【BMW i】っていったいどんな車？

BMW i は「CO2を排出することなくモバイル・ライフを実現し、ドライブ前から、クルマを下りた後にまで大きな感動を与えてくれる」をコンセプトに設計された車です。持続可能な社会を実現するプレミアムカーとして位置づけられています。

この車はEfficientDynamicsというテクノロジーでCO2排出量を継続的に減らしながら運転を楽しむという目標を掲げています。そのためにデザインから製造まではもちろん、車に乗っている時や車を処分するときに至るまでサステイナビリティが徹底的に考慮されています。例えばモーターでの走行が極めて敏捷であるだけでなく、その優れた効率性を実現するために、効率的なな冷却システムが常にバッテリー作動温度を最適に保っています。またドライバーはスイッチ一つで省電力の走行モードへの切替えが可能で、航続距離を約20％、距離にしてほぼ200 kmまで延長することができるようになっています。

車種は上の「i3」と下の「i8」の2つです。i3は大都市圏で生活する人々のために作られた4人乗りモデルで、電気モーターとリチウムイオン電池を搭載するゼロ・エミッションカーです。フル充電することで最大約200kmの走行ができ、レンジ・エクステンダー（発電専用エンジン）を搭載したモデルでは約300kmまで走行することができます。充電時間は家庭用200Vコンセントで7〜8時間で、日本規格の急速充電システムCHAdeMO（チャデモ）に対応しており、その場合はなんと約30分で充電完了ということです。また、i8はプラグインハイブリッドスポーツカーであり、静止状態から時速100kmまでの加速に4.4秒という加速力を誇りながら、100kmの距離を走行するのに2.5lの燃料しか必要しない燃費のよさと、時速120kmまでの電気モーターのみの走行、最長35kmまでゼロ・エミッションで走行可能というスペックを誇る。速さとエネルギー効率のどちらも高いレベルで実現しているところが魅力的だ。