トヨタを代表するミニバンエスティマ！大型ミニバンの現代の燃費は？

大型でパワーがあり積載量も多い！というのが大型ミニバンの基本的な捉え方になると思いますが、そこに燃費の印象と聞かれるとあまりいい声が返ってこないのでは？しかしハイブリッドタイプが搭載されているこのエスティマならどうなのか？

ではまず燃費性能を調べる前に、このエスティマがどのような車であるのかをご紹介します。

「エスティマ」はトヨタ自動車が1990年に製造・販売を開始した大型高級ミニバンになります。卵型の丸みを帯びた外観が印象的であった初代はトヨタ自ら「天才タマゴ」というキャッチコピーを用いておりました。この斬新なデザインは大きな注目を浴びました。

当時はデザインの注目は集めましたが、日本国内ではそのボディサイズが大きすぎるから扱いにくいという評価を受けておりました。ただしそのメカニズムや技術は決して曇らせることなく2代目、そして現行の3代目に受け継がれていきます。

それではこの3代目エスティマの燃費性能を調べていきましょう！

エスティマのカタログ燃費はどれくらいかをまず調べていきます。

エスティマハイブリッド JC08モード燃費18.0km／L
エスティマガソリンエンジン（2.4L） JC08モード燃費11.4km／L
エスティマガソリンエンジン（3.5リットル） JC08モード燃費9.7km／L
※FF車のみの燃費、4WDはこれより若干燃費性能が下がります

ハイブリッドタイプがこのジャンルにおいて素晴らしい燃費性能を誇っています。他のガソリンタイプは燃費性能だけを見ると若干厳しい印象です。

ハイブリッドタイプは2代目のエスティマから存在しており、その燃費は10・15モードで18.0km/Lの大型ミニバンでは想像できないほどの低燃費を達成しておりました。

それと比べると今回のカタログ値は変わらないと思われるかも知れませんが、10・15モードは実燃費とだいぶ違う数値になるといわれておりますので、実質的に燃費性能は上がっていると言えるでしょう。

それでは次に一番気になる実燃費について調べていきましょう。これはエスティマオーナーの声や実験レポートからまとめた結果としております。

エスティマハイブリッド JC08モード燃費10.0～13.0km／L
エスティマガソリンエンジン（2.4L） JC08モード燃費8.0～10.0km／L
エスティマガソリンエンジン（3.5リットル） JC08モード燃費6.0～9.0km／L

エスティマのカタログスペックの6～8割程度の成績に収まっており、カタログ値とのずれだけを見ればこの数値はそれなりに優秀だと思います。

エスティマの燃費に対するユーザーの声を次は記載していきます。この燃費性能に対しての具体的な評価をそのまま記載します。

ハイブリッドタイプはこの「クラスでは」という言葉はつきますが、燃費性能はいいと思うという評価が多いと思います。
ガソリンエンジンのほうは「まぁまぁ」といった印象が強いです。

評価や燃費性能についてはわかったので、今度はライバル車と比べてどうなのかを確認しましょう。

ハイブリッド JC08モード燃費 26.0km／L
ガソリンエンジン JC08モード燃費12.6～14.0km／L
ハイブリッド 実燃費 15.0～19.0km／L
ガソリンエンジン 実燃費8.0～11.0km／L

オデッセイの燃費性能のほうが上だということがわかりますね。これはトヨタの巻き返しに期待したいと思います。

以上、エスティマについての燃費性能のついて調べてきました。
燃費性能はこのクラスではいいほうだという声もありましたが、ライバル車であるオデッセイの燃費性能がすごいこともあり、トヨタの巻き返しが期待されるところでもあります。

この記事が大型ミニバンを購入の際に参考になれば幸いです。