車のシートをきれいにしたい!シートの掃除方法を調べてみました!
2016/01/16
kaori7
寒くなってくると車に乗るのが辛いですよね。早く暖房が効いてくれと願っているうちに目的地に着いてしまった、なんてこともしばしば。シートヒータ付きの車にしておけばよかったと後悔。でも大丈夫!後付けシートヒーターがあります。今回は後付けシートヒーターを紹介します。
シートヒーターとは、シートに装備される暖房装置です。シートヒーターはシート表面の表生地とシートクッションの間に主に電気抵抗タイプのヒーターユニットを組み込んだもので、暖房機能があるエアコンとは別のものです。
シートヒータースイッチ(マツダCX-5)
シートヒーターは速効性があります。寒冷地で使用される車に装備されることが多く、乗車直後ではなかなか暖まらないエアコンに代わる暖房装置として使用されます。
本革製シートは見た目の高級感もあり、近年、多くの車種に設定されるようになってきました。しかし、本革製シートの欠点は、冬場などの寒い時に、シート表面が冷たくなってしまうということです。
本革製シート(マツダCX-5)
特に気温の低いご寒冷地では、エンジン始動直後、エアコンの暖房を使っても、なかなか温まりません。-10℃などという極低温の状態があり得る寒冷地では、10分経ってもエアコンではちっとも暖まらないなんていう事もありますので本革製シートだと堪りません。
そんな時、シートヒーターがあれば、短時間で温かくなります。
他には、オープンカーにはシートヒーターが装備されていることが多いです。オープンカーの場合、オープン状態ではエアコンの温風で、車内を暖める事ができません。しかし、シートヒーターがあれば、外気温や風の巻き込みの影響もほぼ受けずに乗員を温めることができます。
RECARO社製シート(シートヒーター付き マツダ ロードスター)
シートヒータースイッチ(マツダ ロードスター)
シートヒーターは本革シートの高級車にしか付いていないイメージが強いのですが、最近では燃料の高騰や、電気自動車の普及に伴い、電力の消費が激しいエアコンよりも、消費電力の少ないシートヒーターが普及してきました。
極低温の状態ではエンジンもなかなか暖まりません。したがって、エンジンの発熱を利用しているエアコンの暖房機能は、エンジンが暖まるまで十分な効果が期待できません。それに対し、シートヒーターは電気ヒーターなので、暖まるまでの時間が外気温などにほぼ左右されません。ヒーターの出力が強い物であれば座って1分程度でかなり暖かくなるものもあります。
エアコンの目的は乗員を直接温めるというより、車内全体を暖めること。一方、シートヒーターの目的はシートに着座している乗員を直接暖めること。内蔵されたヒーターが体に密着して直接身体を温めますので、エアコンと違い、短時間で身体の芯から温まる感覚を得られます。
乗員を直接、そして早く温めたい場合に、エアコンですと直接温風を乗員の方に向けるしかありません。しかし、温風を直接、特に顔などに当てると目や口の中、喉などが乾いてしまいます。しかし、シートヒーターでは、そういった弊害も起きにくくなります。
オープンカーをオープン状態にすると室内全体を暖める事ができません。よって、乗員を直接温められるシートヒーターはとても便利な装備になります。
マツダ ロードスター
寒い季節など、オープンカーで走っている人を見ると、「寒そう」と思われがちですが、実はこういったシートヒーターなどのおかげでそれほど寒くありません。むしろ、少し寒いくらいの季節の方がオープンカーを楽しむには快適です。周りから見れば夏のオープンの方が爽快に見えますが、実際のところ夏のオープンの方が乗員にとってはつらいです。
寒い季節、「シートヒーター」はスイッチを入れると、直接身体に触れている「背面と座面」のヒーターパッドが数分で暖まりますので、エアコンより早く体をポカポカと暖めてくれて便利です。
しかし、「シートヒーター」は高級車や上位グレードのオプションとして設定されていましたが、主流のグレードにはオプション設定はなく、さらに後付けすることさえできませんでした。
しかし、ようやく最近になって後付けできるシートヒーターが各社から発売され、気軽に高級車のオプション機能を利用できるようなりました。
後付けシートヒーター
シート生地の下に取り付ける後付けシートヒーター
後付けシートヒーターは、軽トラックからコンパクトカー、ミニバン、ワゴン、商用トラックまで幅広く取り付けが可能です。
後付けシートヒーターは、シートの上に乗せるだけという簡易なものから、シート生地の下に取り付けるものまで様々なものがあります。なお、シート生地とシートクッションのウレタンが糊付けされていて、分解出来ない構造のものもあります。その場合はシートカバーを用いて取り付けることができます。
後付けシートヒーター
シートに乗せるだけの簡易な後付けシートヒーター
後付けシートヒーターの電源はシガーライターを利用するものがほとんどですが、配線が目立たないよう車のオプション用のソケットに接続する本格的なものもあります。
後付けシートヒーター
シート生地の下に取り付けるタイプの後付けシートヒーターは、シートカバーを利用しても取り付けできます。
後付けシートヒーター
また後付けシートヒーターのスイッチはリモコン方式のもの、インパネの余っているスイッチホールに取り付けるビルトインタイプのものもあります。
後付けシートヒーターをシート生地の下に取り付けできるか否かの判定は、指でシートを摘まんでください。シート生地だけを摘まむ事が出来れば、内部取付可能です。
後付けシートヒーターが内部取り付けできるシートか否かの判定法
シート生地だけを摘まむことができれば、後付けシートヒーターをシート内部に取り付けることができます。
後付けシートヒーター
シート生地をはがして、ヒーターを取り付けます。
後付けシートヒーターが内部取り付けできるシートか否かの判定法
シート生地だけを摘まむことができなければ、後付けシートヒーターをシート内部に取り付けることはできません。
後付けシートヒーター
ヒーターの取付は両面テープにてシートに固定し、その上にカバーをかぶせるだけで完了です。
シートヒーターの効果、並びに後付けシートヒーターについて書きましたが、いかがでしたでしょうか。通年温暖な地域ではまったく必要のないシートヒーターですが、寒冷地ではかなり便利な装備だと思います。最近では、本革製シートの高級車でなくても装備されていたり、装備可能な車種もありますので、ぜひ寒冷地のみなさんはシートヒーター付きの車を検討されてみてはいかがでしょうか。
また、後付けでも比較的に簡単に、そして安価に取り付け可能です。後付けシートヒーターは燃費の改善にも役立ちますので、寒冷地にお住まいの方以外にも十分効果が期待できる装備です。
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