自動車のシートカバーはどの様なものが販売されているのでしょうか。
2016/11/30
なみけん
自動車整備士の専門学校は変わりました!自動車業界のシステムも変わったかもしれませんが、エンジンの電子制御システムも大幅に改革し、ましてやハイブリット自動車の出現と安全システムの採用、ですから自動車整備士の専門学校に求められる事も変わって当然です。
自動車整備関係の学科を持つ専門学校が改称した学校名の名称です。
国土交通省が2005年から一級自動車整備士養成課程の設置指定を開始した事で、自動車整備の専門学校は一級自動車整備士養成課程を設置し、専門学校が大学校へと改称されました。
それまで一級自動車整備士試験や資格はどうしていたのでしょう?
実は一級自動車整備士制定の1951年から、試験が最初に行われた2002年まで、一級自動車整備士試験はその間一度も実施されていませんでした。
また現在までの試験実施は一級小型自動車整備士のみで、一級大型自動車整備士や一級二輪自動車整備士の試験は未だ実施されていません。
行なわれなかった理由として、整備主任者や自動車検査員の資格要件は、二級自動車整備士資格がある事で満たされるので、一級自動車整備士の必要性が無いためです。
しかし、一昔前のアナログ的な自動車整備士では通用しなくなった時代がやって来たわけです。
とにかく、一級自動車整備士試験が実施されるようになった現在、自動車整備の専門学校は養成課程を設置して自動車大学校に改称する事になりました。
そこで自動車大学校になった所を全て紹介すると大変ので、メーカー系として「トヨタ自動車」「日産自動車」「ホンダ自動車」の3社の学校を紹介いたします。
トヨタ自動車系列の自動車整備の専門学校で、全国に3校の自動車大学校が存在します。
神戸校については比較的歴史が浅い1992年の開校ですが、東京校は専門学校時代も含めて1953年に開校し、名古屋校は1961年に開校した自動車整備学校としての名門校です。
東京校の学科/募集人数
1級自動車科 4年制 120名
1級専攻科 2年制 40名
自動車整備科 2年制 320名
スマートモビリティ科 2年制 40名
ボデークラフト科 1年制 40名
※ 学校HPより(2016年)
名古屋校の学科/募集人数
高度自動車科 4年制 120名
自動車整備科 2年制 360名
女性ショールームスタッフ科 2年制 40名
BP先攻科 1年制 40名
※ 学校HPより(2016年)
神戸校の学科/募集人数
高度自動車科 4年制 80名
自動車整備科 2年制 300名
※ 学校HPより(2016年)
日産自動車系列の自動車整備の専門学校で、全国に5校の自動車大学校が存在します。
栃木校、愛知校、京都校、愛媛校については、学校法人 日産学園の経営ですが、横浜校に関しては日産自動車株式会社の直の経営になります。
栃木校の学科/募集人数
一級自動車工学科 4年制 75名
自動車整備科 2年制 100名
※ 学校HPより(2016年)
横浜校の学科/募集人数
一級自動車工学科 4年制 80名
自動車整備科 2年制 120名
※ 学校HPより(2016年)
愛知校の学科/募集人数
一級自動車工学科 4年制 50名
自動車整備科 2年制 150名
車体整備専攻科 1年制 25名
※ 学校HPより(2016年)
京都校の学科/募集人数
一級自動車工学科 4年制 80名
自動車整備科 2年制 200名
車体整備専攻科 1年制 40名
※ 学校HPより(2016年)
愛媛校の学科/募集人数
一級自動車工学科 4年制 30名
自動車整備科 2年制 65名
※ 学校HPより(2016年)
ホンダ自動車系列の自動車整備の専門学校で、全国に2校の自動車大学校が存在します。
各メーカー系大学校として関東校は、唯一の国際自動車整備科が設置されていて、海外のホンダディラーで実際に働くという海外就労研修があります。
関東校の学科/募集人数
一級自動車整備研究科 4年制 80名
自動車整備科 2年制 200名
国際自動車整備科 3年制 20名
自動車開発エンジニア科 2年制 80名
※ 学校HPより(2016年)
関西校の学科/募集人数
一級自動車整備研究科 4年制 60名
自動車整備科 2年制 260名
自動車研究開発科 2年制 40名
※ 学校HPより(2016年)
各メーカー各学校の色々な学科があり、学年でも学費が違ってくるので一概には言えませんが、年間約125万円程度かかると思って下さい。
なお、ホンダテクニカルカレッジ関東の国際自動車整備科は海外就労研修があり、約17万円が8か月間支給されるので学費の助けにもなります。
自動車整備士になる為に
・一級自動車整備士
約420万円〜約500万円かかります。
・二級自動車整備士
約230万円〜約250万円かかります。
一級自動車整備士 97%以上合格!
二級自動車整備士 100%合格!
合格率を公表していない学校もありますが、その他の学校は全国平均を大幅に上回る合格率。
中でも一級自動車整備士については、倍以上の合格率を有しています。
100%な理由と100%ではない理由
二級自動車整備士は、「二級ガソリン自動車整備士」と「二級ジーゼル自動車整備士」があり、どちらかが合格すればいいのですが、一級自動車整備士は「一級小型自動車整備士」に合格しないといけないので、このように合格率は下がったと思われます。
第一志望の企業に入れるかどうかは別ですが、内定率は100%だそうです。
各自動車メーカーの整備士養成学校ですから、当たり前と言えば当たり前の話ですが、各メーカーの専門学校・大学校を卒業すると、就職は保証されることになります。
ちょっとした大学と同じくらいの学費がかかりますが、これを高いと思うか安いと思うか、就職率を考えると一目瞭然の様な気がします。
しかし大学よりも授業単位は厳しいので、在学中の努力はとんでもないものですが、それに見合ったスキルやステータスを手にする事になるでしょう。
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