メルセデスのレースの歴史!AMGの直系、メルセデスAMG GT3とは?
2016/01/06
tynak
6代目のポルシェ911となる997型。その中でもGT3はルマン24時間の覇者、911GT1のエンジンを搭載したモンスターマシンです。クラブスポーツパッケージやカップカーなど、997 GT3はサーキット走行を前提にしたモデルとなっています。
ポルシェ997とは、世界を代表するドイツの高級スポーツカー、
ポルシェ911の6代目モデルになります。
初代ポルシェ911
ポルシェ911GT3(997型)の直系の先祖にあたるのが、1963年にデビューした、初代ポルシェ911です。
水平対向6気筒エンジンをリヤエンドに搭載し、
丸みをおびた独特の形状は他のどのモデルにもない、
ポルシェ911だけの伝統的なデザインです。
似通った車が多い中、ポルシェ911はどこのメーカーにも模倣されず、
ポルシェだけのデザインになっていまして、
それは今回紹介する997GT3にも受け継がれています。
ポルシェ 997型
ポルシェ911の6代目モデルが997型です。
2004年夏発売。ポルシェ・996をベースに大幅が改良が施されたモデル。シャシなどは同一であるが、外観は大きく996から変更された[1]。996型の部品から80%以上を刷新したとも言われているが、ボディの基本骨格や一部のボディパネル、内径φ96mm×行程82.8mmの3,596ccエンジンや5速ティプトロニックなどは踏襲されている。
997のパーツのほとんどは新しくなっていますが、
基本骨格は前作モデルである996型を強化したものを受け継いでいます。
997 GT3
997 GT3も丸目のヘッドライトを採用。
996型で不評だった涙滴型ヘッドライトが廃止となり、往年の丸型ヘッドライトが復活した。スモールランプ、ウインカーも空冷時代を彷彿とさせる別体型となり、さらに後部コンビネーションランプと前後バンパー部分のデザインも変更。ドアミラーは2本アームデザインに変更され、少なからずダウンフォースを発生させる
前作の涙目型ヘッドライトは好みの分かれるところですが、
997型になってポルシェらしい丸型ヘッドライトが復活しています。
997型は初代から始まる、911の伝統的なデザインのイメージをもたせながら、
しっかりと現代的なマシンへアレンジしています。
1998年のルマン24時間レースで優勝した911GT-1
997 GT3に搭載されるエンジンは、ルマンで優勝したポルシェ911GT-1のものをベースにしています。
997 GT3
997GT3のエンジン。
カレラ系のエンジンとは異なり、1998年のル・マン24時間レースで優勝したポルシェ・911 GT1系のエンジンユニットをベースにしている[1]。996GT3から引き継いだのはクランスケースのみ。コンロッドはチタン製で、ピストンは1個当たり30g軽量化され、クランクシャフトも600g軽くなった
997GT3のエンジン排気量は、
前期型で3600cc(415馬力)、後期型で3797cc(435馬力)です。
997 GT3 RS
ポルシェ997 GT3は、標準の997と比較して、足回りやデフ、マフラーなどをグレードアップしています。
997 GT3オプション
997 GT3のクラブスポーツパッケージ。
ポルシェ997 GT3のクラブスポーツパッケージは、
カーボン製バケットシート、ロールケージ、消火器がセットになっています。
なお、シートはスーパースポーツカー、カレラGTと共通です。
997 GT3 カップカー
レース用の997 GT3です。
ポルシェ911 GT3カップカーは、997型のレース専用マシンです。
大幅にローダウン化された車高、大型のウイング、
室内はバケットシートにロールケージが張り巡らされています。
997 GT3 は公道走行することができません。
よく「羊の皮をかぶったオオカミ」と形容される車がいますが、
この997 GT3に関しては「オオカミの皮をかぶった、もっとすごいオオカミ」になりそうです。
997 GT3
997型のハイパフォーマンスモデル、ポルシェ911 GT3。
いかがでしたでしょうか。
997型のポルシェ911GT3は後期型になると、
さらにエアロパーツやサスペンションのセッティング、
ブレーキも強化され、さらにパワーアップしています。
ポルシェの進化は留まるところを知りません。
特にGT3は、走りを極めたマシンであることがわかります。
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