ホンダの大ヒットコンパクトカー・フィットが中古車でも魅了する理由

中古車の情報や中古のフィットを探す前に、まずはホンダ・フィットがどういうクルマか知っておく必要があります。
ホンダが考える新しい価値として誕生したのが、2001年デビューの5ドアコンパクトのフィットであり、その価値とは、スペース効率に優れたプラットフォームと個性的なボディデザインをベースに、広い室内空間と多彩なシートアレンジ、そして世界最高水準の低燃費と爽快な走りなど、今後のホンダ車における新基準を提案したクルマでもあります。

その後人気車となり、コンパクトカーの代表的存在の一種になったのち、2007年には2代目にモデルチェンジしたフィットは、5ナンバーサイズいっぱいのワイドでロングホイールベースとしながらも、フロントピラーを前方に配置するなど細かい部分においてコンパクトカーとしての扱いやすさを追求しました。
使いやすさや乗りやすさも持つフィットですが、ラインナップにスポーツタイプ「RS」を揃えたのもあり、老若男女問わず慕われているクルマの一台として、ホンダ・フィットがあります。

2013年に現行車である3代目へと進化したフィット。中古車市場では特に3代目フィットのハイブリッド仕様が圧倒的人気を誇ります。
それはさておき、3代目フィットのエクステリアはよりダイナミックに進化しつつも、コンパクトカーとしての利便性を追求しました。

フィットに搭載される1.3リッターは非常にパワフルで、軽量なボディをも相まって、Dレンジをセレクトして走り出すと、静かながらも力強く進んでくれます。
しかもガソリンエンジン仕様ながらアイドリングストップ機構も搭載しているのも相まって、JC08モードの燃費が約26km/Lという圧倒的な燃費性能を実現しています。

室内環境も上質に仕上げた3代目フィット。
特にリアシートはホイールベースの拡大により足元空間が広くなり、前後のシート間隔が先代と比べ80mmも増し、大人4名が乗車しても、後部座席に乗る人の足元の余裕があるほどに開放的に仕上げています。

3代目のフィットの走りはボディ剛性そしてサスペンションの入念なセッティングにより、走行安定性を向上させました。
先代のフィットにあった乗り心地の多少の粗さが抑えられ、安定感が増している。グレードやエンジンスペックによってタイヤサイズが異なるのもありますが、コンパクトカーの中では優れた部類に入るフィットです。

ではそんなフィットの中古車情報を見てみましょう。
ホンダ・フィットの新車時価格は112万円～225万円、中古相場は10万円～270万円となっております。
標準グレードは非常にお求めやすいのですが、スポーツグレード「RS」やハイブリッド仕様はフィットの中古車の中でも圧倒的な人気を誇りますので、やや高めの中古相場となっております。