伝説のライトウェイトスポーツカー!ロータスヨーロッパの紹介!
2015/11/23
atelier1014
ロータス・カーズがヨーロッパなどのライトウェイトスポーツカー路線から、スーパーカー路線へ変更したリアルスポーツモデル、ロータス・エスプリ。そしていまでも色褪せないジウジアーロ率いるイタルデザインの真骨頂、ロータス・エスプリの魅力を紹介しましょう。
エスプリ(Esprit )は英国のロータスが生産していたスポーツカーです。ロータスがライトウェイトスポーツからスーパースポーツへ路線転換したモデルでする。
ロータス・エスプリは、エランやヨーロッパなどの1960年代までのライトウェイトスポーツと違って、スーパーカー路線へと変更するべく明確な上級志向を与えられて生み出された新世代のリアルスポーツカーでした。ジウジアーロによる直線と平面からなるシャープなボディを纏い、1975年10月のパリサロンに発表され「もっともエキサイティングで魅力的な、市販のイギリスのスポーツカーとしてはジャガーEタイプ以来のもの」と絶賛されました。。
1976年の初代モデルから、2004年の最終モデル“V8アニバーサリー”生産終了まで、28年間にわたり1万台以上が生産されました。
ロータス・エスプリ
LOTUS Europaの後継車として、翌1976年に初代モデルのS1(シリーズ1)が登場。極めて空力性能に優れたウェッジシェイプは、まさにジウジアーロならでは。今日でも旧さを感じさせず、「S1こそが最も美しい」とする愛好家の主張にも納得できるくらいの美しいフォルムだ。
ロータス・エスプリ
1978年にはマイナーチェンジを受けたS2が登場した。外観上の変更点はフロントスポイラーの追加、サイドシルのブラックペイント化、エンジン冷却のためリアクォーターにエアインテークを追加などである。
ロータス・エスプリ
1981年4月912型エンジンを積んだS3が発表された。ジウジアーロがデザインした中では最も熟成され完成度が高いエスプリとなった。
1986年に発表された1987年型から圧縮比10.9、172hp/6,500rpm、2.5kgm/5,000rpmの912S型エンジンに変更された。
ロータス・エスプリ
1987年秋ロンドンショーでHCとターボHCが発表された。従来のジウジアーロデザインに比べやや丸みを帯びた「ニューシェイプ」と呼ばれるボディはロータスのピーター・スティーブンスによるものである。
ロータス・エスプリ
こちらはターボ
ロータス・エスプリ
1992年のバーミンガムショーで発表された。エスプリベースのIMSA用レーサー、X180をベースに開発されたホモロゲーションモデルで、従来の直列4気筒2.2リットルをベースとしながら302hp/6,500rpm、38.9kgm/3,900rpmを出した
1993年のジュネーヴ・ショーで発表された。265hp/6,500rpm、36.1kgm/3,900rpm。内外装とも変更を受け、特にリアスポイラーの形状変更と17inホイールが目立つ。エスプリとしては初めてパワーステアリングを標準装備した。
ロータス・エスプリ
1996年、4気筒とは別系統として、3.5リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載した“V8”が登場。最高出力350PSを発揮した。
ロータス・エスプリの心臓部となるエンジンは、ロータス・エリートから流用したタイプ907といわれる2リッター水冷直列4気筒DOHC。ロータス・ヨーロッパのフレームを進化させたバックボーンフレームにミッドマウントされ、WEBER製45DCOEツインキャブと9.5の圧縮比により最高出力160ps/6200rpm、最大トルク19.4kg-m/4900rpmを発生。シトロエンSM用の5速MTを介して最高速度222km/h、0-400m加速15.0秒、0-97km/h加速6.8秒というパフォーマンスを発揮した。
ロータス・エスプリ
エリートから流用したタイプ907のロータス自製2リッター水冷直列4気筒DOHCエンジン
エクステリアはロー&ワイドに構えたスタイルはスーパーカーならでは。直線的でスクエアなフォルム。リトラクタブルヘッドライトは当時のスーパーカーの象徴でもあった。
ロータス・エスプリ
フロントウインドウにまで平面ガラスを用いたスタイリングは、まさにジウジアーロデザインの真骨頂。
ロータス・エスプリ
リヤはフロントとはうってかわって、厚ぼったいハイデッキタイプのリヤセクション。
コンセプトモデルではアルミニウム製であったボディは、エラン以降のロータス車と同様にFRPボディに変更された。
インテリアは落ち着いた色合いで高級感さえ漂う内装は、太いサイドシルをまたぎ、潜り込むように着座を強いられるところはスーパーカーらしい。多くのスイッチやメーター類が組み込まれたメーターナセルはドライバー側に向けられている。
ロータス・エスプリ
内装も独創的で、メータークラスターはドライバーを覆うようなデザイン。マイル表示のメーター類はイタリア製で、内装色に合わせて色が変わっていたようだ。本車両はグリーンのメーター。ブラウン基調の色合いにマッチしている。
ロータス・エスプリ
全高が1111mmと低い上、サイドシルが幅広なので滑り込むように着座するコクピット。
ロータス・エスプリ
助手席側も明らかにロー&ワイドな造作。ジウジアーロの独創的なデザインはここまでしっかり及んでいる。
ロータス・エスプリの新車価格は1,050~1,180万円だったようです。
中古車なら現在でも流通しているようです。1990年代モデルで300万円前後のようです。興味のある方は探してみてください。
ロータス・エスプリについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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