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同乗者も寝られる!スムーズに車を運転するコツを身に付けよう!

車の運転に自信がない、車を運転していたら同乗していた人に文句を言われてしまった、こういった悩みを抱えている方は少なくないはず。今回は、教習所で聞いたことのある内容や、意外に見落としがちなポイントなど、車の運転に関する知識をおさらいしていきます。

車の運転について同乗者から文句が!

友達や家族と楽しくドライブ!・・でも着いてから「運転がぎくしゃくしていた」「疲れていて眠たかったのに眠れなかった」「フラフラしている」なんて言われた事、あるかもしれません。
「自分の運転、結構自信あったんだけどな〜」、なのに文句を言われてしまった。それは、自分がスピードを出しすぎただとか、急ブレーキを踏んでしまったなどの原因では無く、「車の運転操作」という問題点にあるかもしれません。

車だって機械のひとつです。よく「パソコンが動かない」と言っている方を見ますが、マニュアルや書店のガイドブックを見れば解決することが多いはず。そう、車の運転もパソコンに同じく、機械操作がまずいのかもしれないという事を一度思い返してみてください。

今回は、意外に見落としていたかもしれない「車の運転操作」についてのおさらいをしていこうと思います。この記事を参考に、もう一度車の運転操作についての基本をプレイバックしていきましょう。

スムーズに車を運転する1・ハンドル操作

まずは、車の運転において大事な部分のひとつ、ハンドルです。

まずは、車に乗り込んだらこのような形(時計の10時10分の形)にハンドルを持ちます。体格により個人差はありますが、運転における基本的な型としてはこのような姿勢になります。教習所で実車教習をする場合に聞いたかもしれませんが、忘れていた方は思いだして頂けると幸いです。

ハンドル操作で一番重要なこと、それはリラックスです。
ハンドルに力が入っていると、運転中に車は直進をしていても左右にふらふらと動いてしまいます。まずはハンドルを持つ両手をリラックスさせ、「ハンドルに手を優しく添える」事を心がけましょう。

そして、親指は握り込む形ではなく、ハンドルのグリップのやや内側に添える形にします。これは、交通事故や思わぬスリップなどの際にキックバック(ハンドルに返ってくる路面やタイヤの動きからの反動)で親指を骨折しないためです。

スムーズに車を運転する2・ペダル操作

次は車の運転操作で「走る」「止まる」の部分を担うペダル操作についてです。
ペダル操作においての走るはアクセル、止まるはブレーキであることは当然のことだと思いますが、どちらの操作がぎくしゃくしても車に返ってくる反応はぎくしゃくして同乗者が不愉快な思いをするハメになります。

アクセルの踏み方

かかとを地面に付けて、足先を優しく押し込む形で踏んでいく

まず、運転するにあたってはアクセルを踏まないと始まりません。しかし、ペダルに関しても「踏みやすい」「踏みにくい」と感じる事があります。まずはハンドルの項目でも言ったように座席位置を調整します。体格によってハンドルの持ち方が少し厳しくなる方も居るかもしれませんが、ペダル操作は車を動かしたり止めたりするという点を鑑みるとハンドル操作よりも重要になります。ここでは、ブレーキを一番奥まで踏み込むのにストレスを感じない座席位置に調整します。

さて、次に実際に車を運転して発進させます。この時、いきなりアクセルをガツンと踏み込んではいけません。車にも慣性の法則があります。いきなり発進すると、上半身がシートにいきなり押しつけられるような感覚になり、とても不快です。アクセルは優しく踏み込み、徐々に足先を押し込む形で踏んでいきましょう。

アクセルの踏み戻しも重要です。ブレーキを踏む際、いきなりアクセルをパッと緩めていませんか?いきなり戻すと、軽いショックが伝わります。またエンジンにも負担が掛かります。アクセルを戻す際は「アクセルを元の位置に戻しておく」という意識を持ってゆっくりと右足を離しましょう。

ブレーキの踏み方

アクセルとは違い、ブレーキを踏む際はかかとを地面には付けない

次はブレーキです。運転して車が動いていれば、止まらなければいけないのも当然の話です。
ブレーキの踏み方は、まず止まりたい場所からやや遠い場所から浅くブレーキを踏みます。そこから徐々に押し込んでいく形でブレーキを踏み込んでいきます。この時、ブレーキを踏む→緩める→踏む→緩めるといった操作をすると同乗者の車酔いの原因にもなります。また、「この人はこのスピードからのブレーキに自信が無いんじゃないか?」という同乗者の不安材料にもなります。その車のブレーキ性能や制動距離などについての知識も身につけておきましょう。

速度が0にさしかかる時に、ゆっくりとブレーキを戻します。これは、ブレーキを踏みっぱなしていると停止時に「ガクン」と来る慣性のショックを打ち消すためです。

番外編・ペダルの踏みやすさによって座席位置を調整する

運転にあたっては、運転者の体格に応じて車の座席位置を調整します。個人差があるかもしれませんが、その時車を運転する目的によって座席位置を調整するというやり方もあります。

例えばですが、
・高速道路での運転なので、アクセルの踏みやすさを重視して座席位置を後ろに下げる
・市街地や郊外、渋滞での運転なのでブレーキの踏みやすさを重視して座席位置を少し前にする
などといった事が挙げられます。

スムーズに車を運転する3・カーブを曲がる

スムーズな車の運転におけるポイントの3つめはカーブの曲がり方です。
「教習所で送りにされた」「未だにどう曲がれば良いのか」という方も多いかもしれません。

車の運転・カーブを曲がるコツ

同乗者の車酔いを誘発しやすいポイントとして多いのが、車の運転操作でカーブを曲がるときだと思います。ここでは、上手くカーブを曲がるコツを紹介します。
・カーブの前ではしっかりと減速
・なるべくカーブの先を見て、車のわだちをイメージしてハンドルを切っていく
・ハンドルを小刻みに動かさない
・カーブへの進入までは絶対にカーブの内側へ寄らない

この4つが大事です。まずは減速、曲がるという動作においては物理的な限界が存在します。オーバースピードはつまり事故あるのみです。
また、ハンドル操作がおぼつかない最大の理由は、「前を見ていない」事です。補助輪無しの自転車を初めて運転した時のことを思い浮かべると分かりやすいと思います。前を見ると、自然と手元が安定してまっすぐ走る事が出来るようになったと思います。車の運転も同様に、手元を安定させるにはまずは「しっかりと前を見る」という事を頭に浮かべましょう。

そして、ハンドルを小刻みに動かさない事、これも重要です。カーブの途中でふらふらと動いてしまうと、事故の原因にもなります。「入り口が緩いが出口がきつい」といったカーブでふらふら動いて対向車線に飛び出してしまうと目も当てられません。
最後の、進入までに内側へ寄らない事も大事です。内側に先に寄ってしまうと、ハンドルを切り足す量が多くなるだけでなく、車の鼻先を普通よりも前に出さないと車の向きが変わらなくなります。また、仮に曲がれたとしてもカーブの出口で大きく外側へ膨らんでしまい、対向車との思わぬ事故の原因にもなります。

車の運転についてのおさらい

いかがだったでしょうか?今回は、車の運転についての紹介をまとめました。
とても長い記事になってしまいましたが、最後まで呼んで頂ければ幸いに思います。

ハンドル操作やペダル操作は、急激な動作を行わず、ゆっくりとソフトな始動が大事だと言うことが分かったと思います。これは、レーシングドライバーやラリードライバーも同様で基本的な動作は同じです。

皆さんも、この記事を参考に、一度車の運転について書籍やインターネットで基礎知識をおさらいしてみてはいかがでしょうか。

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