昔からの低燃費＆コンパクト！三菱・ミラージュの中古車の価格相場

まずはミラージュについて知っておきましょう。
「ミラージュ」は昔から存在する車種であり、その頃から様々なラインナップを掲げ、三菱の看板商品でもありました。1991(H3)年の頃には、新開発の高性能DOHCエンジンをはじめ、すべてのコンポーネントを一新させた素地の美しさと走りの基本を追求しました。
ちなみにこの頃は、小粋さ・お洒落さの表現を狙った3ドアハッチバックタイプの他に、独立トランクを持つ4ドアセダンタイプもありました。

三菱の主力車種となっていたミラージュは新世代のベーシックカーとして、1995(H7)年の時に4年ぶりのフルモデルチェンジをしました。3ドアハッチバックと4ドア、そして2ドアクーペの「ミラージュ・アスティ」を独立設定し、新開発のDOHCエンジンをはじめ、走りのスタイルに合わせた豊富なラインナップを実現しました。
ミラージュのすべての性能の向上を図り、4ABSやセーフティ機構付パワーウインドなどといった安全機能に加え、剛性を高めたボディなどとともに、より高度な安全性を確保しました。

ミラージュは一度生産終了しましたが、2012年(H24)に約13年ぶりに復活をしました。コンパクトカーに求められる普遍的価値である「低燃費」「低価格」「コンパクト(扱いやすさ)」をキーワードとし、ラインナップは5ドアハッチバックのみとなりましたが、グローバルなコンパクトカーとして生まれ変わりました。
ミラージュ自慢の燃費走行は、ガソリンエンジン登録車トップの27.2km／L（JC08モード）を実現し(※発表当時)、自動車取得税と重量税が免税となるなど、非常に優れていました。

エクステリアでは、良好な視界を確保しつつ躍動感を演出し、後席頭上スペースを確保しながら、リヤバンパーをワイドでボリューム感のある形状としました。
インテリアでも、水平基調のシンプルな造形とすることで、前方視界に配慮し、艶やかなピアノブラック調のセンターパネルを採用するなど、上質な内装にしております。

ミラージュはその後のマイナーチェンジにおいて、従来よりも上質でスポーティー感を高めた内外装の他、アイドリングストップ機構「オートストップ＆ゴー（AS＆G）」にコーストストップ機能を追加し、燃費総走行が向上。また安全装備には、低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM-City」と誤発進抑制機能（前進時）を標準装備するなど、ミラージュは安全装備と低燃費走行に特化したコンパクトかーとして人気な車です。

ではミラージュの中古相場を見てみましょう。
三菱・ミラージュの新車時価格は100万円～200万円で、中古車相場は35万円～124万円です。
最近話題の燃費不正問題により人気はがた落ちですが、供給過多な上、使いやすいお手頃価格のコンパクトカーとして以前から中古車価格帯はこのくらいで、需要は未だあるようです。
中古車のミラージュの在庫も豊富で、初めて車や中古車を買うという方にも使いやすくお勧めな車種です。

では次に、中古のミラージュにおいて見極めのポイントとなるものを、内装編と外装編に分けてご説明させていただきます。
内装において中古車全般にも言えることですが、シートや内装全体的に擦り切れやシミ・たばこの匂い等がなければ問題ないと思います。
後はシートの倒れ具合等の機能面も見ておくとよいでしょう。

続いて外装。
古いミラージュ(90年代前半)はカスタムされているものもあります。嫌なのであれば避けましょう。後は目立つ傷やへこみ、さらに古いミラージュの中古車は”色あせ”の症状も出ていますので気を付けて探しましょう。
エンジンも、走行距離・エンジンオイルの状態や漏れの有無確認は絶対条件で、中古のミラージュを試乗するなどして、目に見えない問題が無いかもチェックしておきましょう。

いかがでしたでしょうか？
今回は、長きにわたり三菱や世界を支えてきたコンパクトカー・ミラージュの中古車価格の相場を見たり、中古のミラージュにおける状態の良し悪しを判断するポイントとなるものをご紹介させていただきました。
これらの事項やヒントを元にしながら、愛車となる中古のミラージュを、時間をかけながら吟味していくと、状態の良い中古のミラージュに出会えます。是非探してみてください。