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トヨタランドクルーザープラド、プラドのディーゼル車ってどうなの?

トヨタのSUV車ランドクルーザー プラド(ランクル プラド)が2015年6月マイナーチェンジし、クリーンディーゼル車の採用。今回プラドでは、2.8リットル直4ディーゼルターボエンジンが登載されています。ランクルプラド、ディーゼル車の特徴について調べてみました。

ランドクルーザープラドってどんな車?

そもそもランドクルーザープラドとはどんな車なのか、概要をご紹介してみようと思います。

世界のあらゆる場所を想定し、最も厳しい基準でつくる。そんなランドクルーザーシリーズの思想を継承し、さらに最新技術を取り入れ進化をつづけるランドクルーザー プラド。
信頼性・走破性・耐久性、そのすべてに「伝統と革新の融合」を感じさせてくれます。

2009年9月におよそ7年ぶりにモデルチェンジを果たし、2013年9月10日、マイナーチェンジし、現行の形のランドクルーザープラドになっています。大型フロントグリルを採用するとともに、フロントバンパー、リアコンビネーションランプ及びリアガーニッシュのデザインが変更され、より力強さを強調したほか、ヘッドランプのデザインを変更し、「TZ」・「TZ-G」にはロービーム及びクリアランスランプにLEDを採用しています。「いつでもどこへでも行ける安心感と快適性」を備えたクルマとなったとメーカーは発表しています。

ランドクルーザープラド TZ-G

エンジン 2.8Lディーゼル
駆動   4WD
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員 7人乗り

ランドクルーザープラド TX“Lパッケージ”

エンジン      2.8Lディーゼル
駆動        4WD 
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員      7人乗り

エンジン      2.7L
駆動        4WD 
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員      7人乗り

エンジン      2.7L
駆動        4WD 
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員      5人乗り




   

ランドクルーザープラド TX

エンジン      2.8Lディーゼル
駆動        4WD 
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員      5人乗り

エンジン      2.7L
駆動        4WD 
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員      7人乗り

エンジン      2.7L
駆動        4WD 
トランスミッション 6 Super ECT
乗車定員      5人乗り

ランドクルーザープラド、ディーゼルエンジンの主な特徴

本格SUVにふさわしいトルクフルな動力性能。

出典:http://toyota.jp

直4 2.8L 1GD-FTV(ディーゼルエンジン)

コモンレール式燃料噴射システムや空冷インタークーラー式ターボチャージャーなどの採用により、パワーは同排気量クラスのガソリンエンジンを、トルクは4.0Lクラスのガソリンエンジンを上回る、最高出力130kW、最大トルク450N・mという圧倒的な動力性能を実現。また、DPR(排出ガス浄化装置)や尿素SCRシステムなどにより排出ガスのクリーン化も果たし、さらにTSWINを採用したピストン(世界初)により、燃費を向上させた新開発のディーゼルエンジンです。

ディーゼルエンジンの名前と特徴

ランドクルーザー プラドのディーゼル車に登載されるエンジンユニットの名前は“1GD-FTV”。ランドクルーザープラドディーゼル車のエンジンの特徴と言えば、ディーゼルターボ車特有のトルクフルな走りと高い燃費性能が特徴のようです。

ディーゼルエンジンのシステムと特徴

ランドクルーザー プラドのディーゼル車では、排ガスの処理のためトヨタ国内初となる“尿素SCRシステム”と言う後処理システムを採用するようです。

通常ディーゼルエンジンでは、NOx(窒素酸化物)とPM(すす)が排出されます。そして、通常高温燃焼ではNOx(窒素酸化物)が、低温燃焼ではPM(すす)が多く発生します。ディーゼル車では、この両方を効率よく排出・除去していかないといけません。ランドクルーザー プラドのディーゼル車では、PM(すす)に関しては、エンジンで効率よく燃焼して減らすようにしたようです。そして、NOx(窒素酸化物)の除去・排出に利用されるのが“尿素SCRシステム”

ランドクルーザープラド、ディーゼル車の尿素SCRシステム

ランドクルーザー プラドディーゼル車で出される排ガスに尿素水という物質を噴霧し、化学反応をさせてNOx(窒素酸化物)を処理する仕組み。ランドクルーザー プラドに登載される“尿素SCRシステム”のメリットとしては、低コストでシステムが登載される事。また、システム自体も比較的コンパクトになるというメリットもあるようです。

デメリットとしては、”アドブール”と呼ぶ尿素水を常に補充する必要があるという事。ランドクルーザー プラドでは、約12リットル入れることができる尿素水タンクを装備し、約1万5000km走行できるようです。気になるランドクルーザー プラドディーゼル車に必要な”アドブール”の価格は、10リットルで約2000円程度となるみたいです。

プラド2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンの燃費比較

2.8Lディーゼルエンジン : 11.2km/L (W=2500kgランク)
2.7Lガソリンエンジン : 9.0km/L (W=2150kgランク)

ランドクルーザープラド、ディーゼル車の試乗感

新しく設定された新型プラドの特徴の一つは、振動や音が小さく、車両重量の増加も比較的小さい点です。ディーゼルエンジンは、ガソリンではなく、軽油を燃料として走ります。高圧に圧縮する熱で「軽油が自己発火⇒燃焼⇒エンジンが回る」という仕組みなので、ディーゼルエンジンは高圧縮などに耐えれるように頑丈につくる必要があり、エンジン自体が重くなってしまいます。そのため、車両重量が、ガソリンエンジン車と比べて、ディーゼルエンジン車は重くなりやすいです。さらに、ディーゼルエンジンは、音や振動が発生しやすいという問題もありました。

けれど、近年のクリーンディーゼルエンジンは、車両重量増や音、振動がかなり抑えられているようです。また、ディーゼルエンジンは、燃焼状態によってスス(PM=粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)が発生し、環境に悪いといわれ続けていました。けれど、クリーンディーゼルエンジンは、燃焼効率の向上、酸化触媒、DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)、尿素SCRシステムなどによって、ススやNOxは大幅に低減。新型プラドのクリーンディーゼルエンジンは、厳しいEURO6の規制もクリアしているほどです。このように、新型プラド(や近年のクリーンディーゼルエンジン)は、振動や騒音、排ガスなど悪い面が大幅に改良され、低速トルクが強力、燃費が良いなどメリットが大きくなっています。

ランドクルーザープラドに関する参考サイト

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