小さな車体に力強いエンジン!デミオのディーゼルモデルのまとめ
2016/05/30
axela0414
トルクフルな加速フィーリングで大人気のBMWのクリーンディーゼルエンジンが、ついに1シリーズにも搭載されました。これまでの「ディーゼルエンジン」のイメージを根底から覆えし、ディーゼルでも「駆け抜ける喜び」を味わうことができます。BMW1シリーズに今大注目です!
ディーゼルエンジンのイメージ「煙と振動」
皆さんが、「ディーゼルエンジン」と聞いて、どのような内容をイメージするでしょうか?
昔のディーゼルエンジンのイメージは、「黒煙モウモウ、振動が大きい」といったところではないでしょうか?
BMWのクリーンディーゼルはパワフルかつ、静か!
ところが、BMWのクリーンディーゼルは、パワフルですが、静か、環境にも配慮したエンジンなんです。
実は、日本は排気ガスの規制が世界一厳しい国といわれています。その日本の環境基準をクリアしているBMWのクリーンディーゼルは、環境にも優しいエコなエンジンです。
では、ここで一般的なディーゼルエンジンのメリットとデメリットを挙げてみます。
燃料代が安く、パワフル
ディーゼルエンジンの特徴は、なんといっても燃料(軽油)代が安いことです!
★ディーゼルエンジンのメリット
・ガソリンより燃焼効率が良い(21~23%程度)
・低速からトルクがあり、力強い
・二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない
・耐久性が高い
☆ディーゼルエンジンのデメリット
・PMやNOXなどの有害物質が多く発生する
・高回転型エンジンには不向き
・製造コストが高くなる
・昔の悪いイメージを引きずっている
BMWクリーンディーゼルは環境に優しい!
しかし、現在のディーゼルエンジンでは、上のようなデメリットはすでに過去のものになっています。
昔は難しかった、PMやNOX(窒素化合物)も、マフラーの触媒が進化し、ほとんど排出されないようになっています。なにより、エンジンや車体が頑丈で燃費が良いので、長持ちし、かえって環境に優しいクルマになっています。
加速力と低燃費を両立!!
BMWのクリーンディーゼルで驚くのは、その低燃費性能です!
これは、同じくクリーンディーゼル車を販売している「マツダ」を、燃費基準達成ランキングで圧倒していることからもわかります。BMWは、環境分野でも日本の対抗馬となってきました。
BMWラインアップのエントリーモデル!
では、ディーゼルエンジンを積む、BMW 1シリーズとはどんなクルマなのでしょうか?
BMWの1シリーズは、「プレミアムコンパクトカー」という立ち位置で、他社では「レクサスCT200h」やベンツBクラス、フォルクスワーゲンゴルフなどと競合する車種といえます。
このクラス(セグメント)では珍しい、「FR」を採用!
BMW 1シリーズは「Cセグメント」と呼ばれるグループに属しています。
「Cセグメント」とは、日本では「5ナンバーフルサイズ」のクルマとなり、たとえば「カローラ」や「フォルクスワーゲンゴルフ」がそれにあたります。
このクラスではほとんどのクルマが「FF」ですが、BMW 1シリーズは「FR」を採用しており、実用面より走行性能を重視していることが分かります。
では、ここから、BMWのクリーンディーゼルを積んだ、ニュー118dについて詳しくご紹介します。
クリーンディーゼルエンジンは、軽量化を実現
これまで、ディーゼルエンジンの原料といえば、「鋳鉄」が一般的でした。
しかし、BMW118dのディーゼルエンジンには、軽量なアルミニウムが多用され、大幅に軽量化。なんと、車両重量がガソリン仕様車と同じになるように設計されています。
これと、駆動方式が「FR」であることから、低燃費、走りの良さを両立しています。
このクリーンディーゼル118dにも「駆け抜ける喜び」がしっかり引き継がれています。
排気ガスの有害物質を大幅に削減!
BMWブルーパフォーマンス技術とは、排気ガスの有害物質を大幅に減少させるシステムです。
ディーゼルエンジンのデメリットは、排気ガスにPMやNOX(窒素化合物)といった、有害物質を多く含むことです。
BMWブルーパフォーマンスとは、PM(粒子状物質)と、NOX(窒素化合物)を、マフラー内に設置したフィルター(DPFといいます)によって捕集し、大気中に排出しないようになっています。
1回の給油で1,200km走れる!
