コンパクトなクロスオーバーSUV。ホンダ・ヴェゼルの中古情報まとめ
2016/09/14
Nor.M
ホンダが2016年2月5日、4月4日にホンダフィット(その他車種も)のリコールを国土交通省に届け出をしました。今回はホンダフィットのリコールの内容やリコールの重要性について述べていきたいと思いますので、リコールの通知が来た方は是非参考にしてください。
リコールとは、同一の型式で一定範囲の自動車等又はタイヤ、チャイルドシートについて、道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態で、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、保安基準に適合させるために必要な改善措置を行うことをいいます。
リコールで重要なワードとして ・・・ 「保安基準に適合していない」という部分。
つまり急な故障やそれによる事故が発生する可能性があるということです!車が安全でない状態ですので安心安全に車に乗るために至急修理が必要なのです!
リコールの修理や回収は当然ですが無償ですので放置せすホンダのディーラーで修理しましょう!
今年に入りホンダのフィットに関するリコールが3件ありましたのでご紹介します。
運転者席側SRSエアバッグのインフレータ(膨張装置)において、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがあるとのこと。
簡単に言うと事故などの時に安全装置として身を守ってくれるエアバッグの装置が破損して金属片が飛び散りエアバッグも正常に作動しないということです。身を守るどころか命の危険に繋がります。
他メーカーも同様のリコールが出ているが、エアバッグの多くをタカタから調達してきたホンダがこの問題で対応に追われています。
運転者席側SRS用エアバッグインフレーターを交換用部品が準備できた段階で、年式の古いものから代替品と順次交換、回収して原因調査を実施するとのこと。
原因が不明なので部品を交換してくれます。
ホンダから発表された対象は、『フィット』『フィット シャトル』『フィット EV』の3種類のフィット、『シビック』『シビック ハイブリッド』『エディックス』『インサイト』『インサイト エクスクルーシブ』『レジェンド』『ストリーム』『ゼスト』『ゼスト スパーク』『FCXクラリティ』の13車種、2004年6月18日から2015年3月11日に製造された計44万2997台です。
特にフィットの台数が一番多いです。
ホンダフィット
シビックハイブリッド
インサイト
レジェンド
ストリーム
ゼスト
キャパシター電源を使用しているアイドリングストップシステムにおいて、キャパシターの充放電電圧を制御する昇降圧充放電コンバーター内部素子の過電流保護が不十分なため、アイドリングストップからの再始動時等に生じた過電流が当該コンバーターへ流れ、内部素子が損傷することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると素子が発熱し、素子周辺の樹脂材が炭化し電流が流れ続け、発煙・発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのこと。
簡単に言うとアイドリング時からの発進時に装置が正しく制御できず、最悪の場合車が燃えてしまう危険があるとのことです。
参考図:フィットの例
昇降圧充放電コンバーターを対策品と交換するとのことです。
ホンダから発表された対象は「フィット」「ヴェゼル」の2車種、2013年8月2日から2016年2月13日製造された計16万4388台が対象となります。
ヴェゼル
電動パワーステアリング(EPS)制御コンピューターのEPSアシスト停止電圧設定が不適切なため、バッテリーが劣化していると、大きなハンドル操作時にバッテリー電圧がEPSアシスト停止電圧以下になることがあります。そのため、EPS警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が停止し、急にハンドルの操作力が増大するおそれがあります。
簡単に言うとバッテリーが劣化するとパワステの制御コンピューターが異常をおこし、突然ハンドルが重くなってしまうということです。
電動パワーステアリング制御コンピューター及びエンジン制御コンピューターを対策プログラムに書換えを行うとのことです。
ホンダから発表された対象は「フィット」の1車種、2013年8月2日から2015年8月31日製造されたフィット計11万8715台が対象となります。
ホンダのディーラーからお乗りになっているフィットがリコールの対象であればダイレクトメールが届きます。もしはがきが来たら以下内容を参考に是非修理をしてください。リコールは放置すると大きな事故に繋がることもあるので必ず修理してください。
リコールが起きた初めはほかのホンダフィットのユーザーも修理するのでいきなり持っていっても待たされたり断れるかもしれません。また交換部品の在庫がなかったり、代車が用意できないということも想定されます。特にフィットはホンダのコンパクトカーのメイン車種なので必ず事前にディーラーに連絡をして確認と予約をしましょう。
リコールの内容によっては順次部品が入り次第の案内でスムーズにいく場合もありますがほとんどが一斉での案内ですので注意が必要です。
ホンダが2013年に発売したフィット3ですが、なんと1年で5回のリコールを発表して騒動を巻き起こしました。リコールということは法的にダメな不具合が5件もあったということで全国のフィットユーザーは心配だったでしょう
同じ車種でこの短期間でのリコールは前例のないことです。
特にホンダの中でも大きな販売数を誇るフィットでのリコール問題は大きな話題になりました。
走る欠陥車ともフィットは言われていました。
3代目ホンダフィット
近年ホンダのリコール問題でホンダへの信頼は大きく落ち込みました。新システムの採用や焦りから不具合を多発しました。
とはいえフィットを始め魅力的な車種が多いホンダ。是非もう一度品質重視に戻り「技術のホンダ」の名を取り戻してほしいです。
ホンダが今回起こしたフィットのリコール問題で不安な方も多くいらっしゃると思います。
ホンダの技術的な問題があったことは確かです。
それでもフィットはその走行性と燃費を始め魅力の多い車です。
リコールをきちんと発表している以上、きちんと修理をすれば安全にカーライフを送れますのでリコールを放置せずホンダのディーラーに持っていきましょう。
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