カーエアコンが効かない!カーエアコンの修理っていくらかかるの?
2016/02/08
echigoya.t
カーエアコンガスはガスですから、抜けるのです。そして、実は忘れがちですがエアコンの効きを左右するのがこのカーエアコンガスなのです。ですから定期的な点検と補充は欠かせません。そうしないと思わぬ修理になることも?今なら間に合う!修理になるその前に。
カーエアコンガスを点検し、ガスを注入する様子
エアコンを使うのは夏だけでなく冬もです。カーエアコンガスの仕組みと機能を知っていれば、点検をしなければならないとお感じになることと思います。
「カーエアコンガスが空っぽですよー。このまま乗っていると、配管が詰まったりして修理代が30万ぐらいかかってしまいますよ。今ならキャンペーンで10000円でエアコンガスの交換ができますので~」と言われました。
カーエアコンシステムの仕組み
エアコンから冷たい風を出す為には冷媒と呼ばれるガスを使用しなければなりません。
それがエアコンガスです。このエアコンガスを使用し、エアコンシステムを利用して冷たい風を出しているという訳です。 そしてエアコンのガスはほとんど減ることはありません。
しかし、車のエアコンシステムの中を循環していますので、車の振動などで概算ですが、1年間に50ccずつ抜けていくことになります。元々600ccほどのガスが入るタンクですので、12年間ほどでタンクが空に近づく計算です。
エアコンガスが通る配管の繋ぎ目にOリングのパッキンが入っていますがそこが劣化することで抜けることもあります。
ですから年数や使用状況により少しずつ漏れてしまうことがあるという訳です。
エアコンの効きが悪くなったと感じたら、まず点検をする必要があります。
1.エアコンガス点検
エンジンをかけたっ状態で.高圧・低圧のサービスバルブ・コンプレッサが動いているかを確認すします。
L(Low〉と書いてあるキャップを外している写真です。H(High)と書いてあるキャップは絶対に開けてはなりません。高圧のガスが噴射するので大変危険だからです。
2.エアコンガス点検
2.エアコンガスを測る上記の機器を接続します。
3.エアコンガス点検
高圧・低圧それぞれの圧力を見てガスが入っているかを確認します。
これによってガス漏れがあるかの確認できるようになります。
写真では分かりずらいですが、エアコンガスの圧が低いことが分かります。
カーエアコンガスチャージという機械は一般にも販売されていますので、上記の流れでご自分でも補充することができるかもしれません。それでも手間を考えたらお店に行って点検と補充をしてもらうこともできるでしょう。
カーエアコンガスの補充の一般的な値段設定としては、1本につき600円ほどです。そこに工賃が加わりますので2500円に消費税程が一般的になります。ただし、1本でもカーエアコンガスのタンクが満タンにならない場合には、もう一本追加する方が良いでしょう。その方がエアコンの効き目が良くなるからです。もしカーエアコンガスを注入してカーエアコンガスタンクが満タンになっているのでエアコンが効かないなら、そこで初めてエアコンシステム全体のどこかでカーエアコンガスが漏れていたり、別の原因があるためにエアコンが効いていないことが分かります。
カーエアコンガスには2種類あります。「R134a」と「R12」です。
平成5年以前の車にはR12を使用していましたが、ご存知かもしれませんが、フロンガスがオゾン層を破壊するという事が判明してからはR134aへと切り替わりました。
ですから平成5年以前の車種に乗っている場合には、エアコンガスの種類を確認しておいたほうが良いということになります。
すでにR12のエアコンガスは現在生産されていませんが、その代わりにR12代替ガスとしてエアコンガスが販売されています。
カーエアコンガスの補充をせずに、メンテナンスというメンテナンスも全くせずに車を使い続けていると、遅かれ早かれエアコンのコンプレッサーの交換となる場合があります。費用は最低で10万円です。カーエアコンガスを補充する際に、最近のガスには特殊なカーエアコンオイルも添加されており、それがカーエアコンガスとともにコンプレッサー内部に働きかけてくれますのでカーエアコンが長持ちします。そうしたことを定期的に行っていないなら待っている結果は残念なものになるかもしれません。注意が必要です。
年に1度の補充で2500円ほど、でもそれを怠ると最低10万円の修理。遅かれ早かれ修理をしたり交換しなければならなくとは言っても、カーエアコンガスの補充と点検を意識して入れば快適なカーライフを送ることができるだけでなく安心感も抱けるに違いないと思います。
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