上質＆便利でお手頃！ダイハツ「タント・カスタム」の中古車相場

まずはタントについて知っておく必要があります。
2003(H15)年にデビューした軽乗用車「タント」は「しあわせ家族空間」をコンセプトに、コンパクトノーズと広い室内の独自のデザインで、新ジャンルの軽自動車として開発されました。660ccのツインカム3気筒DVVT（可変バルブタイミング）エンジンと同ターボエンジンの2タイプを搭載。その中で、存在感あふれる力強いスタイルと高級感のある上質なインテリア仕様のカスタムシリーズをラインアップさせたのは、2006(H18)年の時です。

インパネATシフトを採用し、スムーズなシフト操作とサイドウォークスルーも可能にし、快適ながらもより上質で豪華な仕様にしたのが「タント カスタム」です。

圧倒的な室内の広さや視界の良さが人気を博し、タントがFMC・およびMCをしていく度に「タント カスタム」も新型が登場し、2013年のフルモデルチェンジで3代目となる「タント」と同じくして新しい「タント カスタム」も登場しました。

エンジンは、直列3気筒DOHC（52馬力）と、直列3気筒DOHCインタークーラターボ（64馬力）の2種類で、タント カスタムには「カスタムX」、ターボ搭載の「カスタムRS」を設定しています。
安全装備も、衝突回避支援システムスマートアシストIIの「SA II」を設定するなど充実で、「タントカスタム」は、大型エアロバンパーの採用やバックドアのメッキ加飾追加などで上質な外観としています。
軽ならではの使いやすさと上質さを持つ車こそ、「タント カスタム」の魅力です。

ダイハツ・タント カスタムの新車時価格は105万円～188万円で、中古車相場は3万円～215万円となっております。
注目ポイントとしては、タントのカスタムバージョンという事で、外観をより上品で豪華さを演出しています。しかしそれだけでなく、本来のタントが持つ、広々とした室内と使い勝手の汎用性の広さをも持ち、ハイパワーなターボモデルとなれば、走行性能が非常に高く車としての要素をふんだんに盛り込んだ軽自動車となっております。

非常に人気なタント カスタムですが、中古車市場では供給過多気味なので、中古車価格も新車時よりは下がっており、若干の傷等を気にしないのであれば、お手頃な中古価格で手に入れられます。
そこで次は、状態の良い中古のタント カスタムを見極められるポイントとなるものを、内装編と外装編に分けてご説明させていただきます。

まずは内装です。
シート地や内装の傷や破れ・擦り切れ等を確認しましょう。エアコンやナビ等のインパネ回りの起動確認は勿論のこと、メーター類に不具合や走行距離等にも問題ないか忘れず見ておきましょう。
後は後部座席。特にタント カスタムのラゲッジスペースには使用頻度が高いと深い傷がつくことが多いです。もし気にするのであれば、その点を踏まえ中古車を見ておくと状態の良し悪しは分かると思います。

続いて外装です。タント カスタムというカスタムしたくなるような上品な中古車ですと、エアロパーツ等を装着している中古車も多いはずです。嫌なのであればそれらを避けて、傷やへこみ等のない綺麗なタント カスタムを選びましょう。
後はエンジンですが、エンジンオイルや漏れ、バッテリーや電気系統等に不具合が無いかも確認出来たらしましょう。機械関係に疎いようでしたら、「中古のタント カスタムに試乗する」事をおススメします。

いかがでしたでしょうか？今回は、とてつもなく広く便利に使える室内と、上品で豪華な外装が自慢の、ダイハツ・タント カスタムにおける中古車の価格相場、そして状態の良い中古のタント カスタムを選ぶ基準となる美和目ポイントとなるものを、ご紹介させていただきました。
タイヤの擦り減りや修復歴の有無など、中古車のチェックポイントとなるものは他にもありますが、愛車となるものですからじっくり時間をかけて、状態の良い中古のタント カスタムを探してみてください。