あなたはそのままにしてませんか？車のエアコンの総まとめ！

車の暖房機能はエンジン熱を利用している

車のエンジンは動き始めると高温になります。通常はオーバーヒートを起こさないように、ラジエーター冷却水を循環させて放熱し、サーモスタットでエンジンの温度を一定に保っています。

ヒーターはエンジンの熱で温まった冷却水をヒーターコアに送り込み、温まった空気をブロアモーターの風で室内に送り、温まる仕組みになっています。

車の冷房機能は少し複雑です

コンプレッサーで圧力をかけて圧縮した冷媒(エアコンガス)をコンデンサーに送り、エバポレーターに噴射されて一気に気化するときに、まわりの熱を奪う事で冷気が発生します。
ブロワモーターの風で冷気を室内に送ります。

室内の空気中の水分は、エバポレーターで凝縮されて水滴となるため、除湿されます。エバポレーターを出た冷媒(エアコンガス)は、再びコンプレッサーに戻って圧縮され、循環することで冷房のサイクルが完成します。

臭いの原因はカビ！

エアコンを切って車を駐車している間に、車内と外気の気温差から発生した水滴からカビ菌が繁殖し、それが臭いの元となります。

そのまま放っておけば、アレルギーや気管支ぜんそくなどの症状を引き起こす原因にもなってしまいます。

エアコン用スチーム消臭＆除菌剤を使用する

こちらはカー用品店などで入手することができます。

そのまま乗車すると気分が悪くなる方もいるようなので、一晩おくと良いと思います。

エアコンフィルターのない車では、スチーム洗浄剤の効果があまり感じられないそうですので、その場合はエバポレータの洗浄がおすすめです。

サーモスタットの故障

一番多い故障の原因です！

冷却水が多くエンジンに流れて暖房が寒かったり、逆にかなり熱い風がくることもあります。

冷却水の減少

車自体の故障につながる可能性も！

冷却水が何らかの理由で漏れてしまうと、暖房機能が落ちてしまいます。
冷却水の減少が原因の場合は、オーバーヒートなどのトラブルにつながってしまいますので、放置せず点検に出しましょう！

エアコンガスの不足や漏れ

カーエアコンが冷える為の燃料でもある冷媒(エアコンガス)が不足していたり、漏れたりしていると、冷えない原因になります。
ガスを補充しても、どこからか漏れている場合はすぐに冷えなくなります。

コンプレッサーの不具合

カーエアコンを作動させ、カチッという音の後コンプレッサーが動いているか確認します。
コンプレッサーはガスが不足すると動きません。

ガスが十分あるときは、コンプレッサーの修理や交換が必要になります。

車のエアコンで不安な事があれば

自己判断で行うのではなく、車の点検に出しましょう！放っておいたり、ガスを安易に補充したりした結果、車が壊れてしまい大きな修理代が発生してしまうことも！