イタリアンコンパクトカー、フィアット・500は燃費もコンパクト？

乗るだけでイタリアにいるように感じてしまうフィアット・500。
燃費を紹介する前に、まずはフィアット・500がどのような車なのかご紹介したいと思います。

フィアット・500はイタリアの自動車メーカーであるフィアットが製造・販売していた自動車です。これらとは別に500をイタリア語読みしたチンクェチェントというモデルもありますが、別の車種です。

フィアット・500の初代モデルは1936年に発表され、1955年まで製造されました。
当初は激安価格での販売することが計画されていましたが、高度なメカニズムを詰め込んだことで、当初予定の倍近い販売価格となってしまいました。

それでも従来の車に比べると大幅に安かったことから、当時イタリアでは「国民車」として大成功を収めることとなりました。戦時中に生産が中断された時期がありましたが、後継車種の500Bにマイナーチェンジされるまでの約12年間で約12万2千台が生産されました。

1957年には2代目モデルのフィアット・500が発売開始。
2代目モデルは20年間という長期に渡り生産された4人乗りの小型自動車でした。

フィアット・500という車名ではありますが、初代フィアット・500の直接的な後継モデルではなく、異なるコンセプトにより新しく設計された同クラスの別系統車種でした。

2007年には3代目となるフィアット・500が発売開始となりました。
デザインは一新され、排気量も大幅に変更された新型モデルですがエクステリアデザインは2代目モデルのフィアット・500がモチーフとなっています。

フィアット・500の新車価格は179～279万円です。（3代目フィアット・500の価格）

それではフィアット・500の燃費についてみていきたいと思います。

それでは本題のフィアット・500の燃費を見ていきたいと思います。
最初にご紹介するのはフィアット・500のカタログ燃費です。

フィアット・500のカタログ燃費はJC08モードで19.4～26.6km/L。10・15モードでは13.8～22km/Lでした。
フィアット・500はイタリア車ですが燃費性能はかなり良いですね。
国産の同クラスの車種と比べても遜色がないのではないでしょうか。

次はフィアット・500に乗られている方の標準実燃費をご紹介いたします。
カタログ燃費ではなかなかの燃費性能だったフィアット・500ですが実燃費はどのような値になっているのでしょうか？

フィアット・500の標準実燃費は以下のようになっています。

レギュラー：15.38 km/L
ハイオク：15.60 km/L
軽油：18.99 km/L

カタログ燃費に比べると燃費がやや悪いですが、それでもなかなかの燃費性能です。
海外車とは思えませんね。

では次にフィアット・500オーナーによる燃費評価をご紹介いたします。
オーナーの方々はフィアット・500の燃費をどのように評価するのでしょうか。

フィアット・500に乗っている方も燃費には満足されているようですね。
イタリア車らしいキュートなエクステリアで運転しやすく燃費も良い。フィアット・500が長く人々に愛されるのも納得です。

それでは最後にフィアット・500のライバルと考えられる車と燃費を比較してみたいと思います。

JC08モード燃費：21.7km/L
10・15モード燃費：13.5～17.6km/L

10・15モード燃費：9.8～12.4km/L

JC08モード燃費：12.1～19km/L
10・15モード燃費：12.3km/L

フィアット・500はライバル車種と比較しても燃費性能の良さが際立っています。
ルックスが気に入ったら迷わず買いの車ですね。