軽自動車はどれを選べばいい？人気モデル徹底比較レポート！

現在、新車販売台数における軽自動車の比率は、4割を超えています。街を走っていても、様々なタイプの軽自動車が目につきますね。2015年4月の軽自動車税増税の影響は多少あるものの、軽自動車の人気は衰えることはありません。
そんな軽自動車の人気の理由は、低燃費と経済性はもちろんのこと、その個性的なラインナップにあります。子育て世代に支持されているトールワゴン、本格的なSUV、スポーツカータイプなど、実に様々な選択肢があり、選ぶのが難しいほど。ニーズに合わせて、できるだけ多くの車種を比較して選びたいですよね。今回は、各メーカーのイチオシ軽自動車の比較レポートをお送りしたいと思います。

スライドドアのついた車は、駐車場などで隣の車にドアをぶつける心配がないので、お子様のいるご家庭を中心に人気が高まっています。もちろん、軽自動車にもスライドドアのついた車種が数多く出揃っています。今回は、スライドドア採用の軽自動車を比較してみました！

ダイハツのタントは、軽自動車初の「ミラクルオープンドア」採用により、広い室内空間と利便性を誇るトールワゴンです。前後ともにドアを開くと、開口幅は1,490mmにもなり、乗り降りもラクラク。また、幅広いグレードにスマートアシストが用意され、時速4～30kmで作動する衝突回避機能、横滑り防止装置などが追加できます。安全への配慮が嬉しいですね。

【こんな方におすすめ】
・小さなお子様がいるご家庭
・荷物をたくさん積みたい方

ホンダのＮ-BOXは、圧倒的な室内空間の広さ、両側スライドドアの採用など、主に子育て世代に便利な機能満載で、発売以来大ヒットを続けている大人気の軽自動車です。2014年には、「マザーズセレクション大賞」を受賞しました。アイドリングストップシステムによる燃費向上、視界を広げる工夫など、運転のしやすさにも配慮した一台になっています。

【こんな方におすすめ】
・お子様のいるご家庭
・大人4人で使用したい方

スズキのスペーシアは、両側スライドドア採用。アイドリングストップを全車に標準装備し、低燃費を実現しています。2015年のマイナーチェンジで、「S-エネチャージ」を搭載。「全方位モニター」や「デュアルカメラブレーキサポート」も採用され、安全性能がさらにグレードアップしました。

【こんな方におすすめ】
・低燃費を意識する方
・安全性能を重視する方

以上の3台を比較してみると、燃費の良さではスペーシアがリード。室内空間の広さではN-BOX
が一番ですが、開口部の広さではミラクルオープンドア採用のタントが圧勝と、それぞれにイチオシポイントがあります。家族構成や使用目的によって、いろいろな観点で比較して選んでみてくださいね。

次に、トールワゴンを比較したいと思います。現在発売中の軽自動車のラインナップの中で、トールワゴンは激戦区となっています。男性向け、女性向け、ファミリー向けなど、多彩なニーズに対応するトールワゴンは、選ぶ際に最も迷ってしまいそうですね。比較レポートをご参考にしてください！

スズキのワゴンRは、93年の発売以来、安定した人気を維持している軽自動車です。トールワゴンの先駆けとも言えるワゴンRは、視界の広さや運転のしやすさに加え、現行車種はS‐エネチャージの搭載で、静かさと低燃費がさらにパワーアップしました。

【こんな方におすすめ】
・燃費の良さを重視する方
・メインの車として使用したい方

ダイハツのムーヴは、1995年の発売以来高い人気を誇り、ダイハツの看板車種となっています。人気の理由は、シンプルで洗練されたデザインに加え、衝突回避支援システムの搭載など、安全面への配慮がなされていることが挙げられます。ムーヴは女性に支持されているイメージがありますが、ムーヴカスタムは、男性が乗ってもキマる、かっこいいデザインになっています。

【こんな方におすすめ】
・走りを楽しみたい方
・安全性を重視する方

ホンダのN-WGNは、ホンダが発売する軽自動車「Nシリーズ」のうちの一台です。一見コンパクトに見えますが、後部座席の人も足が組めるほど、室内空間が広く設計されています。軽自動車で初めて、新・安全性能総合評価で5つ星を獲得。前後席すべてにエアバッグが採用されているなど、安心感を高める機能がいっぱいです。リアシート下に収納ボックスがあるなど、収納アイデアも満載。

【こんな方におすすめ】
・スライドドアは必要ないが、広い軽自動車が欲しい方
・収納スペースがたくさん欲しい方

以上のトールワゴン3台を比較してみると、軽自動車の中でも、特に走行性能や安全性能にこだわって開発されていることがわかりますね。軽自動車といっても、乗り心地や快適な走りにはこだわりたいもの。そういった観点から、多くの車種を比較して選んでくださいね。

