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サンバイザー。運転に便利な装置ですが、いろいろあるんですネ・・・

サンバイザーはご存知ですよネ・・・・?晴れた日中や西日の強い際に車を運転する時、無くてはならない装置ですが、法的に気を付けなければいけなかったり、製品それぞれに特徴があったりサンバイザーは奥深いんです。調べました。車の運転前にお読み頂ければ・・・・

『サンバイザー』とは・・・・

そもそもバイザーとは、日よけ用の帽子の「つばの部分」、もしくは西洋兜やヘルメットの「目を覆う部分」のことです。

それがサンバイザーとなると、スポーツバイザーと呼ばれる帽子のつばの部分を大型にした日よけ用の帽子の一種のことを言ったりします。

車のサンバイザーとは・・・・

一方、サンバイザー (Sun visor) とは乗り物(車)において、,ドライバーやオペレーターの目を太陽の直射から守り、視界を確保するために用いる日除けのことです。

今更でしょうが、サンバイザーについて解説すると「普段は(車の)フロントウインドシールドの上に保持され、日差しの方向へ の調整と使わないときは跳ね上げることができるもので、付帯機能として有料道路の通行券などを挟むことのできるポケットや、化粧直しなどに利用できる、照明付きのバニティーミラーを備えるものもあります。
カスタマイズの分野においては液晶モニターの小型が進んだことから、サンバイザーに設置する追加モニターも販売されています。

バニティーミラー

車のサンバイザーの種類

調べてみると、車に使用するバイザーには各種のものがあることが分かりました。
以下に分類して記します。

サンバイザー

まず『サンバイザー』ですが、これに関しては前述しましたのでここでは省略しておきます。

サイドウインドウ・バイザー

続いて『サイドウインドウ・バイザー』です。

車のサイドウィンドウ(ドアガラス)上方にある横長の雨除けのことです。ご存知の方は多いと思いますが、この言い方は知らなかったのでは・・・・?

大型のものはウエザーガードともいい、雨の日に窓を少し開けても水が浸入しにくくする装置です。標準的な車種には装着されておらず、ディーラーオプションの純正品もしくはサードパーティ製の別売り用品となっていることが多いようです。

メーター・バイザー(自動車)

自動車用の追加メーターのカバー「メーターフード」の中にも、日差しの反射による視認性の低下を防ぐ為の「日よけ」のパーツが設けられている場合があり、これらもメーター・バイザーと呼ぶ場合があります。

メーター・バイザー(オートバイ)

オートバイ(自動二輪車)のメーター周りを覆う小型の風防のことです。透明な樹脂性の物が一般的ですが、オフロード車両には不透明な物もあります。
大型の風防は「ウインド・シールド」として区別され、俗に言う「風防」とはこのタイプを指す場合が多いようです。基本的にはヘッドライトの上部(=メーターの前方)に固定されます。

サイド・バイザー(オートバイ)

オートバイの風除けのうち、運転者の前にあり横に張り出した部分を言います。
レッグシールドともいうことがあります。

ヘルメット・バイザー

四輪車用・二輪車用ヘルメットの「庇(ひさし)」・「鍔(つば)」の部分を言います。
ヘルメット・バイザーを単に「バイザー」と略す事もあります。

道交法とサンバイザー

道路交通法の関連法規に、道路運送車両法があります。
その法に、サンバイザーに関係する項目があります。

道路運送車両法の保安基準・第29条 3項 で、運転席側面ガラスは可視光透過率70%以上と定められています。
道路運送車両法の保安基準・第29条 4項 で、余計なものを貼ってはいけないともされています。

あたかもこの法によって、不適切なサンバイザーは取り締まられることとなりそうですが、実は実際に適用される法は、別のものです。

●道路交通法55条 2項「乗車または積載の方法」
『車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。』

という、こちらの方なのです。

警察庁は2006年の段階で、カーテンやサンバイザーが運転者の視野を妨げる積載物だと判断しています。
但し、カーテンは取付はOKで、閉めての走行はNGです。
で、2008年に交通事故被害者が国にカーテンの規制を要望しました。これは大型トラックが交差点で歩行者を巻き込む事故を想定しての要望だったんですが・・・・?!

2010年6月から、全国的に、トラックに限らず、カーテンやサンシェードの取締強化という事になりました。

ですから、特に運転席ウィンドウにサンバイザー、サンシェード、カーテンなどの細工をする場合には、留意が必要になります。

車のサンバイザーの値段

ここでは、価格別に市販されているサンバイザーを分類して掲げてみます。

●500円~2000円前後

偏光シール使用の普通自動車用サンバイザー
中型車用アクリルサンバイザー
取り換え型普通車用サンバイザー

●2300円前後~2500円前後
普通特定車種専用サンバイザー(光消臭効果付加)
4t~大型トラック運転席用サンバイザー

●3000円前後~4000円前後
昼用、夜用二段階サンバイザー
メーカー純正品サンバイザー

●6000円前後~7000円前後

偏光シールドサンバイザー
輸入車専用サンバイザー

というところでしょうか・・・・!

なお特殊な物として、自動調光機能付きサンバイザーを紹介しておきます。

取り付けは、クルマのサンバイザーに装着して使う、後付けのサンバイザーです。
価格は1万9800円です。
特長としては、大きく透明なプレートを組み合わせた形状でしょう。クルマのサンバイザーは単なる日除けだが、これは見通せるので視界は広いまま。しかも単なる透明なプレートではなく、周りの明るさに応じてプレートの色(濃度)を即座に変え、眩しさを抑えてくれるのです。

確かにサングラスをかけたままトンネルに入ると、目の前が真っ暗になり、見づらくなることがありますが、こうした問題をクリアした商品だと言えるのではないでしょうか・・・・?!。

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