2015/10/29
Nor.M
コンパクトカーのベンチマークのひとつとされる、ホンダ・フィット。この小型乗用車で快適に車中泊できるのでしょうか。実際に車中泊したひとたちの声やフィットで車中泊するのに必要なものなど、フィットの車中泊についてくわしくご紹介します!
小型乗用車として人気があり、皆が知ってるフィットですが、車中泊も快適にできる、ということを知っていますか?
車中泊について見ていく前に、ホンダ・フィットについて軽くご紹介しておきたいと思います。
ホンダ・フィットとはどんな車なのでしょうか。
ホンダ・フィット
ホンダ・フィットはホンダが製造・販売している小型乗用車。2001年に誕生しました。初代から、燃料タンクをフロントシート下部に配置した「センタータンクレイアウト」を採用しており、これにより、同時期・同クラスのスモールカーを上回る広さを実現しました。
2002年には日本国内における年間販売台数でトヨタのカローラを上回りトップとなり、日本では2010年10月にハイブリッドモデルも追加されました。
現在は3代目となり、パワートレインや車体を新しく設計されています。デザインコンセプトは「EXCITING H DESIGN!!!(エキサイティング H デザイン!!!)」。ホンダの最量販車となることを目標としているようです。
パワートレインは「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を導入。エンジンがSOHCからDOHCに切り替えられ、1.3L車はエンジンにアトキンソンサイクル仕様のL13B型、1.5L車は直噴エンジンのL15B型を採用しています。
またハイブリッド車は現在は2代目。エンジンは「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を導入した1.5 Lの排気量に統一されています。ホンダの新型ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用し燃費性能は大幅に向上しました。
このコンセプトは、「先進性を象徴する「High Tech.」、骨格や構成の美しさを追求する「High Tension」、そして面質や高い質感を磨き上げる「High Touch」の3つの要素をデザインのキーワードとしてより個性的でエキサイティングなHondaデザインを実現していく」
というもの。2013年に新型フィットから採用されています。
<フィットの燃費>JC 08モード
・ハイブリッド車 27.6km/L~36.4km/L
・ガソリン車 13G 20.0km/L~26.0km/L
15XL 19.0km/L~21.8km/L
RS 19.0km/L~21.4km/L
ハイブリッド車はトップレベルの低燃費、ハイブリッド車(4WD)も4WD車トップの低燃費を実現しています。
ガソリン車でもかなり良い燃費性能のようです。
<フィットの価格>
・ハイブリッド車では1,676,100円~2,253,400円
・ガソリン車では1,299,800円~1,923,400円
フィットの価格はこのようになっています。
さて、本題に入りましょう!車中泊についてです。ホンダ・フィットで快適に車中泊をする方法はあるのでしょうか。
まずフィットの車内についてみていきましょう。車中泊ですから車内がどのようになっているのかはとても重要なポイントですよね!
フィットの車内はどのようになっているのでしょうか。
フィットの車内①
フィットの車内はこのようになっています。見た目からはゆったりとして、くつろげる雰囲気がありあます。ここで車中泊をするとなったらどのようにするのでしょうか。
実はフィットは多彩なシートアレンジ能力があります。
フィットの車内②
フィット シートアレンジ ロング・モード
まずはこのアレンジ、ロング・モードです。左側の後席をたたんで、助手席を後ろに倒すと、なんと248㎝の長い空間が現れます!長い荷物ももちろん載せることができます。
一人で車中泊をする場合には、寝るのは一人だけですから、寝るだけならこれで十分かもしれませんね。
フィットの車内③
フィット シートアレンジ リフレッシュ・モード
こちらは、フィットのリフレッシュ・モードです。
前席のヘッドレストを外して後ろに倒すと、後席と一体化することができます!後席はタイプ別設定ですが、リクライニング機能付きにもなります。
後席はワンアクションで、簡単に倒すことができます。このモードだと、かなり身体は伸ばせそうですね!
シート上だけだとベッドにできるのは159cm、前席フロア上も使って長さは167cmあります。
フィットの車内④
フィット シートアレンジ ユーティリティ・モード
後席が足元におさまり、ラゲッジと一体化します。荷室床面はフラットになり、だいぶ寝やすい形になりますね!リフレッシュ・モードより、さらに身体を伸ばして寝ることができそうです!
荷室だけを使った長さは 146cm 、後席を前倒しすると前席シーバックまで174cmです。また荷室底面が低いので、天井までの高さは 97cm あります。
車中泊、ということですから、身体を思うように伸ばせなかったり、うまく寝れなかったりと、ある程度は我慢もできますが、それでもやはりすこしでもゆったりと過ごしたいですよね。
このフィットのシートアレンジだと、それぞれだいぶ広い空間が持てて、車中泊をするのにもかなりゆったりできるのではないでしょうか。
身体を伸ばせる、というだけで車中泊のストレス値はだいぶ軽減されると思います!
上記の車内の様子の画像から、フィットは車中泊のしやすい車に見えますが、実際のところ、フィットは車中泊には適しているのでしょうか?
実際に車中泊をした人たちの声を集めてみました!
