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旧車のレストア、往年の名車を復活させる費用ってどのくらい?

愛着のある旧車や、夢だった往年の名車など、レストアする事で、旧車を新車同様に復元する事は可能です。ただ、気の遠くなる時間と、相当な金額がかかること。これらを覚悟して、何年も、レストアショップに愛車を預ける事で、生まれ変わった旧車が、ガレージに戻ってきます。

旧車のレストアについて

レストアとは、旧くなった車を、ほぼ新車の状態にまで戻す事です。ただ旧い車ほど部品が無く『ワンオフ』で、部品を自作しなければいけません。万が一、自作も不可能ならば、他の車種の部品を流用することもありますし、鉄板一枚から、ドアなどを作る事もあります。レストアは相当時間のかかる専門作業。言わば【リッチな大人の趣味】と捉えてください。ここではレストアの価格・難易度、選択肢などをご紹介したいと思います。

旧車のレストア スターロード

箱スカやケンメリのレストア・販売で有名なスターロード。かなり本格的なレストアが望めます。

旧車のレストア スターロード

どこから見ても新車同様。予算さえ許せば、旧車を生き返らせる事が可能なんですね。

旧車のレストア スターロード

エンジンルームまで見事な仕上りです!完成度の高さにため息が出そうですね。

旧車のレストア 専門店の費用

【datsun-freeway】レストアの専門店のご紹介と1例です。海外研修を経て、世界中から部品を集め、塗装ブースなどの設備も万全との事です。興味のある方はお問い合わせを!

フルレストアの事例(案件1) 総額 約 4,500,000
「S30系の240Z」内容 約2年の日数 一番車両レストア依頼が多い車種です。約40年ほど前の車両ですが、パーツは特定の部品を除けば、比較的入手は可能な車種です。

出典:http://www.datsun-freeway.com

旧車のレストア 240ZG

腐敗とまでは行かず、腐食の進んだフレームやボディ。根気が必要な作業が求められます。

旧車のレストア 240ZG

腐食部分だけ切断・削除して新しい鋼板を貼り付ける手法。1枚の鉄板だけでは無く、数枚の鉄板で構成されます

世界中に今だ多くの熱狂的なファンを持った、日本を代表する世界のスポーツカーです。こだわったレストアをさせて頂けるのは、職人として名誉で有り責任と責務を果たすべき技術と完成度を提供出来ることをお約束いたします。

出典:http://www.datsun-freeway.com

旧車のレストア 期間

旧車はどうしても、年数が経っているため、新品部品の入手が困難です。部品の情報を得るのに苦労する場合が多く、1台のレストアのために、複数の車から、部品取りを要する場合もありますし、当然、期間は長くなってしまいます。オリジナルの部品を使用する場合は、より多くの資金と、膨大な時間が必要になります。

旧車のレストア パブリカコンバーチブル

こちらはレストア前の UP10S です。ベースの車両としては美しく保たれていますね。

旧車のレストア パブリカコンバーチブル

内装はご覧のとおり。メーカーの整備にも『時間工賃』がかかります。どれだけの費用がかかるのでしょう

旧車を掲載する書籍などからも、レストアの知識や経験談を知ることができます。
興味のある車種の、バックナンバーも入手できる様です。これはありがたいですね!

旧車のレストア 輸入車

フェラーリやランボルギーニなどは、自社でレストア部門を持ちますが、日本においては、『レストアの専門ショップ』に頼ることがほとんどです。当然、依頼するとかなりの高額になりますし、レストアのランクよっても、費用は大きく変わります。100万円の予算では下地・板金、全塗装、内装の一部など【見た感じ】程度にしか、レストアができないと思われます。

旧車のレストア 輸入車

旧車のボディをレストアするには、まずは『サビや腐りをどう修繕していくか』と言う事が問題になります。

旧車のレストア ジャガーE−Type

塗装に関しても、作業工程で費用は変わります。予算を考えると、マスキングして塗装をする事も出来ます。

旧車のレストア ジャガーE−Type

オーナーが7年かけて、細部までレストアしたジャガー。『ドブ漬け』の塗装など、思い入れが伺えます。

旧車のレストア ジャガーE−Type

1964年製のジャガーE−Type、レストアする価値のある1台ですね。

旧車のレストアについて まとめ

いかがだったでしょう。

レストアにどれだけの予算をかけて、どの程度の仕上がりを望むのか。
それによって、レストアを行う選択ができるので、ショップに依頼するのであれば、まずその辺りを相談してみてはいかがでしょうか?金額が明記されているショップは稀で、国産車ですと250万〜600万円ほどの、レストア費用の例がありました。やはり高額ですね。

『レストア』は、趣味で行う人がほとんどですし、期間も半年から、数年かかるのが通常になります。あと、年式の旧い車になるほど、部品代はかなり高額になります。もし、自分でレストアするのにも『作業場』として、ガレージが必需品です。そしてなにより、根気が必要になります!レストアの知識は、旧車の書籍からも得ることができるので、できる範囲、サンデーメカニックから始めてみてはいかがでしょう?


それでは、最後まで熟読して頂き、ありがとうございました。

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