記事ID10112のサムネイル画像

FF車(前輪駆動)てどうなっているのでしょう?そのシステムについて

FF車(前輪駆動)について、車には大きく分けて5つの駆動方式(FF・FR・MR・RR・4WD)があります。その中でもFF車(前輪駆動)の長所と短所を簡単に紹介します。FF車とは?分からない方にも分かりやすく情報をまとめました.

FF車(前輪駆動)どの様なシステム?

前にエンジンがあり、前のタイヤが動くということになります。

FF車(前輪駆動)フロントエンジンフロントドライブですが、前後の車輪のうち前方の車輪を駆動する方式である。自動車では駆動輪に近い車体前方にエンジンを搭載されたものが多く、その場合はフロントエンジン・フロントドライブ方式(Front-engine Front-drive)、略してFF方式とも呼ばれる。

FF車(前輪駆動)

FF車(前輪駆動)

FF車(前輪駆動)の歴史

FF車(前輪駆動)は何時ごろから作られているのでしょう?

FFは自動車史の初期から作られていましたが、日本の自動車史を見ると最初はFRが主流でした。日本で初めてFF方式を採用したのは1955年に登場したスズキ スズライトSS。

FF車(前輪駆動)  スズライト

スズライト登場後も日本車ではFRが主流。またスバル 360(1958年)、三菱 500(1960年)マツダ キャロル360(1962年)などはRRの駆動方式を採用しました。一方、スズキは軽自動車のフロンテ(1962年)、小型車のフロンテ800(1965年)をFFで生産。ただ、フロンテは2代目以降はRRへと駆動方式を変更しました。

FF車(前輪駆動) ホンダN360

1965年以降。ホンダはN-ONEのモチーフにもなっているN360(1967年)でFFを初採用、日産は1970年発表のチェリー、トヨタは1978年登場のターセル/コルサでFFを初採用しました。

FF車(前輪駆動) 日産チェリー

FF車(前輪駆動)  トヨタコルサ

当初は小型車が多かったFFですが、だんだんと大型モデルでも採用されるように。1985年にはトヨタ クラウンや日産 セドリックと同クラスとなる初代ホンダ レジェンドがFFで登場しました。

FF車(前輪駆動) ホンダレジェンド

FF車(前輪駆動)のメリットは?

わだちに嵌った時でも脱出しやすい

一般的にフロント荷重(軸重)の方が大きいので駆動トルクがかかりやすい

曲がりやすい

駆動軸に荷重がかかっているので、急な坂道以外で発進しやすいし、カーブも曲がりやすいです

FF車(前輪駆動)とFR(後輪駆動)

燃費が良いです

燃費が良いです。これは駆動部品が少ないので抵抗が小さいことと、車重が軽くなることが原因です。
プロペラシャフトや後輪のデフがないので、車内の床に出っ張りがなくなります。

雪道の場合

雪道の場合4WD>FF>FR>MRと段々条件が悪くなります。

雪道以外でも、FFはコーナリングなどで、前輪が車を引っ張ってくれますので、安定したコーナリングが可能です。

FF車(前輪駆動)チェーン装着

FF車(前輪駆動)のデメリット

不利なレイアウト

駆動輪と操舵が両方、前輪になる為、フロントの重量アップ、タイヤへの負担が大きい事でしょうか。ハンドリングでは不利なレイアウトといわれます。

タイヤの寿命

操舵(ハンドル切って方向を変える)と駆動(クルマを走らせること)を前輪 が引き受け、後輪は空回りしているだけなのでタイヤの寿命は前輪のみが極端 に短くなります。

FF車(前輪駆動)のタイヤローテーション

FF車(前輪駆動)ハイブリッドシステム

小型かつ軽量なハイブリッドシステム

技術の仕組み
1つのモーターと2つのクラッチを組み合わせたハイブリッドシステム「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」が、小型で軽量なFF車専用ハイブリッドシステムを実現しています。エンジンとモーターの間に「クラッチ1」を、モーターとCVTの間に「クラッチ2」を設置。「クラッチ1」のON/OFFを選択することで、状況に応じてエンジンとモーターを使い分け、効率の良い走りを実現しています。

日産FF車(前輪駆動)ハイブリッド

日産のハイブリッドシステムは1モーター2クラッチ式が特徴。これは、エンジン始動から走行、減速時の回生までを1個の電気モーターで済ませ、惰性走行やEV走行時はエンジンを瞬時に切り離して抵抗負荷を限りなくゼロにして燃費を稼ぐシステムだ。

トヨタのTHS(2モーター方式)に比べてコンパクトなうえ、クラッチ締結状態なら通常のガソリン車と変わらず、スロットルに対する応答性も高い。プリウス対抗車に搭載される電池はリーフなどで評価の高い自慢のリチウムイオン式。

トヨタFF車(前輪駆動)ハイブリッド

発進時は低回転域から最大出力を出せるモーターの強みを生かし、低走行もモーターがこなす。速度が上がると燃費効率が高いエンジンを使用。エンジンで発生するパワーを使い切れない場合は電気に変換してバッテリーを充電する。強い加速が必要なときには、モーターとエンジンを併用し、1クラス上の動力性でスムーズに加速する。

【日産】 FF車用 ハイブリッドシステム

いかがでしたでしょうか?
FF車(前輪駆動)についてまとめてみました。
今まで分からなかった事、FF車購入時の知識として参考にしてください

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