ダッジ バイパーを中古で購入する方必見!中古バイパーの基礎知識!
2015/12/24
amunejia
1980年代後半にダッジよりコンセプトカーとして発表されたバイパーはその後3年を目途に限定で市販モデルを販売開始。ダッジ バイパーの「マッスルスポーツカー」が人気を博し継続販売された。しかし時代の流れも伴って、大排気量のスポーツカーは徐々に淘汰されていったが・
1960年代後半に登場したスポーツカー、シェルビー・コブラを意識して開発されたダッジ バイパーはアメリカ車には多いOHVエンジンを搭載している。
市販車の中では、最大級のエンジンを搭載し、V10 8リッターと超大型なエンジンになる。
フレーム・足回りにおいては当時、クライスラーの子会社だったランボルギーニによって
着手され、アルミ化を進め、チューニングを施した。
ブレーキにおいてもランボルギーニが選定を行い
当時では珍しく、ブレーキメーカとしての最高峰「ブレンボ」を標準装備
ダッジ バイパーならではの大排気量=大型エンジン※超重量級を受け止めるには
当然最高のパーツを使用することが開発時点で行われた。
デザインにおいては、2代目ダッジ バイパーのデザインは日本人が行った。
※ただし、2代目以降はマフラーの構造上、日本では車検不適合の為
正規輸入はされていない。
アメリカン マッスルスポーツカーの性能をご紹介します。
ダッジ バイパー
以下は概要になります。
乗員定数: 2名
ボディタイプ: ・2ドアクーペ
・2ドアコンバーチブル
◎2タイプがあります。
エンジン: 7.9L V10 OHV
最高出力: 450ps/5,200rpm
最大トルク: 67.7kg-m/3,700rpm
変速機: 6MT
駆動方式: FR
サスペンション: ダブルウィッシュボーン
全長: 4,490mm
全幅: 1,980mm
全高: 1,190mm
ホイールベース: 2,440mm
車両重量 : 1,590kg
【ダッジ バイパーの良い点】
先ずボディスタイル!そしてアメ車らしいトルク感、加速性能、高速安定感、ディープパープルのハイウェイスターそのまんま、長い真っ直ぐな高速道路をアクセル全開で走る開放感!
【ダッジ バイパーの悪い点】
燃費性能と足回り、内装、マフラーと足回り、出来れば内装のグレードアップは変え無いと、日本で乗るには、この車の魅力が半減します。
やはり、ハイパフォーマンスを誇るダッジ バイパーですが、
大排気量による燃費の悪さが目立ちます。
しかし、燃費如何にとわず、「ダッチ バイパーが好きだから乗る!」という方は
あまり気にしていませんね。
販売当初時代は日本では某マンガの影響で「走り屋」の流行があり
とにかく速い!かっこいい!の言葉が、とてもマッチングしている車ではないでしょうか。
ダッジ・バイパーSRT-10・ACR仕様
このタイプのデザインが流行していました。「レーシングスタイル」と言うべきか、フルエアロを装備し、公道でもレースを行える?くらいのデザインが施されています。
SRT Viper GTS|SRT バイパー GTS
マツダのRX-7を彷彿させるデザインです。
ダッジ バイパーのボディラインに直線は無く、すべて流線形で空力学的に
とてもうまく設計されたデザインです。
【NYオートショー2012】V10エンジンを積んだ毒蛇、ダッジ...ではなくSRT「ヴァイパー」復活
2012年に発表されたダッチ バイパーです。
しかし、この時点で、クライスラー バイパーになってしまいました。
ダッチ バイパーの原型をしっかりと受け継いだデザインになっています。
初代ダッジ バイパー
ダッジ バイパーを乗り心地は、やはりそのハイポテンシャルに由来する「加速性能」ですね。アメリカの大地を高速で駆け抜けるような爽快感がたまらないようです。
初代ダッジ バイパー コンバーチブル
低ギアでのパワーとトルク感はハンパないですね。しかし、NA(自然吸気)にて450馬力とはこの時代では8000㏄もの排気量を持たないと味わえないものですね。NAでないと味わえない乗り心地がありますね。
SRTバイパーGTS
このダッジ バイパーはクライスラー バイパーとしてリリースされたものです。様々な電子コントロール類が搭載され、さらに乗り心地が良くなったみたいですが、昔ながらのスリル満点のスピード感を味わうならば、それらのコントロール類をOffにして乗る事ができるようです。
ダッジ バイパーの新車価格は
1999年10月1日発売~2003年1月販売時は
約1155万円です※各オプション価格は除く
ダッジ バイパーの現在の中古価格相場は
428万円~1080万円 となっています。
状態にもよりますが、目立つという意味での金額は
フェラーリを購入するよりも、確実にダッジ バイパーのほうがお得になりますね。
ダッジ バイパー
ダッジ バイパーはマニア向けな車で、性能から考えると価格は安いような気がします。しかし、現在の低燃費を売りにしているコンパクトカーやHV、EVでは味わえないものがあります。
ダッジ バイパー
ダッジ バイパーは通常の中古車としては価格は高いかもしれませんが、何より性能が優先で、性能に対し、この価格は逆説的に言えば、コストパフォーマンスが良いといえるかもしれません。
ダッジ バイパー SRT GTS 新車並行車 当社顧客様ワンオーナー車
ダッジ バイパーはマニア向けと言われているだけあって、ASK(応談)のものが多いですね。ダッジ バイパーに対しての価値観を求めれば、いい状態のものであれば、応談になってしまうのも無理がないかもしれません。
最新のダッジ バイパー
ダッジ バイパーのハイパフォーマンスにおいて、現在の存在価値を考えてみると、アメリカンドリーム的な存在ではなく、その時代で最高のものを過去に残すということになるのではないかと思います。ダッジ バイパーでなければ実現しなかったテクノロジーやその時の最高のニーズを集約したものではないかと思います。
ダッジ バイパーにおいて、私はとてもインパクトのあるイメージが残っています。
とあるきっかけで、富士スピードウェイにて
プロのドライバーの運転でサーキットを何周かしました。
プロのドライバーの運転に感嘆したのは当然ですが
車のパフォーマンスが何よりすごかった
ドライバーが「あまり飛ばすとびっくりしちゃうから、7割くらいで行くね」との言葉に
私は「大したことがないだろう」と高を括ったところ・・・
あまりの加速Gに脳みそがおいて行かれました (笑)
体は動いている感覚はあるのだけど、思考が遅れてくるという状態。
しかもドライバーが周回を重ねるごとに、ペースを上げているのが
頭ではなく、体でわかりました。
あまりのインパクトで、その後、ピットに戻り、ベンチに座って
あしたのジョー状態(笑)になっていました。
私の経験はレース仕様のダッジ バイパーだったので
あまり参考にならないかもしれませんが、つるしでこんなものを売っていいのか?と
思ったことを思い出しました。
今の時代にそぐわない「スポーツカー」「大排気量」「2シーター」
そして、燃費悪。。。
しかし、一度でもダッチ バイパーに乗ったことや運転したことがあれば
その感覚を再びと思うことは間違いありません。
ハイブリッドカー、コンパクトカーに押され、真のスポーツカーが
ハイブリッド化してしまうことが、少し残念でたまりません。
車は時代と共に変化していくのはしょうがないのですが
レーシングスポーツが衰退してしまう時代だからこそ
ダッジ バイパーのような車をあえて作り続けていくような勇気が
メーカには必要かもしれません。
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