エンジンのオーバーホールって?その効果やタイミングについて解説!
2016/03/08
alcedo
愛車とつきあっていく中で必ず耳にする“オーバーホール”という言葉。どんな意味かご存知でしょうか?長期的につきあっていくなら“オーバーホールするか?”というのは必ず一度は考える選択でしょう。意味や、その内容について見ていきましょう。
ちょっと愛車の調子が悪いかなと思って見てもらったら“オーバーホールしてみてはどうでしょう?”なんて言われたことないですか?どんな意味なんだろ?どんなことをするんだろ?そう思うこともあるでしょう。そんなオーバーホールについて意味や費用、メリットなどみていきたいと思います。
まずはオーバーホールという作業の意味から見ていきましょう。意味を知っていれば聞いて戸惑うこともないでしょう。オーバーホールとは、機械製品を部品単位まで分解して掃除をし再度組み立てて新品時の性能に戻したり近づけたりする作業を意味します。一般的によく車やバイクなどの作業を意味しますが、機械式の時計やカメラ、楽器なども同じ意味で使われます。部品の劣化が激しい場合は交換になります。代表的なとこでいくとエンジンやトランスミッション、キャブレター、サスペンションなど。
エンジンオーバーホール
かなりの知識と技術がいるので、よほど車に精通していない限り自分でオーバーホールをする人は少ないでしょう。ディーラーかオーバーホール専門の車屋さんにお願いするのがいいでしょう。
MTオーバーホール
正直“オーバーホールをする”という選択肢は普通の人なら考えないかもしれないです。よほどメンテナンスをおこたらない限りはオーバーホールするタイミングは乗り換えの時期かもしれないですね。オーバーホールをする意味とは部品の劣化による性能の低下がおおきい状態ということ。それなりの時間乗った後の状態が多いでしょう。
ブレーキオーバーホール
それでもなお“オーバーホールをする”意味とは?それはありあまる愛車への思いを意味するのでしょう。新車よりもオーバーホールしてでも愛車に乗り続けることを選びたいという意味でしょう。とくにすでに生産終了している車種やカスタムを重ね唯一無二となった愛車など理由はさまざまですが手放したくないという思いを意味しますね。もちろん車庫になおすという愛し方もありますが、やはり運転してこその愛車ですし、修理する意味は大きいと思います。
ミッションオーバーホール
実はオーバーホールをする意味はもう一つあります。当然状態をよくするためのオーバーホールという意味もあるのですが、乗り手以外の人がオーバーホールをすることもあります。中古車の情報にまれにオーバーホール済という記述がある場合があります。これは劣化状態では販売ができない為、販売する側に入ってきた車が状態が良くなかった時に、オーバーホールを実施したという意味です。買う側にとっても性能が不安な車よりも“オーバーホール済”という車の方が安心できる、そういう意味の記述です。もちろん売る側にとっても同じ意味で安心できますね。もちろんオーバーホールする状態だったという判断基準にもなりますのでプラスだけの意味ではありませんが、それでもいろいろな意味でオーバーホールがプラスになりますね。
オーバーホールの価格は工賃と部品代にわかれます。部品の劣化がひどいと交換になるので工賃のうえに部品代がのってきます。もちろん工賃がおさえられれば価格もおさえられるでしょう。オーバーホールの価格は単純には決められないですがだいたい15万~40万といったところでしょう。またGT系のエンジンや、ロータリーエンジンは30万以上と高めの例外もあります。
エンジンオーバーホール
オーバーホールはディーラーより整備工場の方が少し価格がおさえられるみたいです。とはいえ工賃がおさえられるというだけで部品代がかかるのはかわりません。劣化がひどすぎて清掃するだけでは性能がもどらないと判断したら部品交換になります。時間と手間、高度な技術が必要なだけに価格だけで判断せず、信頼できるところにお願いしたほうがいいでしょう。
エンジンオーバーホール
もともとオーバーホールは修理の選択肢のひとつでしかないです。新品を買うという選択肢や新古を使うという選択肢もあります。整備士のかたやディーラーさんと相談して判断するといいでしょう。工賃がかからない自分での整備ができる方ならオーバーホールのほうがかなり安くすむかもしれませんが。この選択肢の意味とはその状態と費用を正確に判断して最善の選択をするための選択肢です。簡単なことではありませんがオーバーホールを考えるほどの愛車への思いがあるならきっとできるでしょう。
車高調オーバーホール
新品や新古は安くはないです。ディーラーに依頼したり、またオークションで探すのもいいでしょう。工賃+部品代の見積もりと新品などの価格をくらべてみてオーバーホールするかどうかをきめてみてはいかがでしょうか?
オーバーホールをすることにより状態が良くなるということはわかりますが、それも必ずというわけではないんです。失敗や大損をしないためにもオーバーホールのメリットとデメリットを知っておくべきでしょう。
ロータリーエンジン
部品単位まで分解するので、細部の点検や劣化した部品の交換ができる点。また交換が必要になる部品によっては改良を加えた最新の物を使用することができるので、より信頼性が期待できる点。またエンジンや、ミッション、ブレーキなど機械部品の状態などを細かく診断する事ができるという点などがメリットといえるでしょう。
デメリットとは言ってもこれは悪い意味ではなく、メリットででてきた作業をするためには必要なことですね。時間と手間がかかってしまうということと、高度な技術が必要ということ。そして費用がかなりかかってしまうということ。
このメリットとデメリットの意味をしっかり理解したうえで判断すれば大きな失敗や損はしないでしょう。愛車のためにも状態をより良くする選択肢を選びたいですよね。はやとちりや浅はかな判断をせず、よく考えて判断するといいでしょう。
ロータリーエンジンのオーバーホール
ここまでオーバーホールについて説明してきましたがいかがでしたでしょうか?オーバーホールの意味や内容は理解していただけたでしょうか?少し高額ですが、新車を買うよりは安くつきますし、愛車の為の大きなメンテナンスとして実施してみてはいかがでしょうか?
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