日本を代表するヒストリックカー ハコスカ GT-Rってどんなクルマ?
2016/02/04
里ちゅーん
ハコスカは発売から50年近く経過しているにもかかわらず、今なお名車として愛好家が多い車です。そのハコスカをレストアによって新車並みによみがえらせて販売しているショップがあることをご存知でしょうか。あなたもレストアされたハコスカに乗ってみませんか?
今回はハコスカのレストアに関する様々な情報を紹介するのですが、レストアに関する情報を見る前に、ハコスカがどんな車なのかを紹介したいと思います。
さて、ハコスカとは一体どんな車なのでしょうか。
ハコスカはスカイラインシリーズの3代目で1968年~1972年に販売されていました。
プリンス自動車が日産との合併後初めて新規発売されたモデルで、基本の4ドアセダンボディ(C10型)とステーションワゴンボディの乗用車「エステート」(WC10型)と商用車「バン」(VC10型)が発表されました。
3代目スカイライン(C10型)にモデルチェンジしてからは「愛のスカイライン」をキャッチコピーに多くのカップルに支持されていたようです。
走りが良くて、愛する男女のデートにも使用できる快適性と豪華さを高次元で両立、実現したモデルとして1972年に追加設定されたのがスカイライン2000GT-Xでした。
今でも人気なのがGT-Rではないでしょうか。
実際、このGT-Rが一番レストア車両として販売されているのが多いような気がします。
このGT-Rはツーリングカーレースのために生まれたスカイラインで、発売3か月後のJAFグランプリでデビューウインを飾り、1972年3月には50勝を達成しました。
同年10月のワークス活動休止までに、スカイラインGT-Rは通算52勝、うち49勝は連勝という記録を打ち立て、スカイラインGT-Rの人気は不動のものとなりました。
ハコスカとはレース方面でも、デートカーとしても人気を博した不動の名車なのです。
では、この名車を現代で乗ろうとすると、どのように入手すればいいのでしょうか。
車屋で買えばいいのでは?とお考えの方、よーく思い出してみてください。
この車は50年近くも前の車です。きれいに保存されていたとしても、老朽化が進んでいることは否めません。
そこでハコスカをよみがえらせる手段として用いられるのがレストアです。
そのレストアの様子をご紹介します。
ここではハコスカのレストアの様子を見ていきたいと思います。
レストアとはどのように行うのでしょうか。
レストアの最初の工程としては外せるものはすべて外します。
専門ショップなどではフロアすらも外して行うことがあるようです。
そして錆や腐食を細かくチェックしていきます。
錆がある個所や傷んでいる個所は錆止めの補修を行ったり、板金したりしながら丁寧に補修していきます。
実はこの工程が大切で、この工程に手を抜くとせっかくレストアした車両でも寿命が短くなってしまうのです。
すべての補修が終わったら、錆止めを塗布し、塗装の下処理を行います。
そのあと内装や外装を塗装し、外していたパーツをリペアしたり、交換したりしながら組みつけていきます。
エンジンもそのままのせるか、オーバーホールしてからのせるかで変わってきますが、載せます。
省略した箇所もありますが、ハコスカのレストアが完成です。
一般的にハコスカをフルレストアすると500万円くらいだろうと言われているようです。
エンジンのオーバーホールやエアコンの換装などを頼むと1000万円くらいかかるとも言われています。
ここで、いくつかハコスカのレストアを取り扱っているショップをご紹介します。
レストアしたいと思っても、なにせ50年近くも前の車両なので、近所のショップではパーツの入手が困難だったりしてなかなか作業が進まないことがあるようです。
レストアを検討している場合は、専門ショップに依頼してみてはいかがでしょうか。
有限会社 スターロードは東京都江戸川区にあるハコスカ、ケンメリを中心としたレストア、販売の専門店です。
ホームページもあるので気になる方はアクセスしてみてください。
ハコスカ、フェアレディZ、240ZG 旧車販売 ティーバレー
ここは大阪市西成区にあるハコスカなど一部の特定車両のみを取り扱った店舗になります。
取り扱い車種を限定することでパーツ等が集まりやすく、ライン化して作業できるため、リーズナブルな価格となっているようです。
ホームページに詳しいことが記載されているので、ぜひアクセスしてみてください。
旧車・名車/ハコスカ・フェアレディーZ・GT-R の専門店
ここは愛知県岡崎市にある旧車・名車/ハコスカ・フェアレディーZ・GT-R の専門店RockyAutoです。
当時の新車が持つその良さをそのままに再現・復元することを大切にしてレストアされているようです。
ぜひホームページにアクセスしてみてください。
このように、ハコスカを中心としたレストアの専門店もあるようです。
ある程度の台数が集まっている専門店なら、一から部品集めをしなくて済む分リーズナブルであることがおおいのが現状です。
ぜひ、一度のぞいてみてください。
最後にレストアされたハコスカの販売価格を見ていきたいと思います。
ハコスカGT-Rの当時価格は150万円ほどだったそうなのですが、当時は初任給の月給が8000円ほどの時代ですので、今の価格に換算すると…
そう考えるとレストアされた車両の価格もある程度予想ができますよね。
では早速見ていきましょう。
スカイライン GT-R S20
外装レストア
S20エンジンオーバーフォール済
1780 万円(本体価格)
ハコスカ 2000GT R仕様 2016ノスタルジック2ディズ出展予定
外装・エンジンルーム・フロアー剥離のフルレストア
販売予定価格2300万円~ 仕様変更中
レストアされたハコスカの販売価格を見ていきましたが、やはりというべきか、想像以上の価格で驚きの連続でした。
ですが、50年近くも前の車を新車に近い状態で乗れると考えれば、夢のある価格なのかと思います。
もっとリーズナブルな車両もあるかと思いますので、自分の予算に見合うハコスカを探してみてください。
いかがでしたか。
ハコスカのレストア済みの車両の価格に驚いた方も多いのではないでしょうか。
しかし販売されてからの年数を考えるとプレミアがついていても納得ですね。
今なお名車として愛されているハコスカに興味がある方、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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