あなたの車は大丈夫！？車上荒らしの対策に関するまとめです。

自動車に関わる犯罪として挙げられるのが自動車盗難や車上荒らしですが、どちらも減少傾向にはあるものの、ターゲットとなる車両が直接見えることと、短時間での犯行が可能なことから、泥棒にとって、成果の見積もりやすい手軽な犯罪の代表となってしまっています。

そこで今回は、車上荒らしの現状と対策を改めてまとめてみることにしました。

車上荒らしで狙われやすいのが「カーナビ」で、これは純正品・汎用品関係なく狙われています。特定の機種が狙われるケースもあるようです。

続いて、狙われやすい車種ですが、「ミニバン」が群を抜いているようです。理由としては、社外品のアルミやカーナビなどの装着率が高いことが挙げられます。また、近年増加傾向にあるのが、「軽自動車」&「コンパクトクラス」。どちらも瞬く間に普及しましたが、まだまだセキュリティの意識が低く、対策が取られていないことが多いため狙われる車種となっています。

上の図は、車上荒らしがどこで起きたのかを場所別にまとめたものです。駐車場が5割を超えて最も多く、次いで住宅となっています。車を安全に停車しておける駐車場でさえ危険が潜んでいるということですね。

ここまで、車上荒らしの現状について見てきましたが、「カーナビ」や「ミニバン」など、ありふれたモノや車種ですよね・・・
それでは、車上荒らしの被害を防ぐためにはどのような対策を取れば良いのでしょうか？

まず大事なことは、自動車を少しでも離れる時は必ずドアロックをかける、ということです。ほんの少しだから、といった油断は大敵！無防備以外の何物でもありません。併せて、キーを抜いておくことも忘れないで下さいね。

これまた当然のことですが、自動車から離れる際、カバン等の貴重品は必ず携行しましょう。携行が難しいものについては見えないようにカバーで覆ったり、トランクに収納したりするなどして、目につかないようにしましょう。ちょっとした小銭や財布が入っていそうな上着なども車上荒らしでは狙われています。

ETCカードをお持ちの方は多いと思いますが、皆さん、どこに保管していますか？ETCカードの車内での保管は絶対NGです！ETCカードもクレジットカードの一種ですので、盗まれれば簡単に不正利用ができてしまいます。できればお財布などに保管しておきましょう。

上記2つでは、日常でできる対策について説明しましたが、車上荒らしには市販の防犯対策グッズが有効です。代表的な対策グッズをご紹介しますので参考になさって下さい。

盗難警報装置は、実際に異常があった時に効果を発揮してくれるのはもちろんのこと、設置しておくだけで車上荒らしの抑止力になってくれます。車上荒らし対策グッズの入門編とも言えるでしょう。

この他、ダミーの警報装置や防犯ステッカー等を張っておくだけでも、車上荒らしが防げたという例がありますので、何かしらの防犯対策を取っておくのが車上荒らしには有効な対策だと言えます。

愛車にお気に入りのホイールを装着してドレスアップを楽しむ方も多いと思います。車上荒らしではそのホイールさえも狙われているのが現状・・・そのホイールを外されないようにしてくれるのが「ロックナット」です。これをホイールナットの上から装着しておくだけで、専用の器具以外ではホイールを外すことができなくなってしまう優れモノです。

最後に、今回参考にしたサイトを一覧でまとめておきますのでご参考までに。

いかがでしたか？
車上荒らしの現状と対策について簡単ではありますがまとめてみました！
車上荒らしは、車の金品が盗まれる被害だけではなく、車を壊されるという二重の被害を出します。車上荒らしの検挙率は低く、盗まれた物品が返ってくることはないと考えた方が良いでしょう。

私たちにできる対策はまず意識を高く持つこと、そして日常でできる対策は打っておくことではないでしょうか？今回ご紹介した対策はごくごく簡単なものですので、少しずつ取り入れていただければ幸いです。