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今更聞けない!駐車禁止の張り紙を貼られたらどうしたらいいの?

少しの間なら大丈夫だろうと思ったら駐車禁止の張り紙を貼られてしまった!こんな経験はありませんか?駐車禁止の張り紙を貼られたら悔やんでもしかたありません!いまさら人に聞けない駐車禁止の張り紙を貼られた時の対応をご紹介します。

駐車禁止の張り紙を貼られたことはありますか?

少しの間だから大丈夫だろうと道路に車を停め、戻ってきたらフロントガラスに駐車禁止の張り紙が・・・
このような経験をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

駐車監視員制度が施工されたことで、駐車禁止の張り紙を貼られる人が多くなっています。

駐車禁止の張り紙を貼られてしまった。。。
悔やんでも仕方ありません。大事なのはその後どうするかです。

駐車禁止の張り紙を貼られたらどうすれば良いの?免許の点数はどうなるの?などいまさら人に聞けない駐車禁止の張り紙を貼られた時の対応などをみていきたいと思います。

駐車監視員制度って?

一昔前だと駐車禁止の張り紙をするのは警察でしたが、今では駐車監視員という方が駐車禁止の張り紙をすることが多くなっています。
この駐車監視員制度ですが、名前は聞いたことがあっても詳細は知らない方が多いのではないでしょうか。

駐車監視員(ちゅうしゃかんしいん)とは、放置車両確認事務の業務を委託された、民間法人の従業員を言う。警察署長から放置車両確認事務を受託した法人を「放置車両確認機関」と言い、放置車両確認機関に従事する役員・駐車監視員は「みなし公務員」(公務員ではないが、業務を行っている最中は公務員とみなす)として扱われ、秘密を保持する義務(守秘義務)が課され、また車両所有者・運転者の反抗から保護される権利を持つ。

出典:https://ja.wikipedia.org

上記のとおり、駐車監視員は公務員として扱われます。

警察以外の人が駐車禁止の張り紙をすると場合によっては暴行、脅迫をされる可能性がありそうですが、駐車監視員に対してこのようなことを行うと公務執行妨害罪が適用されます。

駐車監視員になるには駐車監視員資格者講習というものを受講する必要があります。
講習を受講し修了考査に合格し修了証をもらい、資格者証を申請することとなります。なお、申請した後にさらに審査があるようですが基準は非公開となっています。

都道府県で金額は変わりますが受講費用はおよそ19000円。
この他に資格者証交付に約9000円が必要となります。

駐車禁止の張り紙を貼られたら

では本題。駐車禁止の張り紙を貼られたらどうすれば良いのでしょうか。
駐車禁止の張り紙を貼られた後の対応は2通りあります。

警察に出頭する

警察に出頭した場合、駐車禁止の張り紙を貼られた運転者が警察に出頭し反則金を払います。
また、違反点数が付加されます。

警察に出頭しない

駐車禁止の張り紙を貼られた運転者が警察に出頭しない場合、弁明通知書が送られてきます。
この弁明通知書に放置違反金納付書が同封されており、この納付書で反則金を支払うこととなります。(反則金に手数料が追加されます。)

なお、弁明書の提出期限までに仮納付しなかった場合は、放置違反金納付命令書が送付されます。

警察署に出頭すると違反点数が付加されますが、出頭しなければ反則金の支払いのみで済みます。つまり違反点数が付加されません。

というのも弁明通知書は車の持ち主宛に送られるからです。
車の持ち主=運転者とは限らないことから違反点数が付加されないようです。

なお、駐車違反の張り紙を見ると違反の種類がわかります。
また、違反の種類がわかることで反則金、違反点数もわかります。

・駐停車違反:反則金1万円、違反点数1点
・放置駐車違反:反則金1万5千円、違反点数2点
・放置駐車違反:反則金1万8千円、違反点数3点

駐車禁止の張り紙を無視するとどうなる?

では、この駐車禁止の張り紙を無視するとどうなるのでしょうか。
駐車禁止の張り紙を無視して反則金を払わないと刑事事件扱いとなる場合があります。

最終的に起訴されるか不起訴になるかは一定の期間と手順を踏んだ後で決定されますが、調書を取られたり、出頭を命じられたりと非常に手間がかかります。

高い確率で不起訴となるようですが、中には起訴されることもあるようです。

また、送付されてきた弁明通知書を無視し続けると車検を受けることができません。
廃車にすることは可能ですが、支払い義務は残り続けます。

支払いを拒否し続けると口座や財産を差し押さえられてしまうようです。

駐車禁止の張り紙まとめ

いかがでしたでしょうか。
駐車禁止の張り紙を貼られたら素直に反則金を払うのが良さそうです。

駐車禁止の張り紙は簡単にはがせてしまうので、その場ではがして立ち去ってしまう人もいるかもしれません。駐車禁止の張り紙をなくすことができても駐車禁止をした事実はなくなりません。

中には駐車監視員により不当に駐車禁止の張り紙を貼られた、というケースもあるようですが、多くの場合は本人の不注意により駐車禁止の張り紙を張られていると思います。

皆さんは駐車禁止の張り紙を貼られないよう気をつけましょう。
また、駐車禁止の張り紙を貼られたら素直に反則金を支払いましょう。

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