ホンダが誇るエコスポーツカー・CR-Zの中古相場をチェック！

CR-Z中古相場をチェックする前に、GR-Zについてご説明しましょう。
2010(H22)年に、見て、触れて、ときめき、積極的に走りたくなる、エコに使えて、自己を解放できる。これらの価値を持つクルマとして誕生しました。
名前は「Compact Renaissance ZERO」の頭文字に由来します。

パワートレインは1.5L i-VTECエンジンと電気モーターの「IMA」を組み合わせたホンダ独創のハイブリッドシステムを搭載する。ミッションタイプはCVTまたは6速MTが選択可能。リアハッチバックを持った3ドアで4名定員で、車体寸法は、全長4080mm×全幅1740mm×全高1395mmと小型で、FF駆動のみを用意しています。

クーペタイプのハイブリッドカー「CR-Z」のラインアップは、ベーシックな「B（ベータ）」と、軽量化された16インチアルミホイールや、本革巻きステアリングなどを標準装備した「a（アルファ）」の2タイプを設定。aには本革シートやスカイルーフなどをオプション設定可能です。
その他、ボタン一つで簡単に走行性能を切り替えられる3モードドライブシステムを採用。そして、10・15モードの燃費値は25km/L（CVT車）、22.5km/L（6MT車）を達成し、全車で環境対応車普及促進税制に適合しています。

ではCR-Zの中古相場を見ていきましょう。
ホンダ・CR-Zの新車時価格は227万円～449万円で、中古車相場は56万円～462万円となっております。
注目すべきポイントは、「ハイブリッドカー」と聞くと、同社のフィット・ハイブリッドや他社で言うプリウスなど、燃費がいいクルマというイメージがあります。
ところがCR-Zはハイブリッドカーであると同時に、その真逆に位置する「スポーツクーペ」でもあるわけです。

燃費を良くするハイブリッドカーと、走りを楽しむスポーツカーという斬新な組み合わせが、このCR-Zで成り立ってしまうのです。
俊敏な走りと操縦性、そして躍動感のあるスポーティーなスタイルを実現しながら、CVT車が25.0km/L、6MT車が22.5km/Lというスポーツカーにとっては圧倒的な低燃費走行を可能にしています。

そんなCR-Zですが、登場してからさほど年数が経ってないとはいえ、近年中古のCR-Zの在庫がどんどん増え、中古車価格が下がった結果、中古のCR-Zが新車のおよそ半額程度で購入できてしまうのです。
そんなCR-Zの中古車探しにおいて判断基準となるポイントを、内装編と外装編に分けてご説明しましょう。

まずは内装です。
CR-Zの内装用カスタムパーツ自体があまり市場に出回っていない為、内装をいじられているとは考えにくいです。
ただ、一部の中古車はよりスポーツ走行向けに改造されている物もあるので、それを含めたうえで、内装の生地等に傷や擦り切れ等が無いかを見ておきましょう。
あとは忘れがちですが、リアシートや後ろのトランクルームの状態も忘れず見ておきましょう。

続いて外装です。
グレードや特別仕様車によって、CR-Zのカスタム度合いは様々です。ただいずれの中古車も、目立つ傷やへこみ等があるようでは、あまりおすすめしません。
中古のCR-Zに限った話ではありませんが、その点をも踏まえ、細かく見るといいでしょう。

あと大事なのは「エンジンとECU」です。
CR-Zの6MTのみの対象ですが、リコール対象としてECUの不具合が報告されています。改善実施済車には、運転者席ドア開口部のドアストライカー付近にNo.2805のステッカーがあるのでその確認と、ハイブリッドカーは電気系統にトラブルがあると後々面倒になるので、その点に気を配りながらチェックしてください。

いかがでしたでしょうか？
今回は、ハイブリッドカーでもあり、スポーツカーでもある、CR-Zの中古相場チェックを踏まえ、中古のCR-Zにおいて大事な判断基準となるポイントを、簡単ではありますがご紹介させていただきました。
走行距離や修復歴の有無など他にもありますが、「中古のCR-Zに試乗する」事が出来れば、エンジン状態や足回り、及びタイヤの状態もはっきりとわかります。こちらを強くお勧めします。