パガーニが送り出す人気の高級車「ゾンダ」とはどんな車なのか?
2016/01/20
masayablog
車体価格はなんと1億2千万もする夢の車パガーニのウアイラ。イタリアのスポーツカーメーカパガーニのなかでも人気のウアイラ。年間40台しか生産出来ず、1億越えする高級スポーツカー。その魅力とはいったいどんなものなのか迫っていきたいと思います。
2011年、イタリアのサンチェザーリオスル・パーナロにあるパガーニ社は、「ゾンダ」の後継車となる怒級のスーパーカー「ウアイラ」を発表した。その性能と美しさは、他人とは違うスーパーカーを求める超リッチな顧客の心をつかみ、ベーシックモデルの価格が約1億円にもかかわらず、3年半先のオーダーまで埋まっているという。このウアイラ人気を受けて年間20台という少量生産をモットーとしてきたパガーニだが、2013年からはウアイラの生産を年間40台に増やすことを決定した。セレブの心を掴む辺りから早くもパガーニ「ウアイラ」の魅力が伝わったのではないでしょうか。
試乗した方からの感想などの走行面を紹介したいと思います。
まずは、基本情報から
エンジン:6リッター、V型12気筒ツインターボ
パワー:最高出力 730ps/
最大トルク102kgm
トランスミッション:7速オートマチッック
0-100km/h :3.2秒 (最高速度 100km/h)
最高速度:360km/h
駆動方式:後輪駆動
車両重量:1350kg
座席:2シーター
燃費:回答無し
パガーニ・ウアイラの車重は1350kgと、このクラスでは軽量と言える数値に収まっており、クルマのパフォーマンス度を示すパワーウェイトレシオ(馬力を車重で割った数値)は、「車重1トンあたり541馬力」(海外式表記)となっています。これは市販車最強の1001馬力を誇るブガッティ・ヴェイロンの「1トンあたり530馬力」を上回るものとなっています。ちなみに、ホンダFitの場合だと「1トンあたり約100馬力」、日産GT-Rでも「1トンあたり約320馬力」です。
パガーニ・ウアイラの性能の高さがうかがえます。
そのウアイラの実力は、第三者機関である自動車技術会の測定によると、最大出力730ps、ピーク時の回転数5800rpm、そして2250rpmから4500rpmまでは102kgmのトルクがフラットに発生するという。0-100km/hは驚愕の3.2秒で、最高時速は360km/h(パガーニ氏によると370km/h)、横加速度は1.64Gsだ。これらの数字からするとウアイラは、2009年にニュルブルクリンクの北コースで6分47秒のラップタイムを出した同じパガーニ社の「ゾンダR」よりもウアイラの方がレース向きのマシンだと言えるだろう。
その走行を支えるのがフロントとリアデッキに取り付けられてあるフラップがダウンフォースを高めている。ウアイラの高速走行での安定感は抜群だ。リア・フリップはそれぞれが単独で上下運動を繰り返し、一方のフロント・フリップは鋭敏にコンスタントに動く。さらに、ウアイラは時速約200kmから、なんと4.2秒で静止状態になるという驚きのブレーキを持っているのだ。
ウアイラのオーナーは同時にゾンダも所有している場合が多く、新型モデルが発売されても旧型を手放さない傾向があるという。なんとも贅沢なはなしである。
となると、顧客は標準装備されているセミオートマチックトランスミッションでは満足しない。そこでパガーニは、軽量で耐久性のあるギアボックスを長年レースカーに提供してきている英の Xtracのギアボックスを公道車として初めてウアイラに搭載したという。
ギアボックスは7速のシングルクラッチ。もちろん最近の傾向であるデュアルクラッチという設定もあったはずだが、その場合、少なくとも70kgは重くなることから、今回は軽量化を重視してシングルクラッチを採用したようだ。
飽きを感じさせないよう細かい部分までパガーニ・ウアイラはこだわりが強い。
ここまではパガーニ・ウアイラの走行内容にふれてきた。次にパガーニ・ウアイラの内装に触れてみたいと思います。こちらも走行性能に負けない内容・こだわりが感じとれます。
パガーニ・ウアイラは価格に見合う豪華な装備の数々がほどこされている。まずは、一目でわかる上質なレザーのシート。座ってみればそのすわり心地は高級ソファーのそれを上回ると言っても過言ではないほどで、シートが全身を覆うようにどっしりとした質感の中にも柔らかい感触を味わえる。
質感あふれるドアスピーカーのマウントには、パガーニのロゴが。
さりげないレザーパーツにも、上質感が漂います。使われているボルト類はすべてチタン製。
そして、パガーニ・アウリアの細かい所まで拘っているとわかるのがこちら。
シフトレバーこれがすごい。パガーニ・ウアイラはハンドルの裏にある電気式のパドルスイッチを使ってシフト操作するため、本来はシフトレバーを付ける必要はないのですが、「たまに使うこともあるから」というだけのためにわざわざ装備された専用品。
しかも、そんなパーツのために67個ものパーツを組み合わせて、シフト時の上質な感触を作り出しているそうです。本来ならば単なる電気スイッチがあれば充分で、複雑な機構は必要ないはずなのですが、そこに手を抜かないのがパガーニ・ウアイラのスゴいところです。
ここでは、パガーニ・ウアイラの外装にも少しではあるが紹介したいと思います。
車体にも高級な素材が惜しみなく使われています。ボンネットにはF1マシンや最新の旅客機にも多く使われるカーボンファイバーの柄が透けて見えます。まさにレーシングカーのような外観です。シャシーには「カーボ・テイニアム」という、カーボンとチタニウムの複合素材が使用されています。軽さと強靱さを兼ね備えた最新の素材です。それにより車重は1350kgと、このクラスでは軽量と言える数値に収まっています。
ホイールにいったては、なんと5日かけて作成されます。
いたるところに精緻な加工が施され、まさにスーパーカーといったパガーニ・ウアイラ。
パガーニ社の細かい所まで妥協を許さない所が感じ取れます。
最後に1つ紹介しておきたいものがあります。外装とは違うのですが、パガーニ・ウアイラの鍵について触れておこう。この鍵がまた凄い。同車の鍵は一般的な車の鍵と違っていて、アルミ製でパガーニ・ウアイラの形をしている。しかも、この鍵は中央で2つに分かれ、一方がイグニションキー、もう一方が音楽用のUSBになっているという。その値段は1つが12万円とも、それ以上だともささやかれている。
いかがでしたか??まだまだここではお伝えしきれない魅力がいっぱい詰まったパガーニ・ウアイラ。こんな夢の車のオーナーの方々がうらやましですね。夢の高級スポーツカーパガーニ・ウアイラの魅力をお伝えしました。
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