車のバッテリーが上がってしまった！そうならな用に対策をしましょう

車に使用されているバッテリーとはどのようなものでどのような役割をしているのでしょうか？

車のバッテリーの大きな役割は、
１．車のエンジンを掛けるためのスターターを回す
２．車の電装部品の電力をまかなう
の2個が大きな役割になります。

では、車のバッテリーはどのような仕組みになっているのでしょうか？
基本的には、電解液（硫酸など）の液体による化学反応を利用し、電力を蓄えたり放出したりします。
充電はエンジンが掛かってればオルタネーターからの発電をバッテリーに蓄えていきます。
この電力の蓄えがなくなるとバッテリー上がりの状態になります。

では車のバッテリー上がりの状態になってしまうと、どうなるのでしょうか？

車のバッテリー上がりとは、バッテリーに蓄えられている電力が空または極端に少なくなった状態のことを指します。
車のバッテリー上がりを起こすと、ある症状が出ます。

・完璧に車のバッテリー上がりの状態
エンジンが掛かりません。スターターキーを回しても、何も起こりません。
スターターを回す電力も残っていない状態です。

・まだ余力がある車のバッテリー上がりの状態
スターターキーを回すと、かろうじてスターターが回る音がしますが、エンジンが掛かりません。スターターは大きな電力消費をしますので何度か繰り返すとバッテリー上がりは進みます。

・バッテリー上がりの兆候
ウィンカーなどの電装部品を操作すると、ほかの電装部品の明るさが暗くなる。
スターターの音が弱弱しくなった。
といった症状が出てくると、バッテリーに蓄えられている電力が少なくなっているので、充電を行いましょう。

では、車のバッテリー上がりを防ぐ方法はあるのでしょうか？

一番の方法は、よく車に乗ることですが、あまり車に乗らない方は、乗らなくても1週間に1回は車のエンジンを掛け5分ほどアイドリングさせる。
バッテリー充電器を用いて、充電を行う。
車のバッテリー用のソーラー発電機を使用し充電を随時行う。
車から離れるときはルームランプなどの電装品のスイッチを切る。

といった簡単な方法で車のバッテリー上がりは防ぐことが出来ます。

近年の車は、コンピューターにて点火時期や燃料噴射量などを制御しています。
そのコンピューターは吸入空気温度や様々な条件を加味し学習し適切な燃料噴射量などを決定しています。
車がバッテリー上がりを起こしてしまうとその学習がリセットされます。

リセットされてしまうと、燃費が極端に悪くなったりアイドリングが不調になったりします。
またオーディオ関係の設定値もリセットされてしまうこともあります。

学習が一度リセットされてしまったコンピューターは再度学習させる必要があります。
学習せる方法は車両によって異なりますのでディーラーなどに問い合わせをしましょう。

実際に自分の車がバッテリー上がりを起こしてしまった場合の対処方法はあるのでしょうか？

バッテリー上がりの状態から復活させるため専用のバッテリー充電器を用いて充電を行います。

ブースターケーブルがある場合は、救援車から電力を分けてもらいバッテリー上がりに対処します。ブースターケーブルにはつなげる順番が決まっていますので必ずブースターケーブルなどに付属している説明書を読んで行ってください。

ブースターケーブルもなく救援車が居ない場合はバッテリー上がりを解決する方法がないので、JAFなどのロードサービスを呼びます。

一度バッテリー上がりを起こしてしまうと、バッテリーは劣化してしまう場合もあります。
いちど満充電を行いきちんと規定電圧が確保できているか点検を行いましょう。
もし、またすぐにバッテリー上がりを起こしてしまうようなら新しいバッテリーに交換しましょう。

エンジンが掛からない原因は、バッテリー上がりが主ですが他にもいろいろと原因があります。スターター故障などもありますので安易にバッテリー上がりだけを原因とせず、知識のある人に一度見てもらいましょう。

いかがでしたでしょうか？
車のバッテリー上がりに関するまとめでした。

バッテリー上がりを起こしていざという時に困らないように普段から愛車のエンジンを掛けて点検しましょう。
バッテリー上がりは簡単な対処方法で対処できる問題です。