大人から学生まで大人気の50ccバイク「エイプ」の中古紹介!
2016/03/07
たこのすけ
フェアレディZの中古車購入を検討している方に、フェアレディZとはどんな車なのかを理解していただきたいとおもいます。そして、フェアレディZの中古車相場と中古車購入時の注意点を抑えて頂き、自分と長く付き合える一台を見つけてください。
日本を代表するスポーツカー「フェアレディZ」。フェアレディZは、日産自動車が販売する本格スポーツカーです。フェアレディZがどんな車なのかという歴史に触れ、中古車市場における5代目Z33と6代目Z34の相場や中古車購入の際の注意点についてご説明していきます。
現行モデルのフェアレディZ「Z34」。
現行モデルのフェアレディZ34型。ブーメラン型ヘッドライトにワイドなボディで迫力のある走りを演出しています。
フェアレディZの中古車についてご紹介したいとおもいますが、その前にフェアレディZとはどんな車なのかをご紹介したいとおもいます。
1967年に本格スポーツカーの先駆けとなったトヨタ2000GTの誕生から約2年後、1969年に日産自動車からフェアレディZは誕生しました。フェアレディZは北米で爆発的なヒットを記録すると、日本でもスポーツカーとしての地位を確保することとなります。その後、日本のスポーツカーに「フェアレディZ」という名前は、なくてはならないものになっていきます。
1969年発表の初代フェアレディZ「S30型」
1969年に発表されたフェアレディZ「S30型」。日本にスポーツカーという地位を築き上げ、後のスポーツカーの先駆者ともいえる車です。
フェアレディZの中古車と言っても40年の歴史があり、Z34(現行モデル)で6代目になります。旧車と呼ばれるフェアレディZ「S30」や「Z432」になると、数百万円から数千万円になるものまで存在します。その他2代目の「S130」、3代目の「Z31」、4代目の「Z32」と変化を遂げていきます。そこで今回は5代目フェアレディZ33型といわれる「Z33」と6代目フェアレディZ34型といわれる「Z34」の中古車についてご紹介させていただきます。
フェアレディZ34ニスモとフェアレディZ33GTカー
奥に見えるのがZ33型のGTカー。手前がそのDNAを引き継いだZ34型ニスモ。
現在のフェアレディZの中古車市場は、5代目のZ33と6代目のZ34が主流になっています。Z34はまだまだ高いようですが、Z33は初期型だと安価なものも増えています。Z33、Z34の中古車の相場は現在どのくらいなのかを見ていきます。
フェアレディZ33は、2002年に先代から2年間のブランクを得て復活しました。その後、マイナーチェンジによる進化をしながら2008年まで販売されます。販売台数もそれなりにあったので、中古車市場ではグレード、カラー、MT、ATとそれなりに選べる数があるようですが、前期型と中・後期型ではエンジン型式が変更されています。前期型はVQ35DE型、中・後期型はVQ35HRとなっており、前期型の280馬力に対して中・後期型では313馬力まで引き上げられています。チューニングパーツはVQ35DE(前期型)の方が充実しているようです。
当時贅沢さの象徴なったフェアレディZの「Z32型」
バブル期に贅沢さを盛り込んで作られた4代目フェアレディZ32型。この型から2年間、「フェアレディZ」は息をひそめることになります。
気になるZ33の中古価格は初期型ATの30万円程から、最終型のMTの200万円程までと幅が広くなっています。また、フェアレディZ33バージョンニスモの程度のよいものだと300万円を超えるものもあるようです。同じ年式、グレードを選択した場合、6速MTの方が高めになるようです。グレードで価格が変わってきますが、ロードスターは、クーペタイプと比べると価格は若干高めとなっています。
フェアレディZ33後期型
最終マイナーチェンジにより、パワーが313馬力まで引き上げられ、ボンネットの形状が変更されました。
フェアレディZ34は、2008年から販売開始され、現在も現行モデルとして販売されています。2012年のマイナーチェンジでは、バンパーの形状が変更されLEDのデイライトが設定されました。Z34はZ33と比べると、全長のショート化によるコーナリング性能の向上と、全幅がワイド化されたことで安定性の向上がはかられました。
中古車相場はそれほど値落しておらず、初期型でも200万円を切っているものはほとんどありません。高年式になると300万円以上でまだまだ高値なのが現状です。フェアレディZ34ニスモになると更に高額で、高年式だと500万円を超えてしまいます。グレードによっても価格は変わってきますが、まだまだ数が少ないため中古車市場で自分が100%満足できるものを探すのは難しいかもしれません。納得のいく一台を見つけたら、早めの判断が必要になりそうです。