ホンダ・フィット
「普通にフラットモードだと165cmくらいの人までしか真っ直ぐ寝られないし寝れても圧迫感あるのでロングモードにキャンピングベッドを乗せて180cm以上のフラットスペースを作ると最高です
ベッドは畳むとラゲッジスペースの半分にピタリと収まります
目隠しは窓に合わせて保温アルミシートを切って吸盤で貼ります
先代フィットからやっています」
多分旅慣れた方の多くは、運転席と助手席を目一幅前に出し、後部座席を前に倒してフラットとし、後ろトランクも含めた平面にマットなどを敷いて、ベットスペースとして活用していると思われます。運転席と助手席と後部座席の落ち込んだ空間は、手荷物などを詰めて高低差をなくし、平面として活用します。慣れないと自分が荷物になったような気もしますが、身長178cmの私でも、全身をまっすぐ伸ばして寝ることができます。
フィットで車中泊をした人の声としては、
「一般に車中泊はシートをフルフラットにして行う場合が多いと思います。
この場合、シートの凹凸が結構邪魔になるものです。
それに対して、フィット特有のフラットな荷物室は快適でした。
毛布を一枚敷けば相当に快適だと思います。」
という感想や
「身長179cm、横幅もそこそこの体型ですが、膝を少し曲げて斜めに寝ると、結構快適です。」
といった声がありました。
「身長173ですが、前の席を一番前にして リクライニングの隙間をホームセンターなどで売ってる 空気を入れて四角く膨らますものを隙間に入れると快適に寝れますね。頭に手のひら入るくらいの余裕がありました。」
身長がある人は少し心配だったみたいですが、みなさん、「快適」という言葉をだしていました。身長がある人でも車中泊ができる、という声があると、身長が高い人は安心ですね。
「普通にフラットモードだと165cmくらいの人までしか真っ直ぐ寝られないし寝れても圧迫感あるのでロングモードにキャンピングベッドを乗せて180cm以上のフラットスペースを作ると最高です
ベッドは畳むとラゲッジスペースの半分にピタリと収まります
目隠しは窓に合わせて保温アルミシートを切って吸盤で貼ります
先代フィットからやっています」
「多分旅慣れた方の多くは、運転席と助手席を目一幅前に出し、後部座席を前に倒してフラットとし、後ろトランクも含めた平面にマットなどを敷いて、ベットスペースとして活用していると思われます。運転席と助手席と後部座席の落ち込んだ空間は、手荷物などを詰めて高低差をなくし、平面として活用します。慣れないと自分が荷物になったような気もしますが、身長178cmの私でも、全身をまっすぐ伸ばして寝ることができます。」
というように、少しでも快適にするために、いろいろと工夫をしてみる人もいるようです。
では、フィットの車中泊を少しでも快適にするために、なにが必要なのでしょうか。
車中泊をするにあたって、準備しておくとよいものを調べてみました!
ホンダ・フィット
車中泊した人の声でも挙がっていたように、フィットではユーティリティ・モードで「運転席と助手席」と「後部座席」のあいだに落ち込んだ空間ができます。ここをふさぐことができれば、180㎝以上の長さのスペースが確保できるようになります。
ここを平面にする道具は通販などで購入することができます。また持っている手荷物などで隙間を埋めてその上からシートや小さいマットなどを使えば、身長がある方もまっすぐに寝ることができるようになります。
フィットで車中泊
このようにマットを使用してみる。
フィットに限ったことではないですが、車中泊をするにあたって、頭に入れて置かなければならないことがあります。それは季節対策です。
夏は暑く、冬は寒い。当たり前のことですが、その季節にあった対策をしておかないと快適な車中泊を手に入れることは出来なくなります。
そこで、車中泊を快適にするための季節グッズを紹介します。
【夏対策グッズ】
暑い時期の車の中は、大変寝苦しくなります。そのための対策をとりましょう。必要な物の例として
・冷感素材のシーツ
・小型扇風機
・防虫ネット
などがあります。
夏は蒸し暑くなりますから、冷感素材のシーツで少しでも涼を感じれたら良いですね。また、蒸し暑い時期は、窓を開けることになると思いますから、虫対策も必要です。
防虫ネット
防虫ネットで対処しましょう。
換気のために小型扇風機があると便利です。乾電池使用できる扇風機もありますから利用してみるのも手です。
<冬対策グッズ>
当たり前のことですが、夏と反対で冬はとにかく寒く、防寒対策が必要になります。そのために必要な物は・・
・重ね着するための服
・冬用シュラフ
・断熱シェード
・各種暖房グッズ
などがあります。
冬の寒さには重ね着をすることがお手軽で有効です。ヒートテックの長袖下着、薄手シャツ、厚手のシャツ、フリース、ダウンジャケットなど、そのときの気温に応じて対応することができます。
冬用シュラフはいろいろな種類がありますが、快適使用温度が低い物の方が防寒性能が期待できるとのことです。
また、窓の目張り、遮蔽をするときに断熱効果のある物を使用すると、防寒になります。
断熱シェード
寒さ対策 + 周りから中が見えなくなるので安心です。
各種暖房グッズは湯たんぽやカイロなどですね。サブバッテリーがあれば電気アンカも使えます。湯たんぽやカイロもいろんなタイプがあるので、自分にあったものを探しましょう。
いかがでしたでしょうか。
ホンダ・フィットがじつは車中泊にぴったりの車だということがわかりましたね。車中泊にはゆったりとしたスペースが必要ですから、その点でフィットは満足いく広さがあります。
車中泊はあこがれる人も多いですが、やはり練習をしておいたほうがいいそうです。練習してみると、何が足りないか、ということもわかりますしね。
快適な車中泊にするためにも、万全の態勢でのぞみましょう!
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