結局トヨタハイエースはディーゼル・ガソリンどっちがいいのか？

皆さん、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンという言葉は間違いなく聞いたことがありますよね？そして、ディーゼルエンジンといったらバスやトラック等というイメージが非常に強いと思います。しかし、昨今では「SKYACTIV-D」と称するディーゼルエンジンをマツダが開発し、CX-5、アテンザ等に搭載されそのイメージも払しょくされつつあります。

エンジンの総重量がかさむといった欠点もあるディーゼルエンジンでしたが、それらを克服しているのがこの「SKYACTIV-D」と称するディーゼルエンジンです。これによりマツダの主張も現実的なものとなっております。

と、最先端の技術について紹介いたしましたが、次はざっくりとですがガソリンエンジンとディーゼルエンジンどう違うのかを記載します。

着火させるためにスパークプラグを使って電気的に火花を起こすのがガソリンエンジンです。比較的軽量で製造コストが安く、高回転まで回すことができることがメリットになります。デメリットとして間違いなく力強さではディーゼルエンジンに劣るという点でしょう。

軽油の着火性のよさから、圧縮して高温になった空気に軽油を吹き込んだ時に起きる
「自然発火」をもとにした爆発でピストンを押し出す方式のディーゼルエンジン。メリットとしては、燃費効率が良く、酸化炭素(Co2)の排出量が少ない、また低速トルクがあるといったところでしょう。デメリットは重量が重く製造コストがかかること、騒音・振動が生じやすいという点です。

では、それらの知識を踏まえていよいよ本題です。

トヨタハイエースにおいてディーゼルの燃費性能はガソリンより上か？またはそのことよによりコストパフォーマンスはよくなっているのかを検証します。

では実際にハイエースの価格の検証から入りましょう。

ハイエースDX 3/6人乗り・5ドア3000ディーゼル 2WD 4A/T 1250/1050kg 2,776,582円
ハイエースDX 3/6人乗り・5ドア2000ガソリン 2WD 6A/T 1250/1050kg 2,262,109円

このようにざっくりとハイエースの価格を比較しても約50万円の差がついております。この時点ではハイエースのディーゼル高すぎるといわれる方もおられると思います。しかし、この価格だけですべてのハイエースのコストが決まるわけではありません。次にハイエースの燃費をディーゼルとガソリンで比べます。

ハイエースは非常にグレードが豊富な車なので、燃費性能についえｔもいくらか抜粋して記載いたします。

上記の通り、ハイエースの燃費においてはJC08モード燃費でだいたい1km/L、実燃費でもだいたい1km/Lディーゼルエンジンのほうがいいことがわかります。

たかが1km/Lとおっしゃる方もいるかもしれません。しかしディーゼルは軽油ですので、軽油とガソリンの価格差も実際のハイエースのコストパフォーマンスにおいては大きく響いてきます。

つまりハイエースを購入されるときの基本として、たくさん走れる方がハイエースのディーゼル車に乗り、そんなに走行されないかたはハイエースのガソリン車にのるのがスタンダードになっております。

今までハイエースの価格と燃費について記載いたしましたが、車を購入するにあたり、一番大切なのは用途になるでしょう、つまりハイエースを何に使うかです！

たくさん乗るからハイエースのディーゼルにするといった考えももちろん間違ってはおりません。しかしそこに「多くの物を運ぶ」や、「重たいものも載せる」といった要素が加わった場合筆者はハイエースのディーゼルを間違いなくおします。

乗ってこられた方の感想そして、ハイエースガソリン2.0Lは実際非力に感じることも多いようで「ハイエース2.0Lは勾配のキツイ坂だと厳しい」や「高速道路がハイエース2.0Lだと怖い」という声もあり、ハイエースガソリン2.7（G）でも「動かすことには足りるが物足りない」という感想がありました。逆にディーゼル3.0Lではそのような声は非常に少なく「加速感と溢れるトルク感を感じる」という声もあります。

ディーゼルを購入するにしろ、ガソリンを購入するにしろ、必ず使用用途と走行距離を予想してからにしましょう！