よく知らないホイールあれこれ!車のホイールについて考えてみよう!
2015/12/18
Hiro-X
愛車のドレスアップを考えている方は、ホイールとボディをツラにするツライチがおすすめです。ツライチにするにはホイールのオフセットが重要になってきます。今回はオフセットとは何か、ツライチにする場合のオフセットの計算の仕方などをご紹介します。
まず、ホイールのオフセットとは一体何のでしょうか。
ホイールを購入する際や取り付ける際に気にしなければいけないものなのですが、実際はどういったものなのでしょうか。
ホイールオフセットとは、ホイールの中心と取り付け面(ディスク部)との距離がどちら側にどれだけの距離があるかを表した数値でのことです。
ホイールの中心よりも外側に取り付け面がある場合は、プラスオフセット、内側にあるものをマイナスオフセットといいます。
次はホイールのオフセットとタイヤの関係についてご紹介します。
両者には一体どんな関係があるのでしょうか。
ホイールのオフセットの数値が小さくなるとタイヤは外側へ移動し、ホイールのオフセットの数値が大きくなるとタイヤは内側へ移動します。
このホイールのオフセットによって、タイヤがボディーの外にはみ出したり、内側に干渉したりしないように調節されています。
つまり、ホイールのオフセット「+30mm」を使用していて、同じ幅のホイールでオフセットが「+40mm」のものに交換すると、タイヤは車体の内側へ10mm引っ込むということになります。
この時、注意が必要なことはサスペンションなど、内側へホイールが干渉する場合があります。
逆にオフセットが、10mm小さい数値になるとタイヤがボディの外側方向へ10mm移動します。
タイヤがフェンダーより外側に出ていたり、フェンダーに干渉する場合は車検に適合しなくなります。
停車状態で干渉しなくても走行状態でサスペンションが沈み込んだ際に干渉してしまうケースがありますので、注意が必要です。
次はホイールのオフセットの計算方法です。
愛車のホイールのカタログ値がわかっている場合と、実測で出す場合と2種類載せておきますので、参考になさってください。
愛車のカタログなど標準設定時の車両全幅やトレッド、標準設定ホイールのオフセットなどがわかる場合は、 サイトなどのホイールマッチング「ツライチ」シュミレーションというもので計算することができます。
カタログ値がわかっている場合はこちらが断然便利ですね。
実測でホイールのオフセットを計測する場合で、ボディーにピッタリのタイヤにするには、車体をジャッキなどで持ち上げホイールを外し、ホイール取り付け面(ディスク部)に曲尺等、直角になる定規でフェンダー(ボディ)迄の距離を測ります。
この距離が分かれば、タイヤ(ホイール)幅の1/2の数値からこの数値を引くとフェンダー(ボディ)ピッタリのオフセットになります。
但し、どちらの計算方法もあくまで計算上の参考数値なので、他の部位と干渉しないか注意が必要です。
もしほかの部分と干渉している場合は、事故や故障につながるのでホイールのオフセットを変更しましょう。
最後にホイールのオフセットの測り方をご紹介します。
自分の愛車が履いているホイールのオフセットがわかれば、ホイールを交換するときの目安にもなり、便利です。
まずホイールのリムの内側の幅を計ります。
その計った幅を2で割ります。
ちなみに1J=25.4ですので、計測した幅を25.4で割れば、ホイールが何Jかということもわかります。
次にメジャーをディスクとハブが当たる面に合わせます。
そしてディスクからインナーリムまでの距離を測ります。
計った距離から上記のホイールの幅を2で割った値を引くとオフセットが計算出来ます。
このホイールの場合は、ホイールの幅が274㎜、ディスクからが130㎜なので、
274÷2=137
130‐137=‐7
となるので、ホイールのオフセットはー7ということになります。
いかがでしたか。
ホイールのオフセットを考えてホイールを変えるだけで、車の見た目の印象が大きく変わります。
自分が履いているサイズがどれくらいなのか、またどのサイズのホイールをはけばいいのかがわかれば、いちいち試着したりしなくてもホイールを選ぶことができます。
愛車の見た目を大きく左右するホイール。
好みのホイールを購入して、おしゃれに乗りこなしてみてはいかがですか。
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