SUVには乗りたいけれど、維持費は安く抑えたいというニーズに応えるのが、SUV軽自動車です。SUV軽自動車は、最近になって新型車が続々登場。今回は、そんなSUV軽自動車を比較していきます！

スズキのハスラーは、クロスオーバーSUVタイプの軽自動車です。斬新なデザインと機能性が受け、若い世代を中心に人気を呼んでいます。2015年12月にマイナーチェンジを行い、「S‐エネチャージ」をターボ車に採用しました。SUVに特化したスタイルが特徴で、荷室は水洗いが可能です。

【こんな方におすすめ】
・スポーツやアウトドアに使用したい方
・個性的でおしゃれな車に乗りたい方

ダイハツのキャスト　アクティバは、2015年10月に発売された、ダイハツ最新の軽自動車です。キャストには、キャスト　スタイル／キャスト　アクティバ／キャスト　スポーツの３つのバリエーションがあり、それぞれ異なるコンセプトのもとに開発されました。
キャスト　アクティバには、赤外線レーザーと単眼カメラを併用するスマートアシストⅡが採用され、緊急自動ブレーキを作動できる衝突回避の機能が充実しています。また、ボディカラーのバリエーションが豊富で、選ぶ楽しさを味わえます。

【こんな方におすすめ】
・アウトドアでガッツリ使うわけではないが、SUVに乗りたい方
・カラーリングにこだわりたい方

スズキのジムニーは、2015年現在、市販されている軽自動車の中では唯一のクロカン本格オフロード四駆です。1970年の発売以来、2回しかフルモデルチェンジをしていないことでも知られていて、いろいろな意味で唯一無二の車となっています。高い走破性能が評価され、海外市場でも絶大な人気を誇っています。

【こんな方におすすめ】
・オフロード走行性能や頑丈さを重視する方
・カスタマイズして乗りたい方

以上3台を比較すると、ハスラーとキャスト　アクティバは燃費も大差なく、どちらも新型車のため、おしゃれな内外装になっています。街乗りメインの方も、この2台ならかっこよく乗りこなせますね。
ジムニーは趣味と実用を兼ね備えた本格的モデルなので、実用性で選ぶならジムニー一択になりそうです。

最後に、個性派の軽自動車を比較してみたいと思います。軽自動車にはセカンドカーとして乗る方も多く、遊び心を満たしたいと思う方もいることでしょう。様々な個性を持った軽自動車を比較してみました！

スズキのアルトは、1975年から販売されており、2014年のフルモデルチェンジで8代目となったスズキのロングセラー軽自動車です。最大で37.0km/Lの低燃費を誇り、価格も80万円台からと、お得感満載の軽自動車となっています。

【こんな方におすすめ】
・初めて車を購入する方
・街乗り、買い物での使用がメインの方

ダイハツのウェイクは、2014年に登場したスーパーハイトワゴンです。全高は1,835mmにおよび、かなりのノッポスタイルです。スライドドア付の軽自動車の中でも、個性的なスタイルに仕上がっています。デザイン性だけでなく、ゴルフバッグを立てて収納できるラゲッジスペースや、シートが撥水仕様になっているなど、アウトドアでの使用や車中泊にも適した設計になっています。

【こんな方におすすめ】
・趣味や遊びを第一目的にしたい方
・車中泊をする方

ホンダ50周年を記念して開発され、2015年に発売されたS660は、軽自動車規格ながら本格的なスポーツカーに仕上がっています。2人乗りのオープンカー、収納もなしと、純粋に走りを楽しむためのクルマといえそうです。趣味性が高く、中高年層を中心に、セカンドカーとして高い人気を集めています。

【こんな方におすすめ】
・低価格のスポーツカーが欲しい！という方
・ファミリーカーとは別に趣味に使える車が欲しい方

軽自動車の人気モデルを中心に比較レポートをお届けしてきましたが、いかがでしたか？一口に軽自動車といっても、多種多様なデザインやタイプがあり、どの車にするか迷ってしまうこともあります。そんなときは、人気ランキングから比較して選ぶ、ニーズから比較して選ぶ、予算から比較して選ぶなど、様々な観点から検討してみましょう。今回ご紹介したメーカー以外に、日産や三菱なども軽自動車を販売していますので、こちらもぜひ比較の対象に入れてみてください。もちろん、実際にディーラーに足を運んで話を聞くことも大切ですね。たくさんデータを集めて、満足できる一台を手に入れてくださいね。