2016/01/19
Nor.M
街乗りをするには小回りがきいてとても便利な原付2種ですが、原付2種の排気量は一体何ccで、どの免許で乗れるかなど知っているでしょうか?また原付2種にはどんな車種があるのでしょうか?今回は原付2種の定義や免許、種類などについて解説していきます。
原付2種とは道路運送車両法で言う所の「第二種原動機付自転車」の事で、排気量が50ccから125ccまでの原動機付自転車のことを指します。また出力の制限もあり、原付2種の場合は0.6~1kWとなっています。
道路交通法で定められている、公道での法定最高速度は原付とは異なり、原付2種は60km/hとなっています。また原付2種は、原付とは言いながらも2段階右折の必要がありません。(というよりも原付2種の2段階右折は禁止されています。)
また、タンデム(2人乗り)をすることができるなど、原付に比べて原付2種ではできることが増えています。
原付2種は、60km/hまで出せて2人乗りもできるなど日常生活でも活躍してくれそうですね。
ちなみに原付2種も原付と同様に、高速道路の通行は禁止されています。
そんな便利な原付2種に乗るにはどのような免許が必要なのでしょうか?原付2種の免許について見てみましょう。
原付2種に乗るには、どのような免許が必要になるのでしょう?
原付は普通自動車免許で乗ることができますが、原付2種は普通自動車免許では乗ることができず、原付2種に乗るためには「普通自動二輪免許(小型限定)」という免許が必要になります。
また普通自動二輪免許にはAT(オートマチック)限定免許があり、AT車の多い原付2種ではこの免許の取得率が高くなっているようです。
しかしすでに普通自動二輪免許や大型自動二輪免許を取得している人は、その免許で原付2種に乗ることができます。
また二輪免許を持っていなくても、普通自動車免許を持っていれば学科と技能の一部が免除になるために、安くまた比較的簡単に普通自動二輪免許(小型限定)を取得することができます。
普通自動車免許も普通自動二輪免許も持っていない場合は、普通自動二輪免許(小型限定)をとるために学科26時限と技能12時限(AT限定免許の場合9時限)を受ける必要があります。
費用は教習所によりますが、10万から15万と言ったくらいのところが多いようです。
原付2種は、原付と違って普通自動車免許では乗れないようですが、原付2種の免許をとるハードルはあまり高くないようですね。
原付2種に乗りたくなったら、普通自動二輪免許(小型限定)をとりましょう!
原付2種のナンバープレートは、実は黄色と桃色の2種類あります。
これは排気量と出力によって決められており、それぞれでかかる税金が異なります。
ナンバープレートの色と規定、課税額などは次の通りです。
第二種原動機付自転車の課税区分
種別 排気量または定格出力 課税額(年間) 標識色
乙 50ccを超え90cc以下
600W超800W以下 1,200円 黄色
甲 排気量90ccを超え125cc以下
800W超1,000W以下 1,600円 桃色
黄色にせよ桃色にせよ、課税額が安いのはとても助かりますね!
またご当地ナンバーなどもあり、つけていると目立つこと間違いなしです。
では、原付2種にはどんな種類があるのでしょうか?原付2種の車種について幾つか紹介していきます。
スーパーカブ110は、総排気量109ccのホンダが生産する原付2種です。
また、配達などに特化させたスーパーカブ110 PROというモデルも販売されています。
アドレスV125は、総排気量124ccのスズキが生産する原付2種です。
原付2種の中でも大ヒット作であり、発売初年で3万台を売り上げました。
原付2種には、他にもたくさんの車種がありますので、気になった方は是非調べてみてください!
ここまで原付2種とは何かや乗るための免許、原付2種の分類やラインナップなどいろいろ見てきましたがいかがでしたか?
原付とバイクの間で、痒いところに手が届くといったような存在の原付2種でした。原付2種は、遠出には向きませんが街乗りするにはもってこいの存在です。ぜひ活用してみてくださいね!
読んでいただいてありがとうございました!
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