マツダとフィアットの夢の共同製造「124スパイダー」…どんな車?
2016/02/21
ryo.shimada
車のディーラーに関する言葉で、「5チャンネル」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、その意味を知っているでしょうか?また現在のマツダのディーラーにはどんな種類があるのでしょうか?今回はマツダのディーラーについて調べてみました!
マツダは日本の車会社で、1920年に「東洋コルク工業株式会社」として創業し、1927年には「東洋工業株式会社」と社名を変更しましたが、1984年に「マツダ株式会社」に再度社名変更して現在に至っています。その社名は、2代目社長の松田重次郎氏の姓とゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーにちなんでおり、英語表記は「MAZDA」になっています。
マツダは、世界でも珍しいロータリーエンジン搭載車を量産したり、クリーンディーゼルと呼ばれる環境に優しいディーゼルエンジンを開発するなどその技術力は高く、最近では生きたクルマを作るというコンセプトをもとに「魂動デザイン」を採用するなどして、国内外から高い評価を受けています。
マツダは、1988年に始まった「MI(マツダイノベーション計画)」によってトヨタと同じように5チャンネル体制(自社系列のディーラーを5系持つこと)を敷いて、国内の販売を促進しようとしました。
その詳しい体制は次の5つです。
マツダが製造・販売する車種について、小型車から高級車まで広く取り扱うディーラーです。
その名称はフランス語で無限を意味し、ロゴもアンフィニのフランス語の発音記号でした。
RX-7などのスポーツカーなどを扱うディーラーで、独自のエンブレムも持っていました。
軽自動車や小型車を主に扱うディーラーです。ランチアの正規輸入権を取得しており、ランチアやアウトビアンキの車種も販売していました。
このディーラーも独自のエンブレムを持っていました。
また車名にAZとついた車種が多く、中でもオートザムAZ-1は現在でも有名です。
5チャンネルの中でプレミアブランドとして位置づけされるのが、このディーラーです。
アンフィニやオートザムと同様、独自のエンブレムを持つディーラーです。
現在まで続くロードスターの元祖、ユーノス・ロードスターや3ローターのロータリーエンジンを搭載したユーノスコスモなどを世に送り出したディーラーです。
オートラマ店は、フォード車を扱うディーラーでした。
アンフィニやユーノス、オートザムなどのディーラーには、当時ネームバリューの低かったマツダのブランドを隠す意味合いもあったようです。
5種類のディーラーを展開したマツダでしたが、企業規模に合わない展開は合わずに経営の悪化やブランドイメージの低下を招いてしまいました。
1996年には、アンフィニ店とユーノス店が統合され、マツダアンフィニ店となりました。
また1999年にはオートラマ株を全てフォードに売却し、フォードのディーラーとなりました。
これによってマツダの5チャンネル体制は終わりを迎えました。
5チャンネル体制で5種類のディーラーを展開したマツダは、1992年には計3000店以上にまで店舗数を伸ばしましたが、それ以降縮小を続け、現在では1000店ほどのディーラーを展開しています。
では現在、マツダが展開しているディーラについて紹介します。
マツダのメインディーラーで、マツダが販売する商業車や乗用車を全て扱うディーラーです。
アンフィニとユーノスが統合してできたディーラーで、マツダ車全車を取り扱うディーラーです。
小型車や軽自動車、ミニバンなどを扱うディーラーでしたが、2016年4月からはアテンザ、ロードスターなども扱うようになるようです。
現在は、3種類のディーラーでマツダ車を取り扱っているようです。
またエンブレムは全てマツダのエンブレムに統一されています。
ここまでマツダのディーラーの変遷と現在のマツダディーラーの種類について見てきました。
最近では、マツダのデザイン部が監修した「新世代店舗」と呼ばれるディーラーも増えてきているようです。
これからもマツダからは目が離せませんね!
ご覧いただいてありがとうございました!
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