走るZ34のサイドビュー
フェアレディZ34の安定した走りとカッコよさがうかがえるサイドビュー。
フェアレディZ33型はデビューしてから14年、Z34でもデビューから8年が経過しており、故障する部分も多く見られます。フェアレディZの場合、部品の取り寄せはできますが部品代も高価なものも多くあるので、購入前に確認が必要です。
Z33、Z34とも全車パワーウィンドウとなっていますが、特にZ33はパワーウィンドウモーターの故障が多く見られます。「作動速度が遅い」「動きが鈍い」などの症状がみられる場合は、モーターが疑われます。モーターも2~3万円程かかります。作動することで確認できますので、購入前に何回か動かしてみる必要があります。
次にブレーキパッドを確認してください。ブレーキパッドは前後輪ノーマル1台分で3万5千円程、ブレンボだと6万5千円程かかりますので、どのくらい残っているのかを確認する必要があります。また、ブレンボの場合はブレーキ性能が高いのでブレーキディスク表面の状態も確認した方がよさそうです。ブレンボ用だと1枚4万円程とかなり高価になります。
フェアレディZ33に装着されているブレンボキャリパー
ホイールの間から見える金色のブレーキキャリパー「ブレンボ」。これだけで見る者を引きつけます。
インパネのメーターが交換されていると、正確な交換時期の走行距離が記録されていない場合は実走行距離が把握できません。また、3連メーターなどの部分に特殊塗料で塗装がほどこしてあり、塗膜が剥がれているものも多く見られます。直接走りに影響する部分ではありませんが、気になる方は確認したほうがよさそうです。
その他、ゴムホースやブッシュ類にも劣化が見られるものも多いので、必ず確認するようにしてください。その他、イグニッションコイルの不具合やタイミングベルト、電気系統も気になる部分です。しかし、フェアレディZ33,34ともエンジンが大きいため、なかなか細部までの確認は難しくもあります。その際は販売店に修理歴や交換歴、整備の実施記録などを確認する必要もあります。また、販売店での保証期間及び保障範囲、走行距離についても確認することで、購入後も安心して乗れることが重要です。
Z33前期型のエンジンルーム
エンジンルームは、エンジンと補器類で隙間があまりありません。
フェアレディZを購入する際、最も気になるのが前オーナーの使用方法です。スポーツカーの場合、街乗りなど一般的な乗り方をしている場合と、サーキット走行などによるコーナリングやブレーキングなど激しく荷重移動が繰り返されるスポーツ走行をしていた可能性も考えられます。
フェアレディZ33、Z34ともボディ剛性は非常に強く、中古車でもよれやガタの少ない程度のよいものは多くあります。しかし中にはサーキット走行を中心にしていたものもあります。Z34はそれほど市場に出回っていませんが、Z33の場合は数も多いのでそういった使用方法をされていたものも少なくありません。その確認方法として、フロア下裏側にあるトンネルステイと呼ばれる部品部分を見て、潰れていなければほぼ問題ありませんが、潰れている場合は車高を下げていた可能性やスポーツ走行をしていた可能性が出てきます。
Z34ニスモの迫力満点のリアビュー
これだけレーシーな姿だと、サーキット走行も十分に考えられます。
フェアレディZ33はデビューから14年、フェアレディZ34でもデビューから8年が経過し、中古車市場での数もずいぶんと増えて来ました。燃費はカタログ値でZ33が9.6㎞、Z34が9.8㎞とこのサイズのスポーツカーとしては優秀な数値をたたき出しています。そんなフェアレディZには、国産スポーツカーとしての魅力が十分にあります。このZ33とZ34は2シーターでフロントミッド型、大排気量のスポーツカーであり、高速走行やワインディング走行などはフェアレディZを楽しむ一つの場となります。
峠道の上り坂も下から湧き上がってくるような太いトルクとパワーでグイグイ登っていき、坂道のストレスもほとんど感じません。高速安定性も高く、そのフォルムから空気抵抗も低減され、素晴らしい安定感をもたらしてくれます。
中古車であっても魅力は色あせることなく、見る者を引きつけます。乗るほどに魅力を感じ、楽しさが見えてきます。快適かつ性能を発揮させながら乗っていくためにも定期的なメンテナンスを実施し、楽しさを満喫しながら長くお付き合いしてください。
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