ホンダのハイブリッドカー・インサイトの中古車とその魅力とは？

中古車をいろいろ見ていく前に、まずはホンダ・インサイトがどういうものか、ご紹介させていただきます。
1999年に、ホンダが生んだハイブリッドカーとして、インサイトが生まれました。初代インサイトの特徴は、環境性能とスポーツ性能を両立するため、5ナンバーサイズのボディながらも、2シーターレイアウトのクーペタイプでした。Cd（空気抵抗係数）は乗用車でもかなり低い0・25を達成し、燃費は何と35km/L(※5MT車)を達成しました。

後輪をボディパネルで覆うとして、独創的なデザインのクーペであった初代インサイト。2009年に2代目インサイトが登場し、リアバックドアをもったコンパクトセダンボディに生まれ変わりましたが、軽量・小型なハイブリッドシステムを、コンパクトな5ナンバーサイズのボディに搭載した点は従来と変わらないところもありました。

コンパクトセダン車の2代目インサイト。セダン車ながらも、流線形な初代に負けない世界トップクラスのCD値（空気抗力係数）0.28を達成しました。
エンジンユニットも、2代目からは新開発のハイブリッドシステムとして、1.3L i-VTECエンジンとIMA（インテグレーテッド・モーター・アシスト）を組み合わせ、燃費性能はJC08モード走行で26.0km/L、10・15モード走行で30km/Lを達成しました。

トランスミッションはCVTのみとなり、スムーズな加速性能と燃費の向上を実現しています。
パッと見た感じではコンパクトセダンですが、よく見てみると、空力を意識したであろうスラントしたノーズやリアの高く持ち上がったシルエットは、どこか初代のようなスポーティーさをも感じるかもしれません。
中古車をいろいろ見ていく時も、外観の細かなところを見ていくと中古状態の良いインサイトを見分けられると思います。

中古のインサイトを探す際においても、内装は特に重要です。
普段使いに全く困らない内装やガソリン仕様のセダン車と同じような基調としていますが、マルチインフォメーション・ディスプレイ搭載により、ドライバーがリアルタイムに燃料消費状況を確認出来る点は、さすがハイブリッドカーと言えます。

インサイトの走りは、けっこうキビキビした軽快な走行性能。
しかし一度慣れると、ハイブリッドを感じさせないほど自然に走れる点がインサイトの魅力です。
しかしその中にも、モーター発進ならではの急加速感の感覚は、ハイブリッドカーならではとも言えます。
中古車では使い古された感が否めないですが、中古のインサイトでも体感していただけると思います。

2011年にマイナーチェンジを遂げたインサイト。環境性能・走行性能・スタイル全てが進化していく中で、特別仕様車も出ています。
1.5L車のインサイト エクスクルーシブといい、標準のインサイトの優れた性能に加え、プレミアム感を加えたフロントバンパーやシャークフィンアンテナの専用設計のエクステリアに、黒木目調パネルと高輝度シルバーパネルを組み合わせた上質なインテリアとしました。

上質な内装の他にも、パドルシフトの標準装備や、吸音材・遮音材を追加して静粛性を高めたほか、標準グレードにはない豪華なインサイトとなっています。
中古車市場でも人気で、オプション等の追加費用をお得に出来る点が魅力的です。

ではそなインサイトの中古車情報を見てみましょう。
ホンダ・インサイトの新車時価格は189万円～256万円、中古車価格相場は18万円～172万円
となっております。
中古のインサイトと言っても、スポーツクーペの初代とコンパクトセダンの2代目があるので注意が必要です。また中古のハイブリッドカーにおいて、電気系統にトラブルがあと燃費悪化等の可能性があるので、より一層目を光らせて中古車を探しましょう。