級SUV・ハリアーハイブリッドが中古でも魅了するポイント

中古車をいろいろ見ていく前にまずは、ハリアーハイブリッドについてご説明します。
トヨタが手掛ける、高級車とSUVを掛け合わせたクロスオーバー車・ハリアーをより環境性能に特化したハイブリッドシステムを組み合わせた新たなSUVとして、2005年に派生モデルとしてハリアーハイブリッドが誕生しました。

初代では高出力V6・3.3Lガソリンエンジンと、高性能なモーターをフロント・リヤにそれぞれ搭載し、パワー・ステアリング・ブレーキをバランス良く最適に統合制御する最先端技術を採用することで、全ての馬力を合わせると272馬力という圧倒的な動力性能をもつだけでなく、クラス世界最高水準の低燃費17.8km/L（10・15モード走行時）を実現しました。

2014年には独立モデルではなく、グレード扱いとしてフルモデルチェンジを行ったハリアーハイブリッド。2.5L直列4気筒エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせてダウンサイジング化を図り、グレードは「グランド」に上質な内装を持った「エレガンス」、18インチアルミホイールを標準装備した「プレミアム」、そしてプリクラッシュセーフティシステム等を標準装備した「プレミアム アドバンスドパッケージ」を設定しました。

2代目ハリアーハイブリッド(3代目ハリアー)ではエクステリアを水平基調で流麗なスタイリングをそのままに、疾走感溢れる新しいデザインとなりました。
クーペのような伸びやかなボディラインにライトはほぼすべてLEDを全車標準装備し、ブレーキランプのラインまで意識するようなラインどりは中古車でも一段と魅了するものがあります。

エンジンは直列4気筒エンジンとダウンサイジング化を図り、152psとパワーダウンしながらも燃費性能はJC08モード燃費で21.4km/Lという驚くほど大幅に向上し、トルクが21kg・mと日常生活において快適にドライビングできるスペックを誇ります。

ただ中古のハイブリッドをお探しの際は、モーターや蓄電用バッテリー等の電気系統に注意しましょう。摩耗が激しかったり不良品であったりすると、燃費悪化や部品の寿命を縮める原因にもなります。
ガソリン車の中古車を探すよりも一層注意を払いながら中古の状態の良いハイブリッド車を探しましょう。

ハリアーハイブリッドのインテリアはハンドメイドのような本物感と気品さを漂わせながら、ゆったり感とスポーティさをも両立させた居住空間としました。
ファブリック（上級）＋合成皮革の上質感をも感じるシート表皮に、内装全体に吸遮音材の効果的に配置するなど、高級車のようなSUVに、中古車でも体感していただけると思います。

走行性能も、空力性能の向上やサスペンションの改良などにより、柔らかい乗り心地ながらも高い操縦安定性と上質な乗り心地を実現しました。
また安全装備には、パノラミックビューモニターやステアリング制御のレーンディパーチャーアラートなど、トヨタの中における先進技術をふんだんに取り入れた、高い安全性・利便性を実現しているのが、2代目ハリアーハイブリッドです。

ではハリアーハイブリッドの中古車に情報について見てみましょう。
2016年8月現在のトヨタ ハリアーハイブリッドの新車時価格は410万円～503万円、中古車相場は59万円～429万円となっております。
登場したての2代目は中古相場がほんのわずかしか下がっていませんが、初代のものなら中古価格もそれなりに下がりつつも、2代目に負けないエンジンスペックや使い勝手などを持ち、高級車の気品を未だ感じられる状態の良いものばかりですので非常にお勧めです。