BMWクリーンディーゼルの低燃費は、価格の安い軽油と相まって、実に経済的です。
お安い軽油を1回満タンにすると、なんと1,200kmも走れるというから驚きです!
東京を起点にすると、なんと北海道の宗谷岬まで行くことができるんですね。
BMW118dの心臓部は2L直4ツインパワーターボ
BMW118dの心臓部には、2L直列4気筒DOHCツインパワーターボが採用されています。
ここで間違いやすいのは、「ツインパワーターボ」とは、タービンが2個あるいわゆる「ツインターボ」ではなく、「直噴」「可変」という2つの革新的技術を組み合わせたターボという意味なんです。
「直噴」とは、高圧の燃料を直接燃焼室へ噴射することをいい、「可変」とは、エンジンの吸気バルブのリフト量(開度)を電子制御することなんです。
小難しいですが、この「ツインパワーターボ」の採用によって、低燃費となめらかな加速を手に入れたとご理解ください。
8速AT(ステップトロニック付)
BMW118dのトランスミッションには、8速ATが装着されています。
「ステップトロニック」とは、「マニュアルモード」のことで、変速を全自動制御する機能と、手動でマニュアル切替する機能が両方備わっています。ポルシェの「ティプトロニック」と同じ意味です。
M Sportには、ヨーロッパで鍛えられた足が装着される!
BMW118dの「M Sport」には「アダプティブMサスペンション」という特別な装備が備わります。
この機能は、路面状況に応じて、サスペンションのダンピング特性を自動調整する電子制御式ダンパーになります。まさにヨーロッパの数々の道で鍛えられた足が装着されるわけです。
- 2.0ℓ直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジン
- 最高出力 110kW〔150ps〕/4,000rpm
- 最大トルク 320Nm〔32.6kgm〕/1,500-3,000rpm
- 0-100km/h加速 8.1秒
- 燃料消費率 22.2km/ℓ
・全長×全幅×全高: 4,340×1,765×1,440(mm)
・車両重量:1,430kg
・車両総重量:1,705kg
・定員:5名
118dは全部で3グレード!
では、BMW118dの設定グレードと価格をご説明します。グレードは3グレードが設定されています。
118dのスポーティースピリット、「Sport」
まず最初は、118dラインアップのスポーティーバージョン、「Sport」です。
ラインアップの中でも、いわゆる「スポーティーグレード」の「Sport」です。スポーツシートが装着され、お値段は3,650,000円(消費税込)です。
スタイリッシュグレード、「Style」
つぎは、おなじみの「キドニーグリル」がシルバーで装飾された「Style」です。
「Sport」に比べ、よりゴージャスでスタイリッシュになった印象です。
お値段はSportと同じ、3,650,000円(消費税込)です。
最後はモータースポーツ志向の「M Sport」
ラインアップ最後は、モータースポーツ志向の「M Sport」です。
スポーツバージョンらしく、Mスポーツサスペンションが標準装備、17インチ専用アルミホイールも装着され、お値段は3,850,000円(消費税込)です。
いかがでしたでしょうか?
今回は、旬のクリーンディーゼル搭載のニューBMW 118dをご紹介いたしました。
車体はベンツAクラスやアウディA3とほぼ同じ!
今回ご紹介した、BMW118dは、大きさではベンツAクラスやアウディA3とほぼ同じです。
BMW118d(全長×全幅×全高):4,345×1,765×1,440(mm)
ベンツA180(全長×全幅×全高):4,290×1,780×1,435(mm)
アウディA3(全長×全幅×全高):4,325×1,785×1,450(mm)
レクサスCT200h(全長×全幅×全高):4,350×1,765×1,450(mm)
BMW118dのディーゼルならではの低速からのトルクと、経済性を考えると、ライバル車以上に魅力があるのではないでしょうか?
ベンツAクラスやアウディA3をご検討の皆さまも、一度BMW118dもご検討されてはいかがですか?